異世界へlet's go!!(歌奈編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
歌奈はノーネームを自分の部屋に連れ出した。
十六夜「何の用だ?」
歌奈「うん。今回のゲームのやり方を教えとこうと思ったの。」
黒ウサギ「それでみんなで集まって解くんですよね?なら、ここではなくてもいいのでは?」
歌奈「その必要はないよ。」
ジン「どう言う事ですか?」
歌奈「えっ。」と意外そうな顔をした。
歌奈「だって、考えなくてももうすべて言ってるじゃん。」
その場の全員は驚いた。十六夜は7割方解けていたが、まだ全て解けてなかったからだ。
黒ウサギ「それって、この謎がもう分かったのですか!?」
歌奈「うん。まず、
『ラッテン』はドイツ語でネズミ。つまり、ネズミと人心を操る悪魔の具現。
『ヴェーザー』は地災や河の氾濫。地盤の陥没などから生まれた悪魔の具現。
『シュトルム』ドイツ語で嵐。暴風雨などによる悪魔の具現。
『ペスト』斑模様の道化が黒死病の伝染元であったネズミを操ったことから推測。黒死病による具現。
そして、偽りの伝承・真実の伝承が指す物は1284年6月26日のハーメルンで起きた事実を、3人の悪魔から選択すると考えられる。
ここまでは分かった?」と確認を取った。
ジン「分かりました。しかし・・・。」
歌奈「まだ、説明は終わってないよ。
それで、『真実の伝承』と『偽りの伝承』なんだけれど、誰が『真実の伝承』だと思う?1人だけだよ。」とヒントを言った。
黒ウサギ「分かりません。」と全員の代表として、言った。
歌奈「順番に整理するよ。ラッテンだけど…その人はそもそもグリム童話に描かれた伝承と違う悪魔のことだよ。だから除外しても良いよ。次にヴェーザーだけど…これはヴェーザー川をさすなら、ヴェーザー川が関係する真相は『天災』だよ。シュトロムは『天災』を指し示す偽物だよ。だから、除外しても良いよ。ペストは・・・この碑文ではそもそも限られた時間内に・・・・130人の子供が死ななければならない。ペストでは時間の調整が難しいから除外で良いよ。なら、『真実の伝承』は分かったよね。」
十六夜「そうか!『ウェーザー』だ。つまり、第2の勝利条件は『ウェーザー』を倒せば良いのか。」
歌奈「うん。それだけではなく、もう1つはこの祭りにある鏡を割ることだよ。」
レティシア「どうしてだ?」
歌奈「祭りにある鏡はハーメルンの笛吹きにまつわるステンドグラスが100枚以上出展されてるよ。誰が置いたのかは分からないけどね。だから、その鏡にある『ヴェーザー川のステンドグラス』以外を砕いて、『ヴェーザー川のステンドグラス』を掲げるんだよ。」
黒ウサギ「確かにそんな話もありました!」
歌奈「それと白夜叉も言おうとしていたことだけど、白夜叉を封印方法は『太陽を隠す』のと同じだよ。」
ジン「どう言う事ですか?」
歌奈「黒死病(ペスト)と言う疫病が流行ったのは14世紀の寒冷期だよ。それにネズミが媒介することは世界でも知っていた。その原因は太陽が寒冷期に入って世界自体が寒冷期に入ったからね。それをもとに白夜叉を封印したんだよ。それに、『黒死病』と『ハーメルンの笛吹き』と合わないよね。だから、これらを全てまとめる結論は、『童話上のハーメルンの笛吹き』でも、『本物のハーメルンの笛吹き』じゃないんだよ。分かってもらえたかな?」
ジン「うん。これですべてが繋がった。」
黒ウサギ「これだけの量を1人で覚えていたのですか!?」
歌奈「時間さえあれば、覚えられるよ。」
十六夜「すごいな、お前は。」と今度戦おうかと思っていた。力だけではなく、知恵としても。
ノーネームは謎が解けた。っと言うよりも歌奈がノーネームに言っただけだけど。
十六夜「いつ?解けていたんだ?」
歌奈「契約書を見て、すぐに分かったよ。ただ、一旦白夜叉の所に行って、ラッテンの登場が早かったから。すぐに言えなかったけどね。」
ノーネームは驚いた。契約書を見ただけで、あっと言う間に一瞬で解けて、さらにルール上でも不備・不正がない事も分かっていたからだ。
ジン「では、なぜ解けておきながら、自分たちに不利にさせたんですか?」と質問した。
この事を知っているなら、ゲームを中止しなくても良かったのだからだ。
歌奈「だって、簡単にゲームが終わったら、主催者がかわいそうでしょ。それに主催者側に有利な条件を与えても、プレイヤー側がクリアできないことはないでしょ。例外もあるけどね。」と言った。
まるで、勝てることが確定していたかのような言い方だった。ノーネームはもう言葉がなかった。その事をサラマンドラにも言った。さすがに歌奈がすぐに解いたことも驚いたらしい。当日になるまで、部屋にいた。
さて、謎解きはこういう感じでいいんですか・・・?
歌奈「分からないけど、良いんじゃないの?色々と省いているように見えるけど。」
はぃ・・・。神話については聞くことが多いのですが、知っている範囲が少ないので・・・。
知っていても、細かな事情は理解できていません・・・。
歌奈「・・・・少し強引な気がするけどね・・・・。」
そうですよね、やはり・・・。
歌奈「さて、そろそろ戦いたいなぁ。」
はい。もう少しで戦えます。
では、また次回。