異世界へlet's go!!(歌奈編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
歌奈と羽菜はそれぞれ授業を終え、昼休みに外のベンチで合流した。昼食しながら、歌奈は羽菜に話しかけた。
歌奈「お疲れ~、羽菜ちゃん。」
羽菜「歌奈ちゃんもお疲れです。」
初日とはいえ、フルタイムだからだ。まぁ、2人はそれくらいで疲れはまったくしないが・・・。すると、歌奈はランクについて質問をした。
歌奈「聞きたいことがあるんだけど、ランクがこんなに離れたら、一緒にいない方が良いんじゃないかな?」
羽菜「いえ、この世界は差別されている訳ではないので、大丈夫です。多少の嫉妬はあるぐらいです。」
歌奈「分かった。」
ランクによる差別があるとなれば、周りからはあまりいい印象を受けない。しかし、差別がないのなら、一緒にいられる。
歌奈「あと、噂なのかは分からないけど、今日、武偵がチャリジャックを巻き込まれた武偵を助けた時、巻き込まれた人が2人もいるらしく、安否は今でも不明らしいよ。」
羽菜「それは私も聞きました。歌奈ちゃん、その事件は武偵殺しがしたみたいですよ。」
歌奈「その2人は大丈夫かな?」
羽菜「それは分かりません。生きていることを祈りましょうか。」
歌奈「そうだね。」
羽菜と歌奈は祈りながら、ランチをしたのだった。帰る頃に歌奈と羽菜は合流して、帰ろうとした時、誰かが話しかけてきた。
?「そこのあんた!」
歌奈と羽菜は振り返ると、朝の男女が声をかけていた。
歌奈「何~?」
アリア「何じゃないわよ。大丈夫だったの!」
羽菜「貴方たちは朝の。」
キンジ「はい。えっと、怪我は大丈夫だったんですか。」
羽菜「大丈夫です。」
アリア「本当に!」
歌奈「そうだよ。とりあえず、私は1年生の吉葉 歌奈です。」
アリア「私は2年の神崎・H・アリアよ。」
羽菜「私は1年の佳与 羽菜です。」
キンジ「俺は2年の遠山 キンジだ。」
アリア「いきなりいなくなるから、びっくりしたわよ。」
歌奈「私はいきなり自転車が突っ込んできたから、びっくりしたよ。」
キンジ「びっくりでは済まないと思うんだけど、痛くはないのか?」
歌奈「うん。私も羽菜ちゃんも痛くないよ。」
アリア「良かった~。」
2人の状態に異常がないことに安心をした。
キンジ「後で先生にも言って置かないといけないな。クラスの子たちにも。」
羽菜「何かあったのですか?」
キンジ「何かって言われても、朝の事をクラスに口を滑られて、先生に報告したから、学校中に『登校中に武偵殺しに会った武偵が周りの人を巻き込んだ』という噂が広まってしまってな。」
歌奈&羽菜「・・えっ。」
その事を聞き、驚いた。その2人が自分たちのこととは思わなかったのだ。
歌奈「じゃあ、噂の被害者の2人って、私たちのことだったの!」
キンジ「お前らが自覚ないとは・・・。」
羽菜「心配をお掛けしまい、すみません。」
キンジ「大丈夫ですよ。巻き込んですみません。」
羽菜「そこは私も大丈夫ですよ。」と和解した。
アリア「それでどうやって助かったのよ。」
歌奈はどうやって言おうか悩んだ。
羽菜「避けて、河に落ちて、そのまま流されて、離れた所に着いたんです。」
キンジ「爆風で河が乱れてたからな。」
アリア「まぁ、無事なら良いわ。」
歌奈「じゃあ、これで帰るね。」
アリア「まだ、話は終わってないわよ。」
歌奈「?」
アリア「あんた、私のドレイになりなさい。」と羽菜に指をさした。
どうやら羽菜がSランクなのを知っているようだ。
キンジ「他の人も巻き込むなよ。」
アリア「だからよ。」
キンジ「そこはパートナーだろ。」
羽菜「パートナーですか・・・。良いですけど、歌奈ちゃんは?」
歌奈「いや。」と拒否した。
羽菜「なので、やめときます。」
アリア「何でよ!」
歌奈「羽菜ちゃんと一緒にのんびりと暮らしたしね。」
キンジ「のんびりとはできないと思うが・・。らしいぜ、アリア。」
アリア「認めない!」
羽菜「歌奈ちゃんも一緒にするのはどうでしょうか?」
アリア「不安だから、無理。」
キンジ「アリア、無茶な要望は止めとこう?」
アリア「無理、どうやったら、パートナーをしてくれるの!」
歌奈「う~ん。じゃあ、私と戦って、私が降参したら、良いよ。」
キンジ「ちょっと待て!君たちの学科とランクは!」
歌奈「私は通信学部の情報科でEだよ。」
羽菜「私は通信学部の通信科でSです。」
キンジ「なっ!」
アリア「専門外なら、私の勝ちね。強襲学部の強襲科でSよ。」
キンジ「この流れで俺か。俺は探偵学部の探偵科でEだ。2人ともアリアの思っているほどじゃないぞ。」
アリア「最初は勘だったけど、それでも片方が専門外でもSなら、あのことは説明ができる。」
歌奈「何かひどいことばっかり言ってない。」
羽菜「しょうがないよ。これでも優しい人ですよ。」
アリア「だから、降参しなさい!」
歌奈「いや。戦う前から、降参は嫌だよ。」と拒否した。