異世界へlet's go!!(歌奈編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
結果は希望通りになった。
歌奈はついさっき能力を封じられたので、“時空”が使えないが、気を入れて、無理やり“時空”を使い、物を数ミリ程度に動かせた。やはり封じられた能力を使ったのか、少し疲れ果てるほど身体がだるくなったようだ。モノを動かせたことが評価になり、『座標移動』に認定された。
羽菜の方も何かをするフリをし、判定してもらった。能力的な所は判明せず、『無能力者』と認定した。
後に、無理に“時空”を使用したことに歌奈に説教をした。しかし、頼んだのは羽菜のはずなのだが・・・。
するべきことを終え、家に戻ると歌奈は騒いだ。
歌奈「お腹空いた~!」
何故こんな事になったのか、羽菜からまだこの世界の料理を食べないように強制するほど止められていたのだ。
羽菜「ハァ~。歌奈ちゃんは“発明”で創った薬があるんですか?」
歌奈「あるよ。」
すぐに2階に駆け上り、中位の箱を取りに来た。羽菜がその中を見ると、色んな薬があった。きちんと大雑把に棚のように分類されているし、1種類ごとに小袋にも入れてあった。
羽菜「こんなにいっぱい・・・・・。」
歌奈「あらかじめに色んな種類を大量に創っておいたんだよ。ちゃんと飲んでも身体への後遺症の影響はないよ。」
つまり、創ろうと思えば、何でも作れるのだろうか・・・。しかし、それをしないということは、あまり変な薬は創りたくはないのだろう。
羽菜「じゃあ、“激薬で作られた食べ物などを食べても影響がない薬”はあるんですか?」
歌奈「これだよ。」
ある枠に分けられている中に子袋を取り出した。その中に一粒の薬を取り出した。
歌奈「持続効果は一生だけどね。」
羽菜「そうなんですね。それなら、安心です。ですが、『効果を切る薬』はないですよね。」
歌奈「それがあるんだよ。」
別の薬を取り出した。
歌奈「これを飲めば、どんな薬でも強制的に効果が切れるんだよ。保険として、念のために創っておいたんだよ。いくら後遺症がないように創っているけど、稀に失敗する薬があるからね。」
さらっと恐ろしいことを言ったが、能力の性能ということで気にしなかった。
羽菜「なら、問題はないでしょう。この世界の食べ物は能力開発のため、劇薬で作られている食べ物があるんです。変化がない人もいますが、少なからず影響はあると思いますので。」
歌奈「分かった。じゃあ、これを飲むね。」
取りだした一粒を手にし、飲んだ。特に見た目は変わらなかった。
歌奈「これで大丈夫だよ。」
羽菜「分かりました。しかし、今日はもう遅いので、家にある物で済ませておきましょう。」
歌奈「は~い。」
これでようやく晩御飯を食べられることに歌奈はうれしかった。今日はもう遅いため、眠った。