異世界へlet's go!!(歌奈編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
キツイことを言うかもしれません。
そういう話になりました。
それでは、どうぞ!
その後、ゲームクリアとして、黒ウサギは“水樹の苗”をもらった。
黒ウサギは「見てください!こんなに大きな『水樹の苗』を貰いましたよ!これでもう、他のコミュニティから水を買う必要もありません!子供たち、みんな大助かりです!」と大喜んでいた。
歌奈「良かったね。」。
十六夜「そうかいそうかい。喜びついでに1つ聞いても良いか?」
黒ウサギ「どうぞどうぞ♪」と返事した。
しかし、十六夜が言ったのは黒ウサギにとっては言われたくない事だった。
十六夜「黒ウサギ、お前何か決定的な事をずっと俺たちに隠してるよな?」
黒ウサギは「!」と驚いて、髪を桜色から艶へ戻った。
歌奈もそれには驚いた。
十六夜「答えろよ。お前はどうして俺達を
黒ウサギ「それは、オモシロオカシク過ごして頂こうとしたのです・・・・。」
十六夜「いや、それは違うな。あくまでも勘だが、黒ウサギのコミュニティは弱小のチーム、もしくは訳あって衰退したコミュニティなんじゃねぇのか?」
歌奈「本当なの?」
黒ウサギ「・・・・はい。」
黒ウサギは今のコミュニティの状況を説明した。
黒ウサギ「・・・十六夜さんの仰るとおりです。現在、私達のコミュニティは生活が不安定です。」
歌奈「・・・・。」
黒ウサギ「先ほどお話ししたコミュニティは、大小あれど一つの国のような存在なのです。それ故に、活動する上で“名”と“旗印”を申告しなければなりません。」
十六夜「“名”と“旗印”?それは国名と国旗みたいなものか。」
黒ウサギ「Yes, その多くは領土の誇示に使われます。数年前まで私達の旗印は東区画のいたる所で掲げられ、輝かしい栄光を誇っておりました。」
歌奈「・・・。」
黒ウサギ「・・・・ですがある日、・・・私達は敵に回してはいけないものに目をつけられてしまいました・・・・。そして、 たった一夜にして・・・・私たちのコミュニティは壊滅させられたのです・・・。」
歌奈と十六夜は(一夜で滅ぶほどの力がコミュニティにあるのか。)と思っていた。
十六夜「原因は何だ?」
黒ウサギ「私達が目をつけられたもの・・・。それは、箱庭に起こる、最強最悪の天災―――――“魔王”です。」。
十六夜は少し目をキラキラさせていた。
そして、今まで黙っていた歌奈が口を開いた。
歌奈「その“魔王”は手に負えないほどなの?」
黒ウサギ「いいえ。“魔王”は“主催者権限(ホストマスター)”が持つ特権を乱用に扱う者です。なので、力の上下はあります。しかし、“魔王”の中でも強力なのコミュニティに目をつけられたのです。」
十六夜「その魔王は面白いな。おい!」
黒ウサギ「十六夜さんたちが思っている“魔王”ではありません。それに“魔王”は“主催者権限” という特権階級を持つ修羅神仏で、挑まれたら最後、誰もゲームを拒否することはできません。そして、全力で対抗したのですが、結果は惨敗。ギフトゲームに破れた私達のコミュニティは“名”と“旗印”を奪われ、“ノーネーム”となったのです・・・・。」
十六夜「つまり、“名無し”か。」
黒ウサギ「Yes、現在は中核をなす仲間達は1人も残っていません・・・・。ギフトゲームに参加できるのは現リーダーであるジン坊ちゃんと私、黒ウサギだけ・・・。後の120人あまりは10歳未満の子供達ばかりなのですよ・・・。」
十六夜「じゃあ、お前がゲームに参加すれば、いいじゃねえか。」
歌奈もそこは同じように考えていた。
しかし、黒ウサギは「残念ですが、それもできません。黒ウサギを含むウサギたちは皆、“審判権限”と呼ばれる権限を所持していることはご説明いたしましたよね?」
十六夜「あぁ、目と耳が箱庭の中枢と繋がってるから、反則できないんだったか?」
黒ウサギ「Yes、“審判権限”を持つ者が審判を務めるゲームでは“ルール違反=即敗北”となるため多くのゲームで必要とされています。ですが、“審判権限”の所有者は代償として、ある致命的な“縛り”がございます。」
歌奈&十六夜「縛り?」
黒ウサギ「はい。ひとつは『ギフトゲームの審判を務めた日より15日間はゲームに参加できない。』事、ひとつは『【主催者ホスト】側からの許可を取らねばゲームに参加できない。』事、ひとつは『箱庭の外で行われているゲームには参加することが出来ない』事です。」
それは現実的に考えるとほぼゲームの参加は不可能だろう。
だから、それを踏まえた上で、黒ウサギは審判の仕事を優先しているのだろう。
黒ウサギ「黒ウサギの審判稼業はコミュニティで唯一の稼ぎでしたから・・・。必然的にゲームに参加する機会も少なかったのです。」と言った。
十六夜は笑顔で「崖っぷちだな!」と言った。
黒ウサギも無理して、「ホントですね!」と笑顔で言ったが、一気に凹んだ。
黒ウサギ「それでも、私たちは皆必死で生きています。子供達は毎日遠くの川まで水を汲みに行き、住む所以外は作物すら根付かない死んだ土地だというのに・・・。」
十六夜は「そんなに酷い状況なら、いっそのこと潰して新しくコミュニティを造っちまえばいいんじゃないか?」と思いながら言った。
歌奈も同じく思った。
黒ウサギが「それはダメです!」と反論した。
十六夜「何でだよ。」
黒ウサギ「私達は!・・・・仲間達が帰ってくる場所を守りたいのです!そしていつの日か、“魔王”から“名”と“旗印”を取り戻しコミュニ ティの再建を果たしたいのです!そして、そのためには十六夜さんたちのような強力な力を持つプレイヤーに頼るほかありません!お願いします!私達に力を貸してください!」ともう泣きそうになっていた。
黒ウサギ(ここで断られたら、私たちのコミュニティは・・・。)
十六夜は小声で「ふぅん・・。“魔王”を相手にコミュニティの再建か・・・。」と言った。
歌奈「・・・。」
十六夜「・・・いいな。それ。」
黒ウサギ「え?」
十六夜「『え?』じゃねえよ、協力するって言ったんだ。もっと喜べ黒ウサギ。」
黒ウサギ「で、ですが・・・。」
十六夜「“魔王”相手に“旗”と“誇り”を取り戻す。あぁ・・・、ソイツはとてもロマンがある。協力する理由としては上等な部類だろ?」
黒ウサギ「じゃあ!」
十六夜「まぁ、せいぜい期待していろよ、黒ウサギ。」
黒ウサギ「ありがとう・・・ございます。」と髪が桃色になった。
黒ウサギは安心した。
十六夜は「歌奈は・・・。」とその続きを言おうとした。
歌奈「黒ウサギ、今のコミュニティの現状は分かったよ。でもね、それを隠して、私たちを招き入れるのはね。幾ら“ジャッジマスター”の黒ウサギでもそれはしてはいけないよね。」
黒ウサギは「は、はい。」と言い、髪の色が戻った。
歌奈「なら、私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
黒ウサギは「えっ!」と絶句した。
歌奈「人を騙すコミュニティは入りたくない。」
黒ウサギ「・・・・・すみません!でも、あなたの力も必要なんです!」
歌奈「ハァ~。じゃあ、何で私たちにこの事を黙っていたの?『聞かれなかったから』という理由はナシね。」
黒ウサギ「それは・・・・。」
歌奈「なら、やっぱりでしょ。だから、入らない。」
十六夜「歌奈、そこまでにしろ。」
歌奈「分かりました。では、私はこれで失礼します。」
黒ウサギ「! 待ってください!」
歌奈「あまりしつこいですと
黒ウサギ「・・・・。」
歌奈「なら、条件を付けましょう。」
黒ウサギ「条件・・・。」と反応した。
歌奈「はい。私は黒ウサギの
十六夜「それって無所属じゃねえか。」
歌奈「はい。元々何処にも所属する予定はなかったので。黒ウサギがこんな真似をしなかったら、黒ウサギのコミュニティに入るかもしれなかったのですが。一応、確認はしますが、無所属でも問題はないよね。もちろん、偽りなしで答えてね。」
黒ウサギ「はい。大丈夫です。」
十六夜「別に黒ウサギに味方して、言うわけじゃないが、土地や金はどうするんだ?」
歌奈「問題はありません。金も稼げば、最小限の生活は出来るので。」
十六夜「分かった。」
歌奈「さて、続きですが、条件は私は
黒ウサギ「えっ!」
歌奈「さすがにあの話を聞いて、かわいそうだとは思いました。」
十六夜「その中間として、その結論になったのか。」
歌奈はいつもの調子に戻って、「そうだよ。」と言った。
歌奈「だから、よろしくね、黒ウサギ♪」
黒ウサギはこのまま手伝ってくれないと思っていたが、最終的には再建を手伝ってくれる事になったので、「ありがとうございます!」と髪を桃色になりながら、お礼を言った。
まぁ、歌奈は
今回はこれで終わります。