異世界へlet's go!!(歌奈編)[一時凍結] 作:無の空間の存在維持
では、どうぞ!
黒ウサギ達は白夜叉に状況を説明をした。
白夜叉「それで、水神を『決闘』で倒したのはそこの小僧が倒したことやさっそくゲーム参加などと分かったが、今回の用事は何じゃ?」
黒ウサギ「ギフト鑑定です。」
白夜叉「よりにもよって、ギフト鑑定か?分かった。乗ってやろう。」と目を逸らした。
どうやら専門外らしい。
十六夜「質問良いか?」
白夜叉「何じゃ?」
十六夜「ここの説明は分かったが、白夜叉はどれくらい強いのか?」と興味津々に聞いた。
その質問に察したのか、白夜叉は少し微笑んだ。
白夜叉「私は東側の階層支配者。つまり、フロアマスターじゃぞ。」と口角を少し上げながら、言った。
十六夜「そうか。分かった。」
十六夜と飛鳥と耀は立ち上がった。
黒ウサギ「駄目ですよ。」
歌奈「そうだよ。それにお腹を蹴られたんだから。」と心配をした。
白夜叉「お主は優しいな。じゃが、それは心配無用じゃ。わしも少し飢えているのじゃ。だから、受けるぞ。じゃが、お主が選ぶのは『挑戦』か、もしくは『決闘』か?」
白夜叉はそう言いながら、ゲーム盤に移動させた。
そこは白い雪原、凍る湖畔‥水平に太陽が廻る世界だった。
問題児3人「「「なっ!」」」
歌奈「わぉ~。すごい。」
白夜叉は「私は〝白き夜の魔王〟。太陽と白夜の星霊・白夜叉だ。“挑戦”なら遊んでやるが、“決闘”は別だ。誇りと名に賭けて、するぞ。デスゲームだと例えればよいがな。」と威圧を出した。
その事に1人だけ除いて、緊張が走った。
白夜叉「では、もう一度問うぞ。お主らが望むのは試練への〝挑戦〟か?それとも対等な〝決闘〟か?」と再確認をした。
結果は誰も“決闘”を望まなかった。ただ、白夜叉は1つ気になることがあった。
白夜叉「少し悪い言い方だが、お主は他の人とは違って、優しいが、その割には驚愕しなかったな。それと緊張感も見られなかったな。」と疑問に思っていた。
そう、歌奈だけは全く、緊張など走っていなかった。いつものの調子のままだった。
歌奈「だって、知ってるもん。こういう場所を。」と意味深を言った。
このことに全員が疑問だった。まるで、様々な場所を渡り歩いたかのようだった。もしくは、この世界と少し似た世界に住んでいたかのようだった。
白夜叉「どう言うことじゃ?」
歌奈「ごめんね。初対面やまだ付き合いが長くないからこれ以上言えないんだ。言えることはこの先は私にとっては『黒歴史』ってことだけ。」と表情を暗くした。
これ以上のことは聞かないほうがいいと全員が思った。
白夜叉「分かった。さすがに初めて会う人や付き合いが短い人には言いづらいじゃろう。」と追及はしなかった。
黒ウサギ「歌奈さん・・・。」と続きに慰める言葉を言おうとしたが、下手に慰めると逆効果と知っているので、その後に続く言葉は何も言えなかった。
この状況が続くのはマズイと思ったのか、白夜叉はすぐに話を切り替えた。
白夜叉「では、始めよう。丁度、お主らに良いのがあるからな。そやつに試すと良いぞ。」と呼び、ギアスロールを出した。
つまり、“挑戦”が始まった。
ルールは白夜叉が用意したグリフォンに乗って、行って戻ってくるまでこの寒さに耐えられ、グリフォンに認められることの勝負だった。
結果は耀が何とか耐え抜いた。
そして、白夜叉は「これが鑑定結果だ。」
手を2回叩いた瞬間、カードが現れた。
十六夜「お中元?」
飛鳥「お歳暮?」
耀「お年玉?」
歌奈「破壊のカード?」
黒ウサギは「3人様は全然違います!って歌奈さんは言っていることが物騒なのですよ!?」
歌奈「細かいことは気にしないんだよ。」
黒ウサギ「これはギフトカードと言って、顕現しているギフトを収納できるんですよ。耀さんの『生命の目録』や十六夜さんの『水樹』だってそうです。」
耀「私は『生命の目録』と『ノーフォーマー』。」
飛鳥「私は『威光』ね。」
十六夜「ほう。じゃあ、俺はレアカードなんだ。」
白夜叉「何!?」
白夜叉は見て、驚いた。
そこには『正体不明(コード・アンノウン)』と書かれてあった。
白夜叉「『正体不明』じゃと!あり得ぬ。ラプラスのカケラでさえ認知できぬとは!」
白夜叉は情報をもとに少し考えた。
白夜叉(そういや、小僧は水神を『決闘』で挑み、素手で倒したとおっしゃたな。)
だが、答えは見つからなかった。
そして、白夜叉「そういや、お主は何じゃ?」と問いた。
歌奈「あっ!うん。言った方が良い?」と質問した。
なるべく知られたくないのだろう。
黒ウサギ「『言った方が良い』と言うよりも『知りたい』のです。」
白夜叉「それもそうじゃが、それぞれ知っていた方が『団体戦で有利になる』ぞ。」
歌奈「分かった。えっと、私のギフトは、『発明』と『時空』です。」と書かれているカードを見せながら、話した
黒ウサギ「どういう意味でしょうか?」
白夜叉「分からん。『正体不明』ほどではないが、『発明』は『何かを作る』という意味で捉えられるが、『時空』は分からん。『操る』とも捉えられるし、『作る』とも捉えられるが、それだと『発明』とかぶる。じゃが、『発明』は『“もの”を作る』であって、『“物体ではない物”を作る』という捉えることは出来ぬからな。」
黒ウサギ「つまり、いろんな意味があるから、『どれに該当するか分からない』ということでしょうか?」
白夜叉「そうじゃ。あるいは『それらを全てに該当する』とも捉えることも出来る。だから、明確ではない上に詳細がギフト名に書かれておらんから分からん。」とこのカードに書かれている能力を『正体不明』並みに評価した。
歌奈「はい。分かりました。色々と試してみます。」
白夜叉は「そうじゃな。ところで。」と一旦区切って、
「今更だが、聞きたい事がある。お主らは自分達のコミュニティの現状をよく 理解しておるか?」と再確認を取った。
十六夜「ああ、名前とか旗の話か?それなら聞いたぜ。」
歌奈「そこは『聞いた』じゃなくて、『聞き出した』だと思うけどね。」と訂正した。
白夜叉「ならば、それを取り戻す為に“魔王”と戦わねばならん事もか?」
飛鳥「勿論、聞いているわよ。」
耀「うん。」
白夜叉「・・・・では、お主らは全て承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな?」
飛鳥「そうよ。“魔王”打倒なんてカッコイイじゃない。」
白夜叉「カッコイイでは済まないと思うじゃがな。・・・・全く、若さのものなのか。悪く言えば、無謀。よく言えば、勇敢じゃがな。・・・・まあ、魔王がどういうものかはコミュニティに帰ればわかるだろう。それでも魔王と戦うことを望むというなら止めんが・・・そこの娘二人は・・・・確実に死ぬぞ。そなたの方は自分のギフトを理解してないと死ぬぞ。」
耀&飛鳥「・・・・。」
飛鳥と耀は何も言えなくなった。
歌奈「分かった。」と返事した。
白夜叉「“魔王”の前に様々なギフトゲームに挑んで力をつけろ。未知数な小僧はともかく、お主ら二人の力では魔王のゲームに生き残れん。歌奈も未知数じゃが、自分のギフトを理解してないと危ういぞ。嵐に巻き込まれた虫が無様に弄ばれて死ぬ様は、いつ見ても悲しいものだ・・・・。」
飛鳥「・・・・ご忠告ありがとう。肝に銘じておくわ。次は貴方の本気のゲームに挑みに行くから覚悟しておきなさい。」
白夜叉「・・・ふふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる、いつでも遊びに来い。・・・・ただし、ゲームには黒ウサギをチップにかけてもらうがのっ!!」と途中でボケた。
黒ウサギ「絶対に嫌です!!」と言い切った。
白夜叉「つれない事を言うなよぅ黒ウサギ・・・・。私のコミュニティに所属すれば生涯遊んで暮らせると保証するぞ?今なら三食首輪付きの個室も用意するしの。」
黒ウサギ「三食首輪付きってソレもう明らかにペット扱いじゃないですかっ!!」
もうこんな感じで途中でコントをしているようだった。
歌奈「あの~。」
白夜叉「ん、どうしたんじゃ?」
歌奈「言うタイミングがなかったので、終わるまで待ってたけどね。」
白夜叉「それは悪かったな。それで何じゃ?」
歌奈「白夜叉が『黒ウサギのコミュニティに加入する』質問についての返事を飛鳥が代表として肯定したでしょ。」
飛鳥「そうだけど。」と理解が出来ていなかった。
白夜叉「そうじゃったな・・・。」
歌奈は一旦深呼吸をしてから、話した。
歌奈「・・・私は黒ウサギのコミュニティに加入はしないよ。」
その途端、空気が凍った。いや、重くなった。
白夜叉「お主は加入しないじゃと・・・。」と驚愕した。
歌奈「うん。」
耀と飛鳥、ジンも同様に驚いた。十六夜と黒ウサギは何も言わなかった。
白夜叉「では、なぜ加入しないのかを聞きたじゃが。」
歌奈「理由は単純だよ。黒ウサギはコミュニティの状況を隠していたからだよ。」と黒ウサギに視線を細めながら、目だけ向けた。
白夜叉「そこは聞きづけにはならんな。そこはきちんとコミュニティの状況を言わなければ、ならんぞ。黒ウサギ。」と黒ウサギに痛い視線を送った。
黒ウサギ「・・・・・はい・・・。」
ジン「・・・。」
白夜叉「それじゃあ、どうするんじゃ?他のコミュニティに入るのか?」
歌奈「十六夜と黒ウサギには説明したけど、無所属でこの世界で生活するよ。」
白夜叉「何!?それは何処のコミュニティにも所属しないと言うのか!」と再び驚愕した。
歌奈「そうだよ。」
白夜叉「それでは黒ウサギの再建を手伝わないと言うのか?」
歌奈「最初はそう思ったけど、条件付きで手伝うことにした。」
白夜叉「条件付きじゃと・・・。」
歌奈「うん。私は無所属のままで黒ウサギのコミュニティの再建を手伝うことだよ。」
白夜叉「しかし、今では何も出来んぞ。土地や財産はないわけじゃから。」
歌奈「この世界で稼げれば、最小限の生活は出来ますので。」
白夜叉は少し悩んだが、「分かった。」と返事した。
白夜叉は歌奈しか聞こえんように自分自身からも『黒ウサギのコミュニティへの加入』をお願いしたが、断固拒否だった。飛鳥と耀は何も言えぬままだった。
白夜叉「では、気を付けてな。」
黒ウサギ「はい。皆さんは先にジン坊ちゃんと行っててください。私は用事が済んだら、行きますので。」
ジン「はい。では、行きますよ。」
ジンと4人と猫1匹は先に行った。
歌奈たちがこの場を去って、しばらくした。
黒ウサギ「それで1つ問題があるのですが。」
白夜叉「何じゃ?」
黒ウサギ「呼び出した場所の湖についてです。」
白夜叉「湖じゃと?」
黒ウサギ「はい。湖の上に家が浮いているんです。十六夜さんを探した時に見かけたのですが。」
白夜叉「そうか。場所はあの湖じゃな。」
黒ウサギ「はい。十六夜さんたちの着地地点です。彼らに聞くと問題を起こしそうなので。」
白夜叉「分かった。わしが直接見に行こう。ここは色んな文化や種族が混ざっておるから、他の連中に見られたら、困るからのう。」
黒ウサギ「助かります。では、よろしくお願いします。」
白夜叉「了解した。」
黒ウサギはジン達と合流して、荒れ地を見せて、体感させた。その場の十六夜と耀と飛鳥は驚いた。この時、十六夜が歌奈に「『発明』でこの土地を戻せないか?」と言った。
歌奈「例え出来たとしても、子供達の努力を潰してしまうので、しません。」と拒否した。
これに十六夜と耀と飛鳥と黒ウサギとジンは同情した。したらしたで、子供たちがかわいそうに見えたからだった。
ほんの少し歌奈についての過去を出しました。
ストーリーが進む度、少しずつ過去を出します。
歌奈「あのさ。ここで出さなくてもいいんじゃないの?バンッ!って出しちゃえばいいじゃん。」
過去は少しずつ明かしていったほうがいいと思うよ。たぶん・・・(目逸らし)
歌奈「まぁ、良いけどね。人それぞれ事情があるからね。」
それでは、またの次回です!