聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

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高城先輩の代が3年生、俺達の代が2年生に進級し、新たな野球部の生活が始まった。
新入生も入り、部員は全員楽しみと不安が入り交じった気持ちで春を迎えることになったのであった。


第10章 新入生がやって来る

「ついにオイラたちに後輩が入ってくるでやんすね~楽しみでやんす~」

 

「あぁ、そうだな」

 

新入生も入り、俺達は凄く楽しみであった。

出来れば男が入ってきて欲しいと思った。

 

「それでは、1年生を紹介する。」

 

監督が真剣な眼差しで俺達を見て言った。

――――――――――――――――――――――

1年生が自己紹介を終えると、監督が言った。

 

「5月の下旬に1年生と2,3年生の合同チームに別れて試合をする。そこで結果を出し、良ければ夏の大会で使う。真剣に戦え!分かったか?」

 

「はい!!!」

 

監督の声に選手全員返事した。

 

「1年生相手に試合でやんすか~オイラ自信ないでやんす~」

 

「何言ってんだよ、いつも通りやればなんとかなるさ。」

 

矢部君は不安な顔していたが、俺は問題なかった。

――――――――――――――――――――――

5月20日、ついに試合が始まった。

1年生は脚が速い人、バントが上手い人、ホームラン打てる人などいたが、何だかんだいって、俺達が圧勝した。

2,3年生の力を1年生に見せつけることが出来た。

 

「この試合で1年生の実力を見ることが出来たわけだ。あとは夏の大会に向けて練習あるのみ!いいな?」

 

「はい!!!」

 

この先は夏の大会に向けて練習が始まるのであった。

――――――――――――――――――――――

新年度ということもあって、寮のメンバーが大幅に変わった。

今まで一緒だった矢部君とは別々の部屋になった。

俺と一緒にいるのは、高城先輩と1年生2人だった。

ちなみに今年の1年生は男女共に同じ人数が入部してきた。

俺は嬉しかった。

なぜなら女の子しかいなかったこの学校に男が入ってきてくれたのがなにより最高の気分だった。

 

「よかったね土屋君、男子が入部してくれて。」

 

「はい。」

 

高城先輩と俺と男子の鈴本大輔(すずもとだいすけ)と女子の八尺巫女子(はっしゃくふみこ)が一緒の部屋だった。

 

「土屋先輩、よろしくお願いします。」

 

鈴本が言った。

 

「土屋先輩~よろしくお願いします~」

 

八尺がテンション高めに言った。

 

「ところで鈴本君と巫女子は付き合ってるの~?」

 

高城先輩がからかうと2人は顔を真っ赤に染めて言った。

 

「いや、そんなことはないですよー!!」

 

「ヤダァ~れにさん、こんなやつと付き合うわけないじゃないですか~!!」

 

2人ともかなり焦っていた。

なんだかんだいって楽しい感じだった。

 

「でも、野球部は恋愛禁止だからね。淫(みだ)らな行為をしたら監督に怒られるから気を付けること。それを守れば大丈夫だからね。」

 

「はい。」

 

高城先輩の声に2人の後輩は返事した。

 

「鈴本君は好きな女の子いるの~?」

 

高城先輩が言った。

 

「いえ、いません。」

 

鈴本が恥ずかしそうに言った。

 

「ホントにィ~?ホントはいるんじゃないの~?たとえば1年生の女子とか2年生の女子とか3年生の女子にいないの~?」

 

高城先輩が問い詰めると、鈴本がさらに顔を赤らめて言った。

 

「いえ、ホントにいないんです………」

 

「あらそう、でもいつか好きな子いたら教えてよ。気になるから。」

 

「は、はい………」

 

「巫女子は?」

 

「は~い、私はもちろんいま~す。」

 

「誰だれ?」

 

「それは………土屋先輩でぇ~す!!」

 

「アラ~ゴメンね、土屋君は私と付き合ってるの~」

 

「えぇ~ショック~でもお似合いじゃないですか~」

 

「でしょでしょ?」

 

「羨(うら)ましいですわ~」

 

「大丈夫、巫女子だっていい男見つかるから」

 

「そうですね~私頑張りま~す!!」

 

オイオイと思った。

俺、実際に付き合ってねぇしと思った。

なんでよりによって俺まで巻き添えになるねんって思ったが、言い返したらキリないから、あえて言わなかった。

なんせ高城先輩は俺に対してかなり好意的に話しかけてくる、少し変態な先輩なのである。

 

「土屋君、これからも頑張ろうね。」

 

「はい。」

 

高城先輩がやたら俺の肩に手をかけた。

カワイイけどやり過ぎな気がする。

でもなぜか悪い気しないし、股間も勃起してしまうくらい嬉しかった。

――――――――――――――――――――――

6月、ついに夏の大会に出るメンバーが決まった。

 

「それでは、メンバーを発表する。背番号の若い順だ。」

 

俺は緊張した。

俺が選ばれなくて、1年生が選ばれたらシャレにならないと思った。

 

「1番 百田

2番 高城

3番 佐々木

4番 玉井

5番 大空

6番 小山

7番 有安

8番 矢部

9番 土屋

10番 太刀川

11番 鈴本

12番 小鷹

13番 川星

14番 夏野

15番 東條

16番 小嵐

17番 猛田

18番 八尺

19番 美園

20番 小島

 

以上だ。」

 

俺はライトに選ばれた。

小島瑠璃子先輩が最後に選ばれた。

 

「このメンバーで挑む。精一杯戦え!いいな?」

 

「はい!!!」

 

夏の大会はもう間もなくである。

――――――――――――――――――――――

地区大会が始まるまであと1週間、そのとき、高橋先輩らが応援に駆けつけてくれた。

 

「いよいよだな皆、悔いの残らないように頑張れよ。甲子園行ってね。」

 

「はい!!!」

 

高橋先輩の声に選手全員が返事した。

絶対勝って、先輩方の夢を叶えようと思った。

俺達の夏が間もなく始まるのであった。




長くなってしまい、大変申し訳ありません。
ここまでのご愛読ありがとうございました。
ちなみに太刀川広巳は、原作では左投右打ですが、本編では右投右打ですのでご了承下さい。
あと夏野向日葵は、原作では遊撃手ですが、本編では二塁手にしましたので、お間違えのないように。
一応、原作通りにやってるつもりですが、一部変更する場合がありますので、ご理解の方をお願いします。
あと感想お待ちしてます。
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