聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ― 作:パワプロ大好き男
そんな彼らの前にコーチがやって来た。なぜこのタイミングでコーチがやって来たのか分からないまま、練習をしていくのである。
そんなある日、高城先輩方が引退試合をしに室内練習場に来た。
そこで、コーチがやって来た理由が明らかになる。
「この学校のコーチをすることになった、柏葉里緒(かしわばりお)君だ、よろしく頼むぞ。」
「はい!!!」
監督が紹介すると、選手一同は大きな声で返事をした。
彼女は北海道の名門、北雪(ほくせつ)高校野球部の監督として3度甲子園出場を果たしている。
しかし、いずれも優勝経験はない。
「聖ジャスミン学園高等学校野球部を甲子園に出場出来るように精一杯指導していきたいと思います。よろしくお願いします。」
彼女は凛々しかった。
精悍(せいかん)な顔つきは男顔負けだ。
カッコいいが、胸はナイスボディだった。
巨乳で、触ったら、揉みごたえありそうなくらいオッパイが超大きかった。
あぁ、なんてカワイイコーチなんだろう。
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今日は高城先輩方が引退試合のために来てくれた。
「皆、久しぶり~!!」
相変わらずテンション高かった。
「秋季大会で1回戦負けを喫したって監督から聞いたよ~しっかりしようぜー!!」
高城先輩に言われると何も言い返せない。
だって事実なんだものwwwww
「特に土屋君、キャプテンとして皆を引っ張ってあげてね~よろしくー!!」
トホホと思った。
やっぱりキャプテンはツラいよ~マジでwwwww
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早速、引退試合が始まったが、高城先輩方があまりにも本気すぎた。
「何だか強すぎて打てないでやんす~」
矢部君が言った。
「確かに、これはツラいな~」
俺も矢部君と一緒の考えだった。
「どうしてこんなに先輩方は本気なんだろう?」
太刀川広巳が言うと、小鷹美麗が言った。
「実は、私がツーベースで出塁したとき、ショートを守っていた玉井先輩に聞いてみたの。」
「それでなんて?」
太刀川が言うと、小鷹が衝撃的な発言をした。
「監督が、来年の夏に甲子園出場出来なかったら、辞めるって。」
1、2年生は全員ビックリした。
「はぁ!?何それ!?」
美藤千尋が言った。
「じゃあ、あの柏葉里緒コーチを連れてきたのは、監督が辞めた場合、次期監督候補として呼んできたッスか!?」
川星ほむらが言った。
「おそらくね、でも分からない、私だって信じたくない。」
小鷹が言った。
「そんなぁ~」
夏野向日葵が言った。
「イヤですぅ~」
大空美代子が言った。
「私達、現役組は一体どうすれば………」
小山雅が言うと、俺はこう答えた。
「そんなこと決まってるだろう、俺達が全力で試合に臨めばいいことだ、そして、夏の大会で優勝して甲子園に出場すれば辞任は免れるかもしれないだろ?」
すると皆、俺の意見に賛同した。
「オイラも賛成でやんす!」
矢部君が言った。
「そうね、私達が元気無かったら先輩方に失礼だもんね」
太刀川が言った。
「学校の方針か監督の決断かは分からないけど、私達の力で監督を甲子園に連れていこう!!」
小鷹が言った。
「それ賛成ッス!!」
川星が言った。
「ようし、アタシ頑張っちゃお~」
夏野が言った。
「監督を胴上げしましょうよ~」
大空が言った。
「いいアイデアですね~」
小山が言った。
「さすが土屋君だわ!!」
美藤が言った。
「よっしゃぁ!行くぞー!!」
「オーーー!!!」
俺が鼓舞すると、皆も鼓舞した。
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引退試合は先輩方に負けたが、いい試合だった。
「土屋君、私、あなたをキャプテンにして本当によかったわ、あなたならきっと素晴らしい選手になれるよ、大好き。」
高城先輩から褒められた。
今までお世話になっただけに嬉しかった。
「ありがとうございます、これからも頑張ります。」
こうして、高城先輩方と別れ、俺達の代で必ず甲子園に行こうと思った。
これまで高橋みなみ先輩達の代、高城れに先輩達の代が成し遂げられなかった甲子園出場という目標を達成するためにも、監督の辞任を阻止するためにも、頑張らなければならないと思った。
「ありがとうございましたー!!」
「ありがとうございましたー!!」
俺の挨拶に皆もつられて挨拶した。
高城れに先輩、本当にありがとうございました。
少し長くなってしまいました。
申し訳ありません。
ここまでのご愛読ありがとうございました。