聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

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新しい1年生が入り、戦力が整いつつある聖ジャスミン学園高校野球部。
そんな中、監督が練習試合を申し込んだ。
1試合目は薬師高校、2試合目は稲城実業高校と対戦することになった。


第21章 俺達の最後の練習試合

「集合!」

 

監督の掛け声に俺達は集まった。

 

「早速だが、薬師高校と練習試合をすることになった。本来なら青道高校とするはずだったが、合宿中のため出来なくなった。薬師高校は打撃が強いから注意するように。」

 

「はい!」

 

「薬師高校の先発は土屋で行く、スタメンは明日発表する。」

 

「はい!」

 

――――――――――――――――――――――

5月1日、薬師高校が聖ジャスミン学園高校のグラウンドに来た。

 

「ウォー、女子がいるー、でも強そうだ、ハハハハハ!」

 

現れたのは、2年生ながら4番を打つ轟雷市だった。

 

「いや~すみません、うちの雷市が突然お邪魔しまして、私が雷市の父であり監督の轟雷蔵です、勝森監督、今日はどうぞよろしくお願いします。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

2人の挨拶を終えると、ベンチに戻った。

轟雷市を見て、チームメイトが言った。

 

「何、あの子、怖すぎない?」

 

小鷹美麗が言った。

 

「怖いわ~あんな子が2年生で4番だなんて…」

 

太刀川広巳が言った。

 

「気にするな、あんなやつ放っといてやるぞ。」

 

俺が言うと、皆、轟のことは無視した。

一方、薬師高校のベンチでは………

 

「ハハハハハ、聖ジャスミン学園のエース土屋浩貴先輩の球をぶっ飛ばしてみたいぜ!」

 

轟雷市が言った。

 

「土屋って、あの男か?確かに強そうだな~」

 

真田俊平が言った。

 

「楽しみだぜ、ハハハハハ!」

 

轟雷市が笑いながら言った。

――――――――――――――――――――――

聖ジャスミン学園のスタメンは以下の通り

1番 (中) 矢部明雄

2番 (一) 川星ほむら

3番 (投) オレ

4番 (左) 大空美代子

5番 (右) 美藤千尋

6番 (三) 太刀川広巳

7番 (二) 夏野向日葵

8番 (捕) 小鷹美麗

9番 (遊) 小山雅

 

薬師高校のスタメンは以下の通り

1番 (捕) 秋葉一真

2番 (二) 増田篤史

3番 (一) 三島優太

4番 (三) 轟雷市

5番 (投) 真田俊平

6番 (右) 平畠遼

7番 (中) 阿部秀夫

8番 (遊) 米原悠

9番 (左) 森山誠

 

なんと薬師高校のスタメンで1年生が5人もいるという、とんでもない采配だった。

試合は序盤から乱打戦になったが、結果的に11ー10で勝った。

俺は1回表に5点、2回表も5点入れられたが、3回裏以降は得点が重なり、逆転できた。

試合後、監督が話した。

 

「この試合は乱打戦が続いたが、こういった状況にも対応していくところは素晴らしい。2週間後に稲城実業高校と練習試合がある、今日の課題を活かすように。」

 

「はい!」

 

「稲城実業高校戦は太刀川で行く、スタメンは追って発表する、今日の反省をビデオで見て活用してくれたまえ。」

 

「はい!」

――――――――――――――――――――――

2週間後、稲城実業高校が聖ジャスミン学園のグラウンドに来た。

 

「うわぁー、女の子いっぱいいるけど、強いから気をつけないとな~」

 

成宮鳴が言った。

 

「成宮、うるさいぞ。」

 

そこに国友監督が来た。

 

「勝森監督、今日はどうぞよろしくお願いします。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

2人の挨拶を終えると、ベンチに戻った。

 

「アイツが成宮か、上から目線で言いやがって。」

 

美藤千尋がイライラしながら言った。

 

「ホント許せないッス!」

 

川星ほむらが言った。

 

「気にすることはないでやんす、勝てばいいでやんすから。」

 

矢部君がなだめた。

一方、稲城実業高校のベンチでは………

 

「やっぱり女子が多い高校だな~」

 

神谷カルロス俊樹が言った。

 

「そりゃそうだよ、俺達が中3までは女子高だからね。」

 

白河勝之が言った。

 

「でも、投打は共に強いから気をつけないとな。」

 

山岡陸が言った。

 

「あぁ、勢いづかせてはいけないからな。」

 

矢部浩二が言った。

 

「鳴さん、頑張りましょう。」

 

2年生の多田野樹が言った。

 

「分かってるよ、聖ジャスミン学園の連中を倒して、こっちの強さを示してやろうぜ!」

 

成宮鳴が楽しそうに言った。

――――――――――――――――――――――

聖ジャスミン学園高校のスタメンは以下の通り

1番 (遊) 小山雅

2番 (二) 夏野向日葵

3番 (右) 美藤千尋

4番 (左) オレ

5番 (三) 大空美代子

6番 (投) 太刀川広巳

7番 (捕) 小鷹美麗

8番 (一) 川星ほむら

9番 (中) 矢部明雄

 

稲城実業高校のスタメンは以下の通り

1番 (中) 神谷カルロス俊樹

2番 (遊) 白河勝之

3番 (三) 矢部浩二

4番 (一) 山岡陸

5番 (投) 成宮鳴

6番 (右) 福井健斗

7番 (二) 江崎卓

8番 (捕) 多田野樹

9番 (左) 杉良平

 

薬師高校戦と、うって変わって打順と守備を大幅に入れ替えた。

試合は投手戦となり、なかなか点数が入らなかった。

しかし、最後は矢部君の自信初のホームランを放ち、サヨナラ勝利。

 

「ちっ、負けちまったけど、いい勝負だったぜ、土屋よ負けるなよ。」

 

成宮鳴が言った。

 

「あぁ、分かってるよ。」

 

「出来ればお前が先発にしてほしいな~」

 

成宮鳴が言った。

 

「ハハ、いつかそうなったらな。」

 

こうして薬師高校と稲城実業高校に勝った俺達は、さらに強くなるために、日々練習に明け暮れたのであった。

 




長くなってしまい、申し訳ありません。
ご愛読ありがとうございました。
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