聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ― 作:パワプロ大好き男
夏の大会が近づくにつれて、レギュラーメンバーが決まろうとしていた。
5月下旬、レギュラーメンバーが発表された。
「色々と悩んだが、柏葉里緒コーチと相談した結果、レギュラーメンバーが決まった。今から背番号の若い順番に発表していく。」
そのレギュラーメンバーが以下の通りとなった。
1 土屋
2 小鷹
3 川星
4 夏野
5 太刀川
6 小山
7 大空
8 矢部
9 美藤
10 鈴本
11 樽本
12 美園
13 神宮寺
14 冴木
15 東條
16 小嵐
17 猛田
18 八尺
19 城井
20 鋼
俺はエースナンバーを着けることになった。
俺は小鷹とバッテリーを組むことになった。
ファーストは何気に足が速い川星。
セカンドは守備が上手い夏野。
サードは投手から三塁手へコンバートされた太刀川。
ショートは名手である小山。
レフトはパワーヒッターの大空。
センターはチームNo.1の俊足である矢部君。
ライトは肩が強い美藤。
俺達の代が全員スタメンに抜擢された。
「3年生にとってみれば、これが最後の大会だ、最後まで諦めず、自分の野球を貫き通すのだ。」
「はい!」
「それでは、初戦の試合は土屋で行く、スタメンは追って発表する。」
「はい!!」
これが最後の大会だ、だからこそ、この大会に優勝して、必ず甲子園に行こうと思った。
「土屋君、オイラ土屋君と野球が出来て1番嬉しかったでやんす。必ず甲子園に行こうでやんす。」
「あぁ、俺もだよ!!」
俺は先輩方の悔し涙を何度も見たことか。
今年こそ必ず甲子園に行って、先輩方に報告できたらいいなって思った。
「それじゃ皆、大会に向けて練習を始めて行こうか。」
「はい!!」
俺の掛け声に皆、返事した。
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6月1日、抽選会場へ行った。
『聖ジャスミン学園高校野球部主将、土屋浩貴君。』
「はい!」
人生初の抽選会場だった。
かなり緊張したし、凄く責任を感じた。
先輩方はこんな感じで臨んでいたんだ、と考えただけでもイヤになる。
「10番です。」
良いところか悪いところかは分からない。
しかし、どこに当たってもいずれ対戦するであろうから、どこと当たっても絶対に勝とうと思った。
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寮に帰って、皆に報告した。
「1回戦は乙女学園か、強いのかな?」
小鷹が不安気に言った。
「順当に行けば、3回戦で青道高校と当たるのか…」
太刀川も不安気に言った。
「まぁ、いずれ戦う相手だ、手っ取り早く片付けちゃおうや。」
「それもそうでやんすね、頑張ろうよ皆、甲子園に行くでやんす!」
矢部君の掛け声にみんな賛同した。
今回は短くしました。
ここまでのご愛読ありがとうございました。