聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

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準決勝、すなわちベスト4に進出した聖ジャスミン学園高校野球部。
第一試合は聖ジャスミン学園と激闘第一高校の試合、
第二試合は稲城実業高校と文武高校の試合となった。
果たして、決勝に行くのは何処だ?


第28章 聖ジャスミン学園VS激闘第一高校

準々決勝が終わり、1日空いて準決勝が始まる。

準決勝の先発は太刀川広巳だが、彼女はキャッチボールなどの軽めの調整で終わらせた。

 

「タカ、いよいよ準決勝だね。」

 

太刀川が嬉しそうに言った。

 

「そうね、これに勝てば決勝よ。」

 

小鷹も嬉しそうに言った。

 

「でも、浮かれちゃダメよ。」

 

美藤も嬉しそうに言った。

 

(激闘第一高校のメンバー強そうだな……)

 

俺は激闘第一高校の選手名鑑を見て思った。

エースは2年生の鶴屋勝(つるやまさる)、キャッチャーは香本富久雄(こうもとふぐお)、ファーストは清本和重(きよもとかずしげ)、セカンドは蛇島桐人(へびしまきりひと)、サードは1年生の少豪月剛(しょうごうげつつよし)、ショートはキャプテンの友沢亮(ともざわりょう)、外野は渋谷秀喜(しぶやひでき)・矢部部和男(やべべかずお)・九十九宇宙(つくもそら)、リリーフは1年生の大塔俊二(だいとうしゅんじ)の10人はとんでもないくらい強そうだと思った。

 

「皆、激闘第一高校は強いメンバーがいるから気を付けること!」

 

「はい!!」

 

俺の呼び掛けに皆、返事した。

――――――――――――――――――――――

準決勝が始まった。

 

聖ジャスミン学園のスタメン

 

1番(中)矢部明雄

2番(遊)小山雅

3番(右)美藤千尋

4番(左)オレ

5番(三)大空美代子

6番(投)太刀川広巳

7番(二)夏野向日葵

8番(捕)小鷹美麗

9番(一)川星ほむら

 

激闘第一高校のスタメン

 

1番(中)矢部部和男

2番(二)蛇島桐人

3番(遊)友沢亮

4番(一)清本和重

5番(三)少豪月剛

6番(左)渋谷秀喜

7番(右)九十九宇宙

8番(捕)香本富久雄

9番(投)鶴屋勝

 

矢部君が1番に返り咲いた。

3番には、パンチ力のある美藤を置いた。

それ以外の打順は変わらない。

守備位置は投手が太刀川、三塁手が大空、左翼手が俺となった。

――――――――――――――――――――――

試合はシーソーゲームとなった。

1回表にノーアウト満塁になるものの、4番の清本をゲッツーで2アウト二、三塁となった。

5番の少豪月を歩かせるも、6番の渋谷を空振り三振に抑えた。

その裏に俺が満塁ホームランで先制した。

しかし、2~5回表に1点ずつ加えられ、同点。

さらに6回表に1点入れられ、4―5と逆転された。

その裏に、矢部君の2点タイムリーツーベースで再びリードし、6―5と逆転した。

ところが、7回表に友沢亮がソロホームランを打ち、同点とされた。

6―6のまま、9回表まで進んだ。

9回表では、鶴屋のスクイズで1点入り、6―7とリードされた。

その裏、8番の小鷹、9番の川星、1番の矢部君が出塁し、ノーアウト満塁。

しかし、2番の小山、3番の美藤も三振に倒れ、2アウト満塁。

 

『4番レフト土屋君』

 

右打席に入った。

ここで打たなきゃまずいと思った。

 

「必ず、打つ。」

 

俺は鶴屋のストレートを打ち返した。

 

シュ、カキーン

 

『ファール!』

 

三塁線に切れたが、手応えは十分だった。

 

シュ、カキーン

 

『ファール!』

 

今度はスライダーを打ち返したが、これもファール、一塁線に切れた。

ここから立て続けにボールを3つ出し、フルカウントとなった。

 

「ストレート、スライダー、カーブ、フォーク、ツーシームと来たら、決め球はストレートしかない!」

 

シュ、カキーン!

 

『ホームラン!』

 

読み通りに当たった。

鶴屋の決め球はストレートだから分かりやすかった。

満塁ホームランでサヨナラ勝ちした。

聖ジャスミン学園高校は決勝に進出した。

――――――――――――――――――――――

激闘第一高校のマネージャー木村美香が千羽鶴をくれた。

 

「私達、激闘第一高校のメンバー全員の千羽鶴です。決勝戦、頑張ってください。」

 

彼女は涙ながら言った。

 

「君たちの努力はこちらまで伝わった、決勝戦は悔いのないように頑張ってください。」

 

キャプテンの友沢亮が言った。

 

「ありがとう。」

 

俺が言った。

 

「オイラたちは負けないように戦うでやんす!」

 

矢部君が言った。

――――――――――――――――――――――

次の日、監督の提案により、稲城実業高校と文武高校の準決勝の様子を観に行くことになった。

いずれ戦う相手だからこそ選手全員で、視察することになった。

監督もコーチも記録員も選手全員も観ることになった。

 

「稲城実業高校の先発は、やはり成宮鳴君でやんす。」

 

矢部君が言った。

 

「凄いね、女子高生の人気も高いのね。」

 

小鷹が言った。

 

「人気者だね。」

 

太刀川が言った。

 

「腹立つわ~浮かれてるし。」

 

美藤が言った。

 

「ところで、文武高校の先発は誰ッスか?」

 

川星が言った。

 

「神高龍(かみたかりゅう)みたいね。」

 

夏野が言った。

 

「あの紫色の髪の人?恐いですぅ~」

 

大空が言った。

 

「なんか悪党って感じがする。」

 

小山が言った。

 

果たして俺達の相手は一体どっちだろうか?




長くなってしまい、申し訳ありません。
ご愛読ありがとうございました。
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