聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

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遂に逆転した聖ジャスミン学園高校野球部。
9―4と大きくリードし、9回表を抑えれば念願の甲子園出場が決まる。
遂に見えてきたのであった。


第39章 決勝戦開幕(ラスト)

遂に逆転し、甲子園が見えてきた聖ジャスミン学園高校野球部。

監督がアドバイスした。

 

「俺達は決勝戦で涙を飲んできた。最後まで諦めずに戦え、いいな。」

 

「はい!!」

 

皆が返事した。

 

「皆、頑張って。」

 

ヒロピーがやって来た。

 

「ヒロ!?」

 

タカが驚いた。

 

「私の顔は骨折してしまったんだけど、皆と一緒に甲子園に行きたいから、マスクを着けてでも応援したいんだ。」

 

ヒロピーが言った。

 

「ヒロ………」

 

タカが涙ぐんでいた。

 

「当たり前じゃん!私達は仲間でしょう?一緒に戦おう!」

 

ちーちゃんが言った。

 

「ありがとう………」

 

ヒロピーが泣きながら言った。

 

「9回表、最後は土屋、エースであるお前が絞めてこい!」

 

監督が言った。

 

「はい!!!」

 

俺は返事した。

――――――――――――――――――――――

『聖ジャスミン学園高校の選手の交代をお知らせします。ピッチャー鋼君に変わりまして、ライトに城井君、ライトの土屋君がピッチャーに入ります。3番ライト城井君、4番ピッチャー土屋君』

 

アナウンスに文武ナインが言った。

 

「絶対に打ち返すぞー!!!」

 

「オー!!!」

 

神高の声に皆が返事した。

 

『9回の表、文武高校の攻撃は、6番キャッチャー半田君』

 

半田が左打席に入った。

 

シュ、スパーン

 

【ストライク!】

 

シュ、スパーン

 

【ストライク!】

 

2ストライクまで追い込んだ。

 

(クソッ、速すぎる、何とかして当てていかないと。)

 

半田は焦っていた。

 

シュ、スパーン

 

【ストライク!バッターアウト!!】

 

空振りして三振した。

 

『7番ショート中之島君』

 

中之島が右打席に入った。

 

シュ、カキーン

 

打ち上げた打球が矢部君の元に来た。

これで2アウト。

 

「行けるぞー土屋ー!!!」

 

ベンチが盛り上がった。

 

『8番ライト三森右京君』

 

三森右京が右打席に入った。

 

シュ、スパーン

 

【フォアボール!】

 

三森右京を歩かせてしまった。

 

『9番レフト三森左京君』

 

三森左京が左打席に入った。

 

シュ、カキーン

 

一、二塁間を抜いた。

2アウトー、二塁。

 

『1番センター矢部吾君』

 

矢部吾が右打席に入った。

 

シュ、スパーン

 

【フォアボール!】

 

矢部吾を歩かせてしまった。

2アウト満塁。

しかし、タカは冷静だった。

 

(大丈夫よ土屋君、私達がしっかり守るから、バッターに集中してね。)

 

(あぁ。)

 

タカと俺はアイコンタクトをした。

 

『2番セカンド鎌刈君』

 

鎌刈が左打席に入った。

 

シュ、カキーン

 

しかし、三遊間を抜かれてしまい、9―5。

 

『3番サード古長君』

 

古長にはランナー一掃の3点タイムリーツーベースヒットでまたもや1点差。

9―8となった。

 

(大丈夫よ、まだ私達はリードしてるから、焦らなくていいよ。)

 

タカがそう言った。

 

『4番ピッチャー神高君』

 

(土屋め、テメェだけはぶっ飛ばしてやる!負けてたまるかよ!!)

 

神高が右打席に入った。

 

(神高、お前だけは打たせない!!)

 

俺はめいっぱい腕を振って投げた。

 

シュ、スパーン

 

【ストライク!】

 

「オォー!」

 

「なんだアレ!?」

 

「嘘だろ!?凄すぎる!!」

 

スタンドがザワついている。

なんとスピードが160㎞/hを計測していた。

 

(くっ、160㎞/hだと!?……それでも俺は打ち返してやる!!)

 

神高はバットを高々と構えた。

 

シュ、スパーン

 

【ストライク!】

 

神高は空振りした。

 

(クソったれー!!!)

 

そして、最後は渾身のストレートで幕を閉じた。

 

シュ、スパーン

 

【ストライク!バッターアウト!!ゲームセット!!!】

 

《ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ》

 

「ヤッター!!!」

 

「ヨッシャー!!!」

 

聖ジャスミン学園高校が文武高校に勝った。

9―8で勝利。

俺達はマウンドで指をあげた。

俺達の努力が報われた瞬間だった。

一方で、神高はバッターボックスで泣き崩れた。

文武ナインが神高を連れてベンチに戻った。

俺達の夏はまだまだ続くようだ。




決勝シリーズやっと終わりました。
疲れましたwwwww
ここまでのご愛読ありがとうございました。
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