聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

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甲子園2回戦にも勝利をおさめた聖ジャスミン学園高校野球部。
チームはかなり向上していき、結束力も深まってきた中、他の高校は聖ジャスミン学園高校野球部の力に驚いていた。
甲子園初出場で初優勝は達成するのかどうか。


第44章 あっという間

2回戦に勝った俺達、聖ジャスミン学園高校は、この勢いをそのまま3回戦に臨んだ。

 

「行くぞー!!!」

 

「オー!!!」

 

皆が鼓舞した。

3回戦の相手はPBH高校、打線はかなりいいが、守備はそんなに強くはない。

 

シュ、スパーン

 

シュ、スパーン

 

シュ、スパーン

 

俺は三振の山を築き上げていった。

相手の打線はかなり沈黙していた。

そのスキに俺達は勢いに任せて爆発した。

この試合も勝利をおさめ、8―0で準々決勝進出。

 

「やったでやんす♪」

 

矢部君が御機嫌な様子だった。

――――――――――――――――――――――

準々決勝の相手は仏契(ぶっちぎり)大学附属高校である。

 

「ハァ、ハァ、ハァ……」

 

ここまで俺1人で投げたわけだが、さすがに疲れた。

乱打戦になるかと思いきや、投手戦になった。

両チーム無得点のまま9回裏まで進んだ。

 

『8番キャッチャー小鷹君』

 

2アウトランナー二塁の場面で小鷹が右打席に入った。

 

(ここまで土屋君は1人で投げ抜いたんだ、私が打たなきゃ土屋君が可愛そうだわ、決めてやる!!)

 

その時、甘く入ったストレートを打ち砕いた。

 

カキーン

 

小鷹の当たりは左中間を真っ二つに破った。

セカンドランナー夏野が激走し、ホームイン。

準々決勝はサヨナラ勝利をおさめた。

 

「ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

スタンドが盛り上がった。

――――――――――――――――――――――

試合後、バスに乗り込むと、窓越しに先輩方がいた。

 

「頑張れ土屋君!!」

 

「イケイケー!!!」

 

高橋先輩方と高城先輩方が応援していた。

 

「疲れたけど、先輩方がいると安心するわ。」

 

「オイラも安心するでやんす。」

 

俺と矢部君が言った。

 

「皆、本当によく頑張った。次の試合は土屋を温存することにする。」

 

監督の発言に皆が驚いた。

 

「準決勝は太刀川でいく。」

 

皆がさらに驚いた。

なんと太刀川が完治したのだ。

 

「回復がかなり早かったから、準決勝に登板することを医者から許可がおりた。準決勝もやるべきことをしっかりやれ!」

 

「はい!!!」

 

監督の発言に皆が返事した。

――――――――――――――――――――――

準決勝の相手は壱琉(いちりゅう)高校である。

投打にバランスがとれているが、チームワークはあまりよくないらしい。

 

「いくでやんすー!!!」

 

「オー!!!」

 

この試合は俺はベンチスタート。

代わりに矢部君が掛け声をした。

なんか違和感があった。

 

シュ、スパーン

 

太刀川が見違えるようなピッチングをしていたから、俺は驚いた。

そうとう投げたかったのかもしれないなと思った。

 

【ストライク!バッターアウト!!】

 

太刀川も三振の山を築き上げていった。

この試合は5―3で勝利。

太刀川は完投した。

――――――――――――――――――――――

「やったねヒロ!今日は凄かったよ!!」

 

小鷹が褒めた。

 

「ありがとう、リハビリをやったおかげだよ。」

 

太刀川が嬉しそうに言った。

 

「ついに決勝戦でやんすね、緊張するでやんす。」

 

矢部君が言った。

 

「あぁ、頑張ろう!」

 

俺が言った。

いよいよ決勝戦、必ず優勝してみせる。




短めにしました。
ここまでのご愛読ありがとうございました。
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