聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ― 作:パワプロ大好き男
チームはかなり向上していき、結束力も深まってきた中、他の高校は聖ジャスミン学園高校野球部の力に驚いていた。
甲子園初出場で初優勝は達成するのかどうか。
2回戦に勝った俺達、聖ジャスミン学園高校は、この勢いをそのまま3回戦に臨んだ。
「行くぞー!!!」
「オー!!!」
皆が鼓舞した。
3回戦の相手はPBH高校、打線はかなりいいが、守備はそんなに強くはない。
シュ、スパーン
シュ、スパーン
シュ、スパーン
俺は三振の山を築き上げていった。
相手の打線はかなり沈黙していた。
そのスキに俺達は勢いに任せて爆発した。
この試合も勝利をおさめ、8―0で準々決勝進出。
「やったでやんす♪」
矢部君が御機嫌な様子だった。
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準々決勝の相手は仏契(ぶっちぎり)大学附属高校である。
「ハァ、ハァ、ハァ……」
ここまで俺1人で投げたわけだが、さすがに疲れた。
乱打戦になるかと思いきや、投手戦になった。
両チーム無得点のまま9回裏まで進んだ。
『8番キャッチャー小鷹君』
2アウトランナー二塁の場面で小鷹が右打席に入った。
(ここまで土屋君は1人で投げ抜いたんだ、私が打たなきゃ土屋君が可愛そうだわ、決めてやる!!)
その時、甘く入ったストレートを打ち砕いた。
カキーン
小鷹の当たりは左中間を真っ二つに破った。
セカンドランナー夏野が激走し、ホームイン。
準々決勝はサヨナラ勝利をおさめた。
「ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
スタンドが盛り上がった。
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試合後、バスに乗り込むと、窓越しに先輩方がいた。
「頑張れ土屋君!!」
「イケイケー!!!」
高橋先輩方と高城先輩方が応援していた。
「疲れたけど、先輩方がいると安心するわ。」
「オイラも安心するでやんす。」
俺と矢部君が言った。
「皆、本当によく頑張った。次の試合は土屋を温存することにする。」
監督の発言に皆が驚いた。
「準決勝は太刀川でいく。」
皆がさらに驚いた。
なんと太刀川が完治したのだ。
「回復がかなり早かったから、準決勝に登板することを医者から許可がおりた。準決勝もやるべきことをしっかりやれ!」
「はい!!!」
監督の発言に皆が返事した。
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準決勝の相手は壱琉(いちりゅう)高校である。
投打にバランスがとれているが、チームワークはあまりよくないらしい。
「いくでやんすー!!!」
「オー!!!」
この試合は俺はベンチスタート。
代わりに矢部君が掛け声をした。
なんか違和感があった。
シュ、スパーン
太刀川が見違えるようなピッチングをしていたから、俺は驚いた。
そうとう投げたかったのかもしれないなと思った。
【ストライク!バッターアウト!!】
太刀川も三振の山を築き上げていった。
この試合は5―3で勝利。
太刀川は完投した。
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「やったねヒロ!今日は凄かったよ!!」
小鷹が褒めた。
「ありがとう、リハビリをやったおかげだよ。」
太刀川が嬉しそうに言った。
「ついに決勝戦でやんすね、緊張するでやんす。」
矢部君が言った。
「あぁ、頑張ろう!」
俺が言った。
いよいよ決勝戦、必ず優勝してみせる。
短めにしました。
ここまでのご愛読ありがとうございました。