聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ― 作:パワプロ大好き男
そんな中、新体制の新キャプテンと新副キャプテンの3人を決める日でもある。
さらに、少年にとって大事な時期でもある。
それはプロ野球のドラフト会議だった。
秋が始まった今日、新体制の新キャプテンと新副キャプテンを決める日であった。
俺と矢部君と女の子全員で話し合い、監督に報告した。
監督もそれには同意し、早速、監督の口から発表された。
「新キャプテンは美園千花でいく、前に出て抱負を述べてくれ。」
監督が言うと、美園は前に出た。
「皆さん、新キャプテンに指名されました美園千花です。分からないこと色々ありますが、チームをもう1度、甲子園に行けるように頑張りますので、よろしくお願いします。」
パチパチ
「次は新副キャプテンを2人紹介する。まずは小嵐リョウ、前に出て抱負を述べてくれ。」
監督が言うと、小嵐は前に出た。
「はい、千花ちゃんとは小学校の時からチームメイトでした。千花ちゃん1人では大変辛いと思いますので、しっかり彼女を支えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
パチパチ
「最後は八尺巫女子、前に出て抱負を述べてくれ。」
監督が言うと、八尺は前に出た。
「はぁ~い、皆さぁ~ん、リョウちんと同じ副キャプテンになりました八尺巫女子でぇ~す。千花ちゃんとリョウちんを支えていきたいと思いますので、よろしくでぇ~す。」
アハハハハ
八尺が言うと皆の笑いが起きた。
なんといっても、3人とも良いキャラしてるからだ。
美園千花は恥ずかしがり屋なところが多いけど、チームのことを第1に考えて行動するところはさすがである。
小嵐リョウは多少は子供じみたところもあるが、美園千花と八尺巫女子とはとても仲が良く、プレーも上手いのである。
八尺巫女子は言うまでもなくチームのムードメーカーである。
チームが暗くなっても、彼女の明るい振るまいには皆を笑いに誘うという彼女らしいやり方である。
「それでは最後に土屋から一言頂戴する。」
俺は前に出て、言った。
「この学校が男女共学になってから、俺は野球を入った。純粋に野球が好きで強くなりたいと思い、この学校に入学しました。最初は上手くいかないことも多く、辞めたいと思ったこともたくさんありました。し。かし、野球は団体スポーツでもあるので、皆の支えが励みになりました。野球というスポーツは奥が深いスポーツだと俺は思います。なぜなら、9回まで何が起こるか分からない緊迫したゲームを送れることと、諦めないことの大切さを学んだからです。野球は1人の力が集まれば強くなれる、しかし、試合が始まれば、たとえどんなに練習しても、片方が勝てば、もう片方は負ける、その世界に立つ以上、この練習を無駄にせず、精一杯やれるべきことを一生懸命やってください。練習した分だけ強くなれます。練習は嘘をつきません。皆さん、聖ジャスミン学園高校野球部をまた甲子園に行ってください。俺達3年生は皆さんの活躍を応援しています。頑張ってください。」
パチパチ
こうして、新体制は整ったのであった。
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ドラフト会議の日、俺は慎重なおもむきでテレビを見ていた。
「本当に大丈夫かな?」
俺が言った。
「大丈夫でやんす、土屋君は甲子園で大フィーバーだったでやんすから、絶対選ばれるでやんす♪」
矢部君が言った。
「そうだよな。」
「ところで土屋君は入団したい球団あるでやんすか?」
「そうだね、どこでも良いけど、強いて言えばファイターズが良いな~小さい頃からの憧れだし。」
「選ばれると良いでやんすね♪」
すると、ドラフト会議が発表された。
『それでは、これよりドラフト会議を行います。ドラフト1位、土屋浩貴投手、聖ジャスミン学園高校』
なんと12球団中、半分の6球団が俺を指名してくれた。
巨人、阪神、中日のセ・リーグ3球団と、日本ハム、西武、ソルトバンクのパ・リーグ3球団が指名した。
「うわぁ~、俺は一体どこに行くんだろう?」
「気になるでやんす…」
そして、交渉権をかけた抽選会が始まった。
《土屋選手は、果たしてどこに行くのか?》
すると、栗山英樹監督が拳を挙げた。
《決まりましたー!北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が交渉権を獲得ー!!土屋浩貴選手は北海道日本ハムファイターズに入団しましたー!!!》
「俺、ファイターズに選ばれた!やったー!!」
「おめでとうでやんすー!!」
「おめでとう土屋君!!!」
俺は北海道日本ハムファイターズに選ばれた!
ヒロピーたちも大喜びだった。
長くなってしまい申し訳ありません。
ここまでのご愛読ありがとうございました。