聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

7 / 50
高城先輩と百田先輩の2人が仲直りし、聖ジャスミン学園に再び活気が戻ってきた。
そんな中、少年はある悩みを抱えてしまう。


第7章 イップス克服へ

今日は室内練習場での練習試合、相手は青道高校。

 

「やぁ土屋、久しぶりだな。」

 

青道高校の1年生、御幸一也(みゆきかずや)が俺に話しかけてきた。

 

「久しぶりだな、御幸。」

 

再会を果たした気分だ。

 

「聖ジャスミン学園はどうだ?楽しいか?」

 

「あぁ、結構楽しいぜ。御幸は?」

 

「あぁ、こっちもだぜ。」

 

「そうか、いい試合にしような。」

 

「もちろんだ。」

 

こうして練習試合が始まった。

 

聖ジャスミン学園のスタメンは以下の通り

 

1番 (左) 有安杏果

2番 (二) 玉井詩織

3番 (一) 佐々木彩夏

4番 (捕) 高城れに

5番 (投) 百田夏菜子

6番 (三) 大空美代子

7番 (遊) 小山雅

8番 (右) 美藤千尋

9番 (中) オレ

 

青道高校のスタメンは以下の通り

 

1番 (遊) 倉持洋一(くらもちよういち)

2番 (二) 小湊亮介(こみなとりょうすけ)

3番 (中) 伊佐敷純(いさしきじゅん)

4番 (一) 結城哲也(ゆうきてつや)

5番 (三) 増子透(ますことおる)

6番 (捕) 御幸一也

7番 (左) 坂井一郎(さかいいちろう)

8番 (右) 白州健二郎(しらすけんじろう)

9番 (投) 丹波光一郎(たんばこういちろう)

 

1回表から8回裏まで投手戦が続き、0ー0。

9回表には百田先輩から俺に変わった。

久しぶり過ぎて投げれるか不安だったが、楽しみだった。

高城先輩が言った。

 

「思いっきり投げてね。」

 

「はい」

 

ちなみに、センターには矢部君が入った。

早速、始まった。

この回の先頭は1番の倉持洋一、左打席に立った。

高城先輩はストレートでインコース低めに構えた。

しかし、俺はインコースがイヤだった。

でもそんなことは言ってられないと思い、うなずいた。

そして、投げた。

 

シュ、カキーン。

 

一、二塁間に抜かれた。

インコースのつもりが真ん中に入った。

切り替えて、2番の小湊亮介を押さえようとした。

しかし、真ん中に入り、二、遊間に抜かれた。

3番の伊佐敷純にも、真ん中に入り、三、遊間に抜かれた。

ノーアウト満塁になってしまった。

監督はここで交代させた。

俺にとって屈辱的(くつじょくてき)だった。

しかし、仕方ないと割りきった。

試合は9回裏に高城先輩のサヨナラソロホームランを放ち、1ー0で勝った。

 

「高城先輩、すみませんでした。」

 

「気にしないで、それより、土屋君はもしかして、イップスに悩んでいるのかい?」

 

「えぇ…」

 

「よし、私と一緒に克服しようよ。」

 

「はい!」

 

こうして、高城先輩と二人三脚でイップスを克服するのであった。

 

次の練習試合では、見事にイップスを克服し、インコースを投げられるようになった。

 

さらに、その次の練習試合では、160㎞/hを連発することが出来るようになったのである。

 

「やったね、土屋君。」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

イップスを克服し、かつての輝きが戻りつつあった。

その後の練習試合も登板機会が増えていくのであった。




今回は短めにしました。
ご愛読ありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。