聖ジャスミン学園物語―女子と共に甲子園へ―   作:パワプロ大好き男

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引退試合を終え、再び練習に取り組む野球部。
3月を迎え、お世話になった3年生が卒業するのであった。


第9章 3年生卒業

卒業式、それは高校から旅立つ日でもある。

俺は寂しかった。

お世話になった3年生がいなくなることを考えただけで涙が出てきた。

一生いて欲しい気分だ。

そして、3年生が姿を表した。

 

「先輩、卒業おめでとうございます!」

 

高城先輩が言った。

 

「皆、来てくれたんだ、ありがとね。」

 

高橋先輩が言った。

 

「ケッ、ウチラのこと放っといて練習すればよかったのに。」

 

指原先輩が、ぶっきらぼうに言った。

でも、少し照れていた。

 

「そんなことは出来ません、私たちを世話してくれた先輩方を無視するわけにはいきません。先輩方を送り出すために来ていますから。」

 

百田先輩が言った。

 

「ありがとね、皆、甲子園に必ず行ってね。」

 

前田先輩が言った。

 

「土屋君、絶対にエースになってね。応援してるから。」

 

川栄先輩が言った。

 

「はい、ありがとうございます。」

 

俺は緊張した状態で言った。

 

「皆、練習は嘘をつかない。しっかり練習して甲子園に行ってね。」

 

高橋先輩が皆にそう言って、3年生は俺達の前から姿を消した。

 

「寂しいでやんす~」

 

矢部君が言うと、

 

「私も」

 

と太刀川が言った。

 

「私達の代で甲子園に行けるかな?」

 

小鷹が言うと、

 

「ますます不安になってきたわ、どうしよう~」

 

と美藤が言った。

 

「ほむら、怖いッス」

 

川星が言うと、

 

「分かるわ~失敗すると辛いわね。」

 

と夏野が言った。

 

「ミヨは打てるか心配ですぅ~」

 

大空が言うと、

 

「そうですね……」

 

と小山が自信無さそうに言った。

 

「皆、確かに3年生がいなくなることによって、聖ジャスミン学園高校野球部の戦力は大幅に下がったかもしれない。

でも、俺達1,2年生がしっかりやらないと先輩方に申しわけなくなる。

だからこそ、俺達で甲子園に行こうじゃねぇか!!」

 

俺が言うと、皆が元気になった。

 

「そうだよ、皆、土屋君の言う通り。

不安になりすぎよ。

先輩方の夢を実現するために私達が頑張らなければ甲子園に行けなくなる。

そのミッションを果たすのが私達の仕事よ。

頑張っていこう!!」

 

「はい!!!」

 

高城先輩の発言に説得力があるせいか、皆が息を揃えて返事した。

さすがキャプテンって感じがした。

3年生が行けなかった甲子園、俺達が必ず行くという気持ちが一層強くなった。

 

「オイラたちに後輩が出来るでやんす~楽しみでやんす~」

 

「どうせエロいことしか考えてないだろ?」

 

「そんなことないでやんす~」

 

「あぁー、矢部っち変態!」

 

「違うでやんす~」

 

「アハハ」

 

こうして卒業式が終わり、俺達は新しい気持ちで臨むことになるのであった。




今回は短めにしました。
初めての感想いただきました。
ありがとうございます。
これからも長かったり短かったりとムラはありますが、どうかこの作品をご愛読していただけたら幸いでございます。
感想を送っていただいた方々、本当にありがとうございます。
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