ひなビタ櫻月戦国記〜姫達の本当の戦国〜   作:おさかべ姫

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明日イブの新曲発表ですね。楽しみです(´∀`*)


第三記 櫻月氏の行く末は

敵襲の報が民衆に至るまで伝えられた櫻野城一帯には、先程までの静けさが嘘のように、あちらこちらからの騒音で満たされていた。本丸には多数の篝火(かがりび)が焚かれ、兵たちが隊列を整える。父親達は今朝から山名澄之の居城で、城に残っているのはその姫君達のみ。その姫達は櫻野城周辺の地図を広げ、花姫を中心に五人で策を練るとともに、敵軍の情報を待っていた。

 

「めうめう、矢はどのくらい用意できた?」

 

「ざっと五千本といったところめう。」

 

兎月は貴族への金貸し、酒屋の他櫻月氏の金庫役を担っている。有事の際は兵糧や武器などの消耗品、これらには多額の金が必要となるため、その調達及び武器の製造開発を一任されていた。町人であるおめうが姫達と親しいのはそのためである。

 

「あと三千本お願い。寿々ちゃん、春ちゃん、兵士さんの中で足が速い人、把握してる?」

 

「ええ、顔までしっかり覚えているわ。」

 

「大丈夫です。」

 

そこへ、一人の男が五人の前に踊り()で、声を張り上げる。

 

「報告します!敵軍兵力、およそ三千!」

 

「さんぜ……!」

 

和姫は思わず絶句する。いや、武術の腕に覚えのある寿々姫も、春姫も、そしておめうもまでが言葉を失った。戦力差は圧倒的。加えて、彼女らは初陣である。今の自分達には覆し難い、あまりにも大きすぎる差。皮肉にもこの絶望的な状況が、一瞬にして櫻野城の、先程までの静けさを取り戻した。それはさながら時間が止まったようであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パァァン!

 

「みんな揃って葬儀の時みたいな顔しちゃって。いい?諦めたらそこで戦終了よ?」

 

両手を打ち合わせ、皆の時を再び進めたのは、領主の娘、和姫であった。

 

(いやそれスラムd……)

 

おめうちゃん、今大事なとこだから静かにしてて。あとその時を超越した知識はどこからくるのかな?

 

和姫は本丸の兵士達から、花姫へと視線を移す。

 

「花、あんたなんか考えがあるんでしょ?」

 

「えへへっ、やっぱし姫様にはわかっちゃいますか〜。」

 

「あったり前田のクラッカーよ。あんたいつもすぐ顔に出すし。」

 

ああああお前まで何言ってんだ

 

「これはわざとですよ〜。」

 

花姫はそういい放つと、ゆらりと立ち上がり、袖から扇を取り出す。彼女は中国古来からの兵法書で有名な「孫子の兵法」そして「六韜三略(りくとうさんりゃく)」を諳んじ、その他多くの兵法書を愛読している。彼女の父、山形上野介忠公(やまがたこうずけのすけただきみ)からは古代中国、三国時代の名軍師諸葛孔明の生まれ変わりと称された。この花姫は、皆にとってとても頼りになる存在である。

 

「おまかせください。櫻月氏軍師の力、お見せいたしましょう。」




グリモアで予告通り14720円ドブりました。そしたら2100ゴールドでイブ当たりました。残りどおすんのおぉぉぉぉぅぃぇ
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