千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

11 / 70
どうも 無限の槍製 です。今回は事件解決までを書いております。

前回言いましたが今回一夏視点はありません。代わりに少しほんの少し長くなっておりますので。

それでは前回のバトルからです。どうぞ~



なぜ彼らが狙われたのか?

「はああ!!」

 

新生ドライブは圧倒的だった。敵が進化前というのもあるだろうが今はコチラが押している。こころなしか様々な攻撃の威力も上がっているみたいだ。タイヤ様々だな。

 

「たっ!はああ!!」

 

私のボレーキックが三体まとめて吹き飛ばす。さて体も慣れてきたな。私はシフトスピードをマックスフレアと交換する。

 

『タイヤコウカーン!マックスフレア!!』

 

炎をまとったタイヤが此方に飛んでくる。そしてスピードタイヤを押し出し変わりにフレアタイヤが収まる。体が少し暖かい。前のドライブはシフトアップする際に炎がさらに灯ったが、今のドライブはタイヤのおかげでシフトアップせずとも前のドライブの倍は炎が灯っている。まあせっかくだ、

 

『フレフレフレア!』

 

タイヤが回転しさらに炎が灯る。炎は拳だけでなく腕全体に炎を灯す。そのままロイミュードを殴り飛ばす。そして弱っている一体の腹に拳を叩き込む。ちょうど急所にヒットしたロイミュードは爆発四散した。そして爆発する数字=コアの破壊に成功した。

 

「悪いがまだ止まらんぞ」

 

『タイヤコウカーン!ファンキースパイク!!』

 

さらに緑色のシフトカー=ファンキースパイクをフレアと交換する。そして飛んでくるトゲトゲのタイヤ=スパイクタイヤが体に刺さる。すかさずシフトアップすると、

 

『スパスパスパイク!』

 

タイヤが回転しトゲがさらに長くなる。そして次々と飛んでいく無数のトゲトゲ。敵にヒットするが致命傷には至らない。なら!

 

「これなら!どうだ!!」

 

タイヤを回転させながら突撃する。これは流石に効いたみたいだ。これを見た一体のロイミュードが逃亡する。一体逃がしてしまったか・・・ならコイツは必ず仕留める!

 

『スピードタイヤに戻してフィニッシュだ』

 

「分かった、いくぞ!」

 

タイヤをスピードタイヤに戻し必殺技の準備をする。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!スピード!!!』

 

するとロイミュードの周りをトライドロンが走る。やがて赤い帯のようになったトライドロンを蹴りその反動で敵に蹴りを決める。だが!!それで終わりではない。何度も何度も繰り返し蹴りを叩き込む。まるでピンボール玉のようだ。やがて敵に火花が出始めそして、

 

「これで!フィニッシュだ!!」

 

最後の蹴りが敵を貫く。そして爆発する敵。コアも破壊完了だ。まさか一日で二体も完全に倒せるとはな。

 

『ナイスドライブ。よくやった千冬』

 

「だが一体逃がした。すぐに探さなくては」

 

変身解除した私に話かけるベルトさん。私の言うとおり一体逃がしてしまっている。それに事件も解決できていない。私はひとまず特状課に戻ることにした。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「なに?薬の袋だと?」

 

「ええ。前にもこんな事件がおきていたらしくてね。そのときにも薬の袋が現場に落ちていたみたいなのよ。それで一条さんが何かあるんじゃ?ってこっちに持ってきたわけ」

 

この事件=連続赤色化殺人未遂事件は前にも発生していたらしい。そのときもロイミュードの仕業だろうが、となるとロイミュードは薬の袋を持った人間だけを襲った?何か法則性があるのだろうか?

 

「遠坂他に事件について何かないか?」

 

「他にって・・・あっそうだ。何人かの人が事件発生時に行方不明になっているのよ。今回も一人いなくなってるわ」

 

「その人分かるか?」

 

「ごめん。そこまでは分かんないわ。ごめんね」

 

遠坂が謝ることではない。しかし行方不明になった人も何か法則性があるのか?これも調べなくてはな。さっそく捜査だ。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

さっそく被害者について調べることにした。4人の被害者はいずれも別々の医者からなんらかの薬を貰っていた。ロイミュードがそれを狙った可能性は少し低くなったが、行方不明になった人に共通点は少なかった。行方不明になった人は男性2人、女性2人でいずれも20歳から25歳の若者という共通点のみ。被害者と行方不明者の接点もなく、捜査は難航していた。

 

「調べてみてこうも接点も何もないとはね」

 

「被害者は薬持ち。行方不明者は若者ばかりか・・・どちらも一致しているのは年齢が近いぐらいか」

 

「・・・ねえ思ったんだけどさ。なんでロイミュードは薬持ちの人ばっかり襲ったのかしら。襲うのなら誰でもいいんじゃない?もしかしてロイミュードは薬の匂いが嫌いとか?」

 

「いや現場に医療関係者がいたという情報もある。その線は薄いだろう。となるとやはり何か共通点があるのか?」

 

「あ~もう分かんない!頭より体動かす方がいいっつーの!」

 

怒り狂う遠坂はシャドーボクシングを始めてしまった。しかしさっぱりだ。本当に何か共通点があるのか?

 

「頑張ってるな織斑君。・・・なんで遠坂君はシャドーボクシングしているんだ?」

 

「あ、一条さん。アレはほっといていいです。それでどうして特状課に?」

 

「ああ実はな被害者と行方不明者について共通の情報を持ってきたんだ」

 

「共通の情報?何ですかそれは」

 

「実は全員同じトレーニングジムに通っていたんだ。そのトレーニングジムはなんでも健康が良くなるらしいんだ」

 

健康が良くなる?では薬を貰っていた被害者は健康になるために通っていたのか。自分が健康になるために。さてここまでの情報を簡単にまとめると、

 

全員が同じトレーニングジムに通う

健康でない者が襲われる

恐らく健康的な若者が行方不明に

考えられるのはロイミュードはそのトレーニングジムに通っていた者を探して尚且つ健康的な若者を 誘拐 した。そして健康的でない者は必用とされない。何故?健康的な若者の方がいい理由は・・・・・・

 

「繋がった。恐らくロイミュードは健康的な若者と融合しようとしているかもしれん。若者しかも健康的な体を持つとなると体の組織細胞もトップレベルだ。それを狙ったのかもしれん」

 

「つまりこれは誘拐ってこと?しかも誘拐したロイミュードはその人達を取り込んでまだ進化しようとしてるの?」

 

「だがこれは推測にすぎない。ロイミュードには何か別の目的があるかもしれん。だがどのみち奴が誘拐したのは間違いないだろう」

 

「もしそうだとして行方不明者はいったいどこにいったのよ?」

 

『その点は心配ない。今ロイミュードをハンターが捜索している。恐らくそこに行方不明者がいるだろう』

 

流石仕事が早い。ハンターの報告を待つより先に準備しておくか。と、そういえば・・・

 

「一条さん、驚かないんですか?ベルトが喋っているのに」

 

「ベルトが喋っているのか!てっきり新しい無線機かと思ったよ」

 

『!!ハンターが行方不明者を発見したぞ!場所は冬木遊園地だ』

 

私は一条さんの天然ボケをスルーし、言われた場所へ急行した。ごめんなさい一条さん。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

遊園地に着くとジャスティスハンターが待っていた。そしてハンターが私と遠坂を案内した場所に、

 

「いた。全員いるわ、ちゃんと息もある」

 

メリーゴーランドに股がる形で行方不明者はいた。しかも全員ケガまでないらしい。遠坂が解放していると後ろから殺気を感じる。振り向けばそこには誘拐された人と瓜二つな人間がいる。あきらかにアレは偽物だ。

 

「俺の進化の素材に触るな!」

 

「進化が目的だったか。だが人間を素材呼ばわりとは、許せることではないぞ。ロイミュード029誘拐及び殺人未遂の罪でおとなしく縛につけ」

 

「悪いが俺はもっと進化する。いまよりずっとな!」

 

奴が変身するとすでに奴は進化体になっていた。だが不思議なことにハートの時のような気持ちにはならなかった。

 

「悪いがお前の進化はここでストップだ。変身!」

 

『ドライブ!タイプスピード!!』

 

トライドロンは少し離れていたがきちんとタイヤは届いた。これなら問題ない。さあ、

 

「ひとっ走り付き合って貰おうか」

 

そして始まる戦闘。奴はパンチに特化した個体に進化しているようだ。だがハートの方が効いたな。戦いはこちらが有利だ。相手もそれが分かったのか逃走を始める。ちっコイツ逃げ足特化しているのか。

 

「今度は逃がさんぞ」

 

誘拐された人を遠坂に任せ走ってきたトライドロンに乗り込む。さあレースの始まりだ。

 

奴は重加速を発動しほぼ停止状態の車を殴りこちらの進路を塞いでくる。しかしこっちのドライブテクニックの方が上であったようで障害を潜り抜けすぐに追い付く。だがロイミュードは他にもいたようで三体のロイミュードが妨害してくる。

 

「くそ!鬱陶しい。ベルトさん何かないか?」

 

『それならトライドロンの武装を使おう。フレア、スパイク、シャドーを置くんだ』

 

ベルトさんの指示通りディスプレイにセットすると、

 

『フレア、スパイク、シャドー。タイヤフエール!』

 

左前輪にフレア、左上後輪にスパイク、反対側にシャドーのタイヤが現れる。そしてスパイク、シャドーの一斉射撃で三体全て撃破する。随分呆気ないな。目の前のロイミュードにはフレアの力で発動した炎を纏ったトライドロンでぶつかる。エンジン全開×炎×スピード=ぶっ飛ばす。ぶっ飛ばされたロイミュードはこちらに向かってくる。戦うしかないと思ったのだろう。私も車から降りる。お望み通り戦ってやろう。だか、

 

「遠慮はしない。生憎こちらにはパトカーの援軍があるのでな」

 

『タイヤコウカーン!ジャスティスハンター!!』

 

ハンターにタイヤ交換すると手に檻のような武器=ジャスティスゲージが握られる。そしてそれをロイミュードに叩きつける。殴る。叩きつける。叩きつける。殴る。蹴る。ときには敵のパンチを檻でガードする。そしてまた殴る。遠坂が言っていた 殺るなら徹底的に と。そして、

 

「悪いがどうも人間を素材と言ったお前が気にいらん。これでトドメだ」

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!ハンター!!!』

 

檻を敵の真上に投げつけ檻を作る。檻を破壊しようと殴るも電撃が敵に走る。そこに、

 

「喰らえ!!」

 

赤いオーラを纏ったパンチ=ラッシュオブジャスティス(私命名)を炸裂させ相手の腹に風穴を開ける。そして断末魔をあげるまもなく爆発四散した。

 

「ふう。終わったか」

 

『ナイスドライブ千冬。これで今回ロイミュードを4体倒し計6体も倒せた。流石だ』

 

「だがまだ102体いる。それにチェイスも。まだ油断はできんな」

 

そうまだまだロイミュードは存在している。ハートやチェイスも倒さなくてはいけない。まあ今は事件が無事に終わったんだ、よしとするか。私は変身を解除しトライドロンに乗って遠坂を迎えに車を走らせた。




はいというわけでドライブ完全勝利!ってゆーか一方的なワンサイドゲーム?ドライブこんなに強かったっけ?

次回は一夏視点も描きます。そして千冬は奴と戦います。さらにあの武器も?いったい何ドル剣なんだ・・・

では次回もひとっ走り付き合ってください

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。