今回は第二章の最終回(前編)です。この話は前後編の予定です。もしかしたら中編が入るかも
とにもかくにも第二章最終回(前編)どうぞ!
『紹介しよう。右からランブルダンプ、フッキングレッカー、マッドドクター、ファイヤーブレイバー、ローリングラビティだ』
私と遠坂の前に並ぶ5台のシフトカー。いずれも世界各地でロイミュードと戦ってくれたらしい。まあ実際はシフトカーの力で動ける他の仮面ライダーが対処しているらしいが。帰ってきたということは世界各地のロイミュードを全て倒したのだろうか。
『今回二人に彼等を紹介したのには理由があるんだ。まずは彼等が見たものを観てもらおう』
そう言いってベルトさんが撮したのは白い仮面ライダーがロイミュードを倒すところだった。マフラーをつけ右肩にタイヤらしき物がついている。武器は銃。しかも接近戦もできるようだ。白い仮面ライダーはあっというまにロイミュードを倒してしまった。しかもコアまで破壊している。
「強いな。進化前とはいえこうも簡単にロイミュードを倒すとは」
「敵に回ったら強敵ね。まあそんなことないでしょうけど仮面ライダーだし」
「これがなんだというのだベルトさん?」
『私が言いたいのは私はこんな仮面ライダー見たこと無いということだ。私のデータの中には全ての仮面ライダーのデータが入っている。しかしこの仮面ライダーに関してのデータは一切無いのだよ』
「それだったら普通に考えて新しく出てきた仮面ライダーなだけだろう?別にそんなに困ることはない。データが無いなら集めればいいだけだ」
『しかしどうも腑に落ちない。しかも彼には前に何処かで出会っている気もするんだ』
そこからブツブツと一人言を話すベルトさん。こうなっては暫く帰ってこない。私は遠坂を連れて昼御飯を食べに出掛けた。
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「一夏さん♪お昼ご一緒してもよろしいでしょうか♪」
「おういいぞ。それにしてもやけに嬉しそうだな」
セシリアを助けだしテスト勝負が終わってから2日。あの日からさらに親しくなった。互いに下の名前で呼び会うようになり今日は一緒にご飯を食べることになった。俺のschoollife、悪くない。
「ええなんといっても本日はテストの返却日。勝負の結果がわかる日ではありませんか」
「あんまりわかりたくないよ・・・・・・」
セシリアを助けだした後学校に戻ってみると山田先生とシャル、ラウラが待っていてくれていた。そしてそこから始まるテスト勝負。セシリアは力を出し切ったらしい。俺も自信は少しある。まあどうなっているかは今日判ることだ。
余談だが俺が何故シャル達を下の名前で呼んでいるかというと、シャルとラウラもせっかくだから自分達も下の名前で呼んでほしい、と言われシャルとラウラと呼ぶようになった。実に単純である。
「一夏さん。実はサンドイッチを作ってみましたの。いかがですか?」
「へぇ~旨そうだな。ありがたく貰うよ」
・・・もしこの時に戻れるなら俺に言ってやりたい、迂闊に手を出すなと。興味をみせるなと。セシリアの料理には手を出すなと。
「いただきまーす」パクッ モグモグ ゴックン
「どうでしょうか一夏さん」
ここから先俺が何をしていたか記憶がない。
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「今度は連続爆破事故か。しかも全て同じ会社のトラック。これはロイミュードの仕業で確定だろう」
「ロイミュード?なんだいそれは?」
「前に一条さんを襲った奴らですよ」
ああ、あれかと頷く一条さん。出来れば巻き込みたくなかったが。まあいずれロイミュードの存在に気づいていただろうが。
今回の事件は全て同じ会社のトラックばかり狙われ爆破されるというものだ。今回は狙われる存在が分かっているため守りやすい。トラックの近くで張り込みロイミュードが来たら一気に叩く。
「今回は簡単に解決しそうね。でも」
「油断大敵だろ。分かっているいくら簡単に解決できそうでも油断はしない」
そうチェイスが来ないという確証は無いのだ。もしかするとチェイスではなくハートが来る可能性もある。とにかく油断が許されないものだ。しかもトラックを爆破させているのがロイミュード1体という確証も無い。最悪チェイス、ハート、数体のロイミュードと戦闘になるかもしれない。とにかくこういう事件は抜かっていると痛い目みるというものだ。
「取り敢えずトラックを張り込む。そしてロイミュードが来たら一気に叩く。これでいいな」
「分かったよ織斑君」
「分かったわ千冬。それにしてもなんでロイミュードは会社を攻撃しないのかしら。トラックを狙ってるんじゃなくて荷物を狙ってるんなら会社を叩いたほうが早いと思うけど」
「まあ単純に会社が分からないんじやないかな?」
確かに遠坂の言う通りだ。わざわざトラックを狙わなくても会社を狙えばいいはず。まあ一条さんの言う通り会社が分からないのかもしれんが。今は取り敢えずトラックを張り込むか。
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「今のところ襲撃の気配は無し、か」
トライドロンでトラックを追いかけているが今のところ襲撃の気配がない。こちらに気づいたか、今日は狙わないのか。そう思っていると、
「ん?なんだあの青い光は」
「なんか雷みたいね」
「いや違う、みたいじゃない本物だ!」
突然の落雷。青い光は一直線にトラックにヒットした。間違いないロイミュードが近くにいる。
「千冬あれ!」
トラックの奥に見える人影。いやロイミュードの影。数は・・・6体だと!?しかも最悪なことに
「2体進化体がいるな」
『気を付けろ。進化体2体だ。まずくなったら直ぐに離脱するんだぞ』
「分かっている」
流石のベルトさんでも焦っている。確かに今まで進化体2体など相手にしたことがない。だがそれでもやるしかない。
「いくぞ!変身!!」
『ドライブ!タイプスピード!!』
変身しハンドル剣とドア銃を構え敵にたちむかう。まずは進化前のロイミュードを狙うが、
「お前ら下がってな」
「お願いしゃすアニキ」「頼みますアニキ」
オネエぽい2体のロイミュードの前にゴツい進化体ロイミュードが立ちふさがる。見るからにパワー型だ。ハンドル剣で切りつけても、ドア銃で撃っても怯まない。厄介だ。もう1体の進化体は何もせずただじっと見ている。
「くそが!こいつならどうだ!!」
『タイヤコウカーン!ランブルダンプ!!』
イライラした私はランブルダンプにタイヤ交換する。しかし、
「!?うわあああああ!」
どうやらランブルダンプはパワータイプらしく武装のランブルスマッシャーに振り回される。運良くロイミュード達を吹き飛ばせたが同時にダンプも解除されてしまう。しかも少しフラフラする。そこに加わるロイミュードの攻撃。まずい体が壊れそうだ。そんなとき、
「ん?これはまた別のシフトカーか?」
私の手におさまる黒と緑のシフトカー。どことなくスピードと近いものを感じる。だが今はそんなこと言ってられない。
『なんなんだそのシフトカーは!?』
「ベルトさんも知らないシフトカーか。面白い、使ってみる」
黒のシフトカーをレバーモードに変形させシフトブレスに装填する。しかし、
「?何故・・・動かないんだ?」
動かなかった。固すぎるのではなくテコの原理でも動きそうになかった。仕方なく黒のシフトカーを外し緑のシフトカーを装填する。しかしこちらも結果が同じになってしまった。
「なんなんだこのシフトカーは!本当に知らないのか?」
『分からない。こうなったら一番攻撃力があるシフトカーでいこう』
「くっ。分かった」
『タイヤコウカーン!マックスフレア!! ヒッサーツ!フルスロットル!!フレア!!!』
すぐさまタイヤを一番攻撃力のあるマックスフレアに交換し必殺技『フレアラストラップ』を発動する。しかし必殺のキックは紫の弾丸に遮られる。
「チェイス!またお前か!!」
「安心しろ。これで終わる『breakup!』こいつの力試させてもらう」
チェイスが取り出したのは銀色のシフトカーいや少し違う。それをブレイクガンナーに装填する。
『tune chaserspider』
背中に生えた翼は右腕に移動し蜘蛛のツメのようになる。しかし最悪なのはこれで1対7だ。しかもチェイスが新武装だとするとさらに勝ち目が少ない。こうなるとできる作戦は1つ。
「スピードで決める!」
『スピスピスピード! ヒッサーツ!フルスロットル!!スピード!!!』
シフトアップしてさらにハンドル剣にスピードを装填して必殺技を発動する。結果今までの中で最速になる。
「はああああ!!」
一閃二閃と敵を切っていく。結果進化前のロイミュードを全て倒すことに成功する。しかし、
「その程度のスピードで俺を倒せると思ったら大間違いだ!」
チェイスのツメとハンドル剣がぶつかる。前は競りかったが今回は押し負ける。 まずい吹き飛ばされ海の方まで出てしまう。これこそ背水の陣か・・・だが諦めん!
『タイヤコウカーン!ドリームベガス!! ヒッサーツ!フルスロットル!!ベガス!!!』
最後は運頼みだ。そして今回も運が良かったのかスロットは全て7に止まる。発射される大量のコイン。爆発し煙幕がわりにはなっただろう。今回は退散しよう・・・
「何?・・・海に落ちたか」
チェイスはそう呟くと進化体ロイミュードをつれ消えていった。
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「あーりゃりゃ。ワイルドとテクニックが使えないとはね。まあいいか。全てのロイミュードをぶっ潰すのは俺なんだから」
白い仮面ライダーはそう呟く。その隠された瞳にはロイミュードに対する敵意が燃えていた。そしてこれまた白いバイクに股がり走り去っていった。
というわけで海落ち千冬、バイラルコアを手にいれたチェイス、そして◯◯◯。こんな感じで進んでいきます。
あと暫く更新はできないかもしれません。8月3日にはまた更新できると思いますので。
では次回もひとっ走り付き合ってください