千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

15 / 70
どうもお久しぶりです 無限の槍製 です。

5日に投稿するとか言いながら気がつけば次の日になってしまいました。すみません!!

今回は前回の続き第二章の最終回です。始めに言いますが後半の戦闘はワイルド8のテクニック2です。別にテクニックが嫌いなのではなくこうなったのも全て作者のせいです。

テクニックファンの皆さますみません。次は出番増やしますから。

では第二章最終回(後編)です。どうぞ!


新たな力はなにが必要なのか?(後編)

「・・・ずぶ濡れじゃないか。なんで変身解除されているんだまったく」

 

『これは君の無茶な作戦のせいだぞ。言ってしまえば自業自得だ』

 

チェイス達との戦闘から離脱するためにかなり無茶な作戦を決行したのは確かに私だ。しかし変身が解除されてしまうとは思わなかった。

 

「千冬、ベルトさん大丈夫?」

 

「遠坂か。私は大丈夫だが一応ベルトさんを」

 

ベルトさんも精密機械だからな。水ましてや海水など被ってしまったら壊れはしなくても何らかの異常が無いとも言い切れない。

 

「分かったわ。って千冬も怪我してるじゃない。運転は私がするから少し休みなさい」

 

「む?怪我していたのか。気づかなかったな」

 

「あんたねぇ。まあお説教は後にしとくわ。ほら早く乗りなさい」

 

遠坂にトライドロンに乗せられ連れていかれる。そして気づけば私の意識は闇に沈んでいた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ぐあっ!」

 

「ふーんその程度?正直拍子抜けだよ」

 

カメラみたいなロイミュードは最初大口叩いていたくせに俺と戦っているうちに追い詰められ今では死にそうだ。仕方ない片付けるか。

 

『ヒッサツ!フルスロットル!!マッハ!!!』

 

ベルトから発せられた風が俺を包む。そして空中で前方宙返りを繰り返し勢いを付け、急降下して跳び蹴りを叩き込む。これが俺の必殺技『キックマッハー』。相手は大体死ぬ。そしてこいつも死んだ。戦いが終わったのを確認するとバイザーをあげ体にたまった熱を放出する。

 

「けっこういい絵になったかな」

 

『オツカーレ!』

 

変身を解除して俺のバイク『ライドマッハー』にまたがる。日本に帰ってきたんだし早くあいつに会いたいな。まだあのポニーテールかな?そんな期待をしながら俺はバイクを走らした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「へっくしょん!!」

 

「大丈夫箒?」

 

「ああ大丈夫だ。誰か噂しているのか?」

 

鈴と一緒に夜道を帰っているといきなりくしゃみをしてしまった。しかしこうも豪快にくしゃみをするとは。やはり兄さんと姉さんのせいだろうか。あの二人はいつも豪快にくしゃみをする。その遺伝か?やはり血は争えないな。

 

「少しは手で押さえなさいよ。一夏の前でそんなくしゃみしたら笑われるわよ」

 

「一夏の前ではくしゃみはせん。多分」

 

どうだかとケラケラ笑う鈴。これでも私の大事な友達だ。そして一夏と幼馴染みでもある。どうも一夏とはセカンド幼馴染みらしい。因みに私はファースト幼馴染みだ。鈴とは高校で同じ剣道部だ。剣道をしているとまた一夏と会えると思い入ったらしい。最初は全くの素人だが今ではなかなか強くなっている。私も鍛練をしなくてはな。

 

「そーだ箒。お兄さん帰ってくるんでしょ」

 

「ああそうみたいだ。まったくいきなりアメリカに飛んだと思ったらいきなり『明日帰るから部屋掃除しといて』なんて言うんだ」

 

「お兄さんどんな人なの?」

 

「そうだな。まず写真を撮るのが好きでな、一夏と千冬さんが季節の変わり目に写真を撮るようになったのも兄さんの影響なんだ。あとは・・・かなりの姉妹思い?だ」

 

「それってシスコンじゃ・・・いや一夏もおんなじもんか」

 

「兄さんはシスコンじゃないぞ。一夏は否定せんが」

 

まあ兄さんが帰ってくるのは素直に嬉しい。姉さんが帰ってこない今、兄さんが帰ってくるのはありがたい。さて帰ったら兄さんの部屋を掃除しといておくか。

 

 

一方その頃一夏は

 

「へっくしょん!!」

 

「大丈夫ですか一夏さん?」

 

「夜はまだ冷える時もあるからね。気を付けなよ一夏」

 

「うむ。風邪は駄目だぞ一夏。戦士たるものいつなんどきも万全でなければならない」

 

「戦士って・・・そりゃ俺を必要とするなら戦士にでもなってやるけdへっくしょん!!・・・誰かが俺の事をシスコンって言ってる気がする」

 

「「「・・・・・・何故か否定できない」」」

 

「否定的してよ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「パッションな気持ちとクールな心だと?」

 

『新しいシフトカー=シフトワイルド、シフトテクニックにはそれぞれ人間のパッションな気持ちとクールな心が必要なのだ。そもそもドライブは人間の気持ちや感情などで動いているのだ。気持ちや感情の持ちようでドライブは強くなったり弱くなったりするのだ』

 

要するにドライブは人間の心と同調しているらしい。しかしパッションな気持ちとクールな心か・・・少し難しいな。

 

「クールな心は千冬には備わってると思ったんだけど、変身できないとなると」

 

「まだクールな心が備わってないのだろうな。しかしパッションな気持ちはよくわからんな」

 

「パッションって要するに『もっと熱くなれよ!!!』的なやつ?」

 

「大体あっているな。まあ今はその事はいい。問題はあの進化体とチェイスの新しい武器だ。そもそもあのトラックには何が入っていたんだ」

 

「うんそれなんだけど・・・・・爆薬だったわ」

 

「・・・は?」

 

爆薬?何故トラックで運んでいたんだ?あの会社はそんな爆薬を使う仕事には関わっていないはず。となるとやっぱり、

 

「どうも社長が裏の仕事に関わっているみたいなの」

 

「そして社員はそれを知ってか知らずかいずれにしても運んでいたんということか」

 

「やっぱりこれって運んでいたんだ人も捕まるわよね」

 

「まあな。やはり知らずでも共犯になってしまうな。知っていてなら当たり前に共犯だが。いずれにせよ社長はムショ行きだが」

 

しかしロイミュードがコイツを狙っているのは確実だ。目的は知らんが被害が大きくなる前に奴らを倒すしかない。そしてそこに鳴り響く電話の音。電話の主は一条さんだった。

 

「はい~こちら特状課~」

 

『こちら一条です。遠坂君だね。事件発生だ。トラック襲撃事件の本社にホイコーローが襲撃してきたんだ』

 

「だそうよ千冬。いくでしょホイコーロー退治」

 

「当たり前だ。今度こそホイコーローを倒す」

 

『・・・ホイコーロー?ロイミュードでは?いや突っ込むだけ無駄か』

 

私は現場にトライドロンを走らせた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

現場に駆けつけるとそこは大惨事という言葉では足りないぐらい酷いものだった。恐らく製造していた爆薬がロイミュードの攻撃で一気に爆発したのだろう。建物はほぼ原型をとどめておらず人影もなかった。代わりにいたのは2体のロイミュードとチェイスだった。

 

「見てみろこの有り様を。人間が作ったものでここまで破壊されている。お前達を頼った人間はお前達のような他人を殺すためにコレを作った。ロイミュードは仲間達でこんなことは絶対にしない。人間の本質はロイミュードよりも悪に近いものだ。それでもお前は人間を正義の為に助けるのか?」

 

「確かに右も左もずるい奴でうんざりすることばっかりだ。だが・・・」

 

チェイスの言うことは正しいかもしれない。ロイミュードより人間の方がたちが悪いかもしれない。それでも、

 

「だからこそまっすぐ生きてる人が光って見える。正義じゃない。私は市民を守るんだ!変身!」

 

シフトブレスに装填したのはいつものスピードではなくワイルドだ。決して間違えた訳ではない。今なら変身できる。そう思ったから私はこれを選んだ。間違いはない!

 

『ドライブ!タイプワイルド!!』

 

変身したその体はいつもの赤色の装甲ではなく真っ黒な装甲になっていた。これがタイプワイルドということか。

 

「さあひとっ走り付き合って貰うぞ」

 

戦闘開始だ。既にチェイスは蜘蛛ヅメを装備している。2体のロイミュードは徒手空拳で何とかなるがチェイスは少し難しいな。

 

『千冬今ならダンプなどのパワー型シフトカーも使えるぞ』

 

「そうか、ならなんとかなる」

 

2体のロイミュードを蹴り飛ばす。やはりワイルドだけあってパワーが上がっている。そして手にしたシフトカーはダンプ。

 

『タイヤコウカーン!ランブルダンプ!!』

 

右肩にダンプタイヤが装着される。左手に装着した武器のランブルスマッシャーも軽く振れる。これなら!

 

「せいっ!」

 

「はあっ!」

 

ぶつかり合うツメとドリル。ハンドル剣では押し負けたがランブルスマッシャーなら負けることはないはずだ!

 

「これならどうだ!」

 

『ダンダンダンプ!!』

 

シフトアップしドリルを更に回転させる。チェイスが少しずつ押されていく。そして、

 

「たあっ!!!」

 

ツメを弾きドリルを命中させると瓦礫の中にチェイスを吹き飛ばせた。これで少しは時間を稼げるな。今のうちにあの2体のロイミュードを倒す。

ランブルスマッシャーを右手に持ちかえ硬いロイミュードを殴る。流石にドリルで殴らればダメージが通った。

 

「くらえっ!!」

 

渾身のドリルパンチはロイミュードの顔面をとらえた。吹き飛んだロイミュードは瓦礫を破壊しながら吹き飛んだ。残るはネジみたいなロイミュード。すかさず顔面を殴る。コイツは確か電撃を使ってくる。注意して殴ったが特になく吹き飛んだ。

 

「拍子抜けだな。ついでだコイツも試してやる」

 

次にシフトブレスに装填したのはシフトテクニック。敵を圧倒して少しは冷静になれたはずだ。心を落ち着かせ、

 

『ドライブ!タイプテクニック!!』

 

テクニックにチェンジする。テクニックは緑色の装甲だ。そして目の前に広がる数々のデータ。なるほどコイツは銃撃と精密機械を操るのが得意なのか。さて時間もおしている、これで決めさせて貰うぞ。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!テクニック!!!』

 

ドア銃にテクニックを装填し2体のロイミュード同時に撃ち抜く。一瞬だった。1回しかトリガーを引いていないのにロイミュードは2体同時撃ち抜いた。そして爆発しコアも破壊に成功した。さてチェイスが起きる前にとんずらするか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「久しぶり千冬さん」

 

翌日。非番の私の家にやって来たのは白いパーカーにオレンジ色のシャツを着た私のよく知る人物、

 

「帰って来たのか剛」

 

束の弟であり箒の兄=篠ノ之剛だった。




はい第二章終了です。そして剛の登場です。マッハは作者の手によってどうなってしまうのか!

あと第二章が終わったのでキャラクター紹介でもすると思いますので。

では第三章もひとっ走り付き合ってください!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。