今回から第3章です。剛=マッハがやって来る!そしてこの章はあの怪盗編も入っています。ということはあの鎧武者もやって来る。
では第3章の始まりです。どうぞ!
白い仮面ライダーはどこから来たのか?
「また料理の腕上げたんじゃない一夏」
「そうですか?ありがとうございます剛さん」
「・・・・・・・・・」
さも平然と我が家の朝食をむさぼる束の弟=剛。非番の日の朝、いきなり我が家に上がり込んできた。そしてザ・お人好しの一夏が「よかったら一緒に朝御飯食べませんか?」なんていった。結果剛も一緒に朝御飯を食べることになったのだが、
「まったくなんのつもりだ。いきなり上がり込みおって」
「あれ怒ってる?もしかしてこの卵焼き食べない方がよかった?」
「そうじゃない。それもあるがそうじゃない」
「あるんだ・・・んじゃなんで怒ってんの」
「私が言いたいのは何故ここに来たのか。その事だ。わざわざ朝に来る必要があったのか?」
「んーーまあ無いかな。強いて言えば一夏のご飯が食べたかったかな」
「・・・・・・寝言は寝ていえ。そんな理由で来たのではないだろう」
「俺の料理をそんな理由扱いだと!千冬姉そりゃねぇよ・・・」
「一夏お前は早く学校に行け。遅刻するぞ」
私が指摘すると一夏は急いでご飯を掻き込みそそくさに家を出ていった。
「さて一夏も居なくなったし思う存分話せるぞ」
「ありゃばれてたか。やっぱり教えてないんだ姉ちゃんの事」
コイツは昔からいつも私に頼るとき朝早くから私のもとに来ることが多かった。大体おかしな事ばかり頼ってくるのでいつもアイアンクローの餌食になっていたが今回は違うみたいだ。
「お前はどこまで束の事がわかっている」
「まず姉ちゃんは死んでない。これは確実なんだ。ただ単に誘拐されただけなんだ」
「誘拐だと?あの束が誘拐されたのか?」
「まあ怪我でもしてたんでしょ。んで誘拐したのがファントム・タスク。亡国企業って書いてファントム・タスクだよ」
ファントム・タスク。聞いたことはあった。アメリカに陣を構えているテロリスト集団。と言ってもメンバーは3人のみでテロリスト集団と自称しているだけらしく事件などは起こしていない。メンバーはそれぞれリーダーのスコール、部下のオータムとMと呼ばれる女性らしい。
「今まで事件など起こしたことのないテロリスト集団が初めてしたのが誘拐という訳か。しかし何故その事を知っている剛」
「俺の知り合いにさ情報網がとんでもない奴がいてさそいつが色々と教えてくれたんだよ」
「信用できるのかその情報は?」
「信用するしかないんだよ。まずはファントム・タスクに接触すること。ファントム・タスクが姉ちゃんを誘拐していなかったら捜査は振り出しに戻るけどね」
いつもそうだ。コイツはどうでもいい事ばかり頼ってくるくせに大切な事ばかり自分で抱え込み解決しようとしている。そういうところがコイツは危なっかしい。
「それでファントム・タスクとどう接触するつもりだ。奴らはアメリカにいるんだからむしろ帰って来なかった方がよかったんじゃないか」
「ファントム・タスクがアメリカに居なかったからこうして帰って来てるんじゃないか。あいつら何処にも居ないんだから」
それもそうだ。だがそれでも帰って来なくてもよかったはず。あいつは元々普通に留学の為にアメリカに出向いていたのだ。 ならアメリカにいながら例の情報提供者と協力して束を捜せばいいはずだ。それも可能のはずなのにわざわざ日本に帰ってきた。
「剛。本当は別に目的があるんじゃないか。その為にわざわざ日本に帰ってきたのでは」
「悪いけど姐さんにも言えないよ。コイツは俺の問題なんだから」
コイツは時折私のことを姐さんと呼ぶことがある。何故なのか前に問いただしたら「なんかカッコイイじゃん」とのこと。しかし私にも言えないことか・・・まあ個人の問題にあれこれ言うのもどうかと思うしな。
「まあマジで本気でヤバくなったら相談するよ。それより携帯鳴ってるよ」
「ん?本当だ。剛は耳はいいみたいだな」
「耳はってそれどうい「もしもし遠坂か?どうした」聞いてねぇし」
『あ、千冬?もしかしてそこに剛居るの?帰ってきてるの?ちょっと電話変わりなさいよ』
「・・・・・・切るぞ」
『冗談冗談本気にしないの。それよりも本気にしてほしいのはロイミュードの方よ』
できるだけ剛には聞こえないように確認するとほんの3分前に重加速反応があったらしい。場所を聞くとすぐさまに現場に向かう仕度をする。こういうのもあるから非番の日でも油断できないのだ。
「あれ事件?頑張ってね~(モグモグ)」
「あ!私が楽しみにしていたシャルモンのケーキ!お前後で覚えておけよ」
剛にシャルモンのケーキ(2500円8つ入り)を食べられ嘆き苛立つも事件をほっておくわけにもいかず、私はケーキにサヨナラを告げトライドロンで現場に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーー
途中で遠坂を拾い現場に到着した。現場はここいらでも少し有名なゴクドウ藤村組だった。ここの藤村組の頭によると「いきなりブワッーーてきてゆっくりになったら紫色の服着た男の子がねビビューンって走り抜けたの」らしい。重加速内でも普通に走れる紫色はチェイスしかいない。しかし何が目的なのだろうか。
「なんかわかんないわねチェイスのしたいこと」
「まず何が目的で藤村邸に侵入したのかが分からない。それさえ分かればなんとかなるのだが」
「一応ご近所さんにも聞き込みいれとく?」
「そうだな。何か分かるかもしれん」
と始めた聞き込みだが重加速を感じたこととお隣さんが『魔術戦士キリツグ』の主人公役の役者さんの家だったことしか有力な情報がなかった。
「特に何もなかったわねってサインちゃっかり貰ってんじゃないわよ」
「一夏がファンでな持って帰ったら喜ぶだろうな」
「サイン貰いに来たんじゃないのよ。まったく」
『千冬、凛後ろだ!!』
「「気づいてるっつーの!」」
気づいてないと思ったのだろうか、背後にいた進化前ロイミュードを遠坂と裏拳で吹っ飛ばす。数は3体、吹っ飛ばされた2体と1体。所詮は進化前。人間ごときの裏拳で吹っ飛ぶとはな。すぐさまサインを遠坂に預けシフトテクニックを手に取る。
「変身!」
『ドライブ!タイプテクニック!!』
変身してドア銃を構える。テクニックの正確な射撃は確実にロイミュードにダメージを与えていく。そしてここでふと気づいた。コイツらにはナンバーがなかった。ナンバープレートには数字が書かれておらず空白だった。まあそんなことは関係ないが。私はシフトテクニックを外して別のシフトカー=ローリングラビティを装填する。
『タイヤコウカーン!ローリングラビティ!!』
「?!??重っ!!」
ローリングラビティの武器10tオモーリは馬鹿みたいに重かった。これが10tの重さか。タイプワイルドでも持てるかどうか。しかし重い代わりに与えるダメージはとんでもないものだった。力任せに振り回すとあたったロイミュードは吹き飛んで壁にめり込んだ。吹き飛んだロイミュードはまるで重力に掛かったように動けないでいた。決めるなら今か。
『ヒッサーツ!フルスロットル!!グラビティ!!!』
フルパワーで投げた10tオモーリは3つに分裂しロイミュードを潰した。しかしコアがなかった。当然か奴らはナンバーがなかった。コアはナンバーの形をしているのだからナンバーがないのはコアがないということか。なら奴らはなんなんだ?さっぱり分からないが分かったことが1つある。
「これからグラビティはワイルドで使おう。その方がまだましに動けるだろうし」
『千冬後ろだ!』
油断した。後ろに振り向くと同時にヒットするロイミュードのパンチ。数はさっきと同じ3体・・・いや後ろに3体、合計6体か。しかも全て進化前ロイミュード。なんとかなるか?少し怪しいところだが殺るしかない。そしてロイミュードに攻撃しようとした瞬間、
「追跡!撲滅!いずれも~マッハーー 仮面ライダーーマッハー!」
白い仮面ライダーがポーズをとっていた。
ーーーーーーーーーーーーー
決まったな。どっちも驚いて言葉もでないみたいだ。悪いけどドライブ、お前の出番はここまでだぜ。そしてロイミュードに向かって駆け出した俺はベルトのスイッチを連打する。
『ズッートマッハ!』
加速した俺はロイミュードを一気に蹴散らす。そして手にもった武器=ゼンリンシューターで撃つ。そして武器の前輪を回しそのまま相手にぶつける。流石ネクストシステム。ロイミュードの体から火花が散る。ドライブも驚いてるな。無理ないなだって自分があそこまで苦労して倒した敵を意図も簡単に倒してしまうのだから。よしならサービスだ。手にもった緑色のバイクをベルトに装填する。
『シグナルバイク!シグナルコウカン!!マガール!!!』
俺の右肩に付いたタイヤにマークが浮かび上がる。そしてロイミュードから少し離れて銃を撃つ。俺がベルトのスイッチを叩くと、
『マガール!』
銃弾は曲がり1体倒す。そしてまた1体また1体と倒していく。さて最後はかっこよく決めるか。バイクをもとのバイクに戻しパネルを上げてスイッチを押しパネルを下げる。
『ヒッサツ!フルスロットル!!マッハ!!!』
必殺のキックマッハーは残りを全て破壊する。戦いは終わった。バイザーを上げ一息つくと、
「お前がアメリカの白い仮面ライダーか」
これがドライブとの初めての出会いだった。
はいドライブ、マッハに出会うということです。たまに思うんですけどこういうのって声でバレないんですかね?
そしてチェイスは何故タイガの家を走り回っていたのか。答えは次回にはでない!その次ぐらいかな!
さらに次回はあのメガネとバトルです。ハートも出るよ。では次回もひとっ走り付き合ってください!
そういえば最近千冬「ひとっ走り付き合って貰うぞ」って言ってないな・・・・・・