今回はマッハの戦闘が少し長いです。あと前回チェイスが何故走り回ってたのか次回分からずその次でわかる的なことを言いましたが、今回分かってしまいました。なんかすみません。
ではどうぞ!!
「・・・・・・」
「どうしたの千冬。まさかあの白い仮面ライダーの事?」
「ああ。あの白い仮面ライダー、マッハとか言ったな。あいつの事どう思う?」
「さあ?まあ今のところ目的は一緒なんじゃない。いつすれ違いが起きるかわかんないけど」
トライドロンを走らせながら私はマッハについて考えていた。あの後マッハは私の問いには答えずバイクで走り去ってしまった。どことなくカッコつけてる気がした。そのうち奴は「その気になれば音より早い!」とか言い出すはずだ。
「千冬はどう思うの?まさか気に入らないからボコッて大人しくさせるとか言わないでよ」
「それではまるで私が高校時代から成長してないみたいじゃないか。今はそんなことはしないさ。多分」
「多分って何よ多分って。んで結局どうなのよ」
「確かに奴がロイミュード殲滅に大きな戦力になるのは間違いない。だが敵になったらと思うとな」
「何よ心配なら餌でもあげてなつかせればいいのよ」
マッハはペットか何かだろうか?マッハはこちらを敵視しているだろうか。してなければ是非共に戦っていきたいが。考えていると特状課に戻ってきたようだ。
「まあ今はマッハのことより今回の事件のことよ」
「今回のを事件と呼べるかどうか怪しいがな。何故チェイスはあそこを走っていたのか、まずこの理由が分からんと何も始まらんぞ」
私たちが向かったのは特状課のデスクではなく食堂のデスクだ。事件?が朝方に発生し戦闘が昼前だったため昼ごはんが食べれていない。今特状課に戻ってきたのは2時を過ぎていた。本当だったら今頃家でゆっくりできたはずなのに。ん?そういえば、
「家に剛を置いてきたままだな」
「そういえば帰って来たのよね剛。何事もいつもいきなりよね」
「家に帰ったかな?電話してみるか」
試しに電話をかけてみる。もしまだ家にいられたら何を食われたかわかったものじゃない。家に帰っていればいいが。
『はいはーい皆の剛君でーす。今電話にでられないんだ。もし要件があるならペーーって音の後にメッs』
「・・・・・・・・・」
なんだこれ?
ーーーーーーーーーーーーーー
「ありゃ姐さんから電話きてたわ。運転中でわかんなかっよハハッ」
コンビニで弁当を買って食べていると姐さんから着信がきてた。時間的にちょうどバイクで移動中だった時間帯だった。これじゃ気づけないよな。ああそういえば留守電あのままだったな。ま、いっか。
「さてと腹も膨れましたし追いかけますか。世紀の大怪盗を」
足下にやって来たピエロのようなシフトカー=アメイジングサーカスの案内のもと俺はバイクを走らせた。
「ここか・・・」
やって来たのは古い城。サーカスはここに奴がいると言っている。重い扉を開けると中は埃が舞っていた。もう何年も使われていないみたいだ。ここなら隠れ家にはピッタリってわけね。中に進んでいくと大広間にでた。
「やっぱり素直に姿は見せてくれないか。でもここにいるはずなんだよな」
サーカスは嘘をつかない。その性格のお陰で助かったこともあったし辛かったこともあった。周りを見渡すとひときわ目立つ物があった。
「げえ!これ棺桶か?何でこんなところに」
「それは昔ここに吸血鬼が居たらしいからですよ」
声のした方に向くとそこには緑の服を着た金髪のメガネが立っていた。こいつが怪盗ってわけでもなさそうだけど、こいつの気配は間違いなく、
「ロイミュード。しかも進化後ってとこか」
「よくわかりましたねアメリカの仮面ライダー。貴方のせいで海外にいた同胞たちは全て消されてしまった」
「ふん。だったらお前もあいつらの所に送ってやろうか?」
俺は変身ベルト=マッハドライバー炎を装着しベルトのパネルを上げる。それと同時に奴もロイミュード体に変身する。頭が便器みたいなロイミュードだ。
「1つ教えておきましょう。貴方が追いかけている奴の居場所はここであっていましたよ。ただチェイスの方が先に到着して追いかけた為ここにいないのです」
「なるほどね。確かにサーカスは嘘をついてないな。先に逃げられたならお前を倒して追いかける。それだけだ」
俺は白いバイク=シグナルマッハをパネルに装填し下げる。本当なら正体の分からない謎のヒーローってのを続けたかったけどバレてるなら仕方ない。
「お前が今から戦うは最強の仮面ライダーだ!『ライダー!』レッツ!変身!!『マッハ!!』」
俺の体は白い装甲に包まれ仮面ライダーマッハに変身する。そしてこれは絶対の決まり文句。
「追跡!撲滅!いずれも~マッハー! 仮面ライダーマッハー!!」
決まったな。いつもこれを言うと相手は驚いて少しの間動かなくなる。そしてこれは最高のチャンスでもある。すぐさまゼンリンシューターを構えベルトのスイッチを連打する。
『ズッートマッハ!』
一気に懐に潜り込みゼンリンシューターの前輪を回転させる。そこから繰り出されるアッパー=ビートマッハーは便器ロイミュードの皮膚を確実に削る。いきなりのことで驚いたのか便器ロイミュードはバックステップで距離をとる。
「逃げんな便器野郎!」
「私のこれは脳だ!!」
そうだったのか。てっきり便器かと思っていたが実は脳ミソだったらしい。つまりブレンロイミュードというわけか。頭は良さそうにみえないけどな。
「糞が!避けんな、よ!」
『シグナルバイク!シグナルコウカン!!トマーレ!!!』
シグナルマッハを抜き黄色のシグナルバイク=シグナルトマーレを装填する。すると右肩のタイヤにマークが浮かび上がる。そしてブレンを射撃し当たる寸前でベルトのスイッチを叩く。
『トマーレ!』
当たると同時に炸裂する電撃。トマーレはその名前の通り相手の動きを止めることが可能になる。そして今現在ブレンに炸裂したトマーレシュート(仮)のお陰でブレンは動けないでいる。ここでとる行動は今一番攻撃力のある攻撃で相手にできるだけダメージを与えること。だったらこれだ!
『シグナルバイク!シグナルコウカン!!キケーン!!!』
次に装填した赤いシグナルバイク=シグナルキケーンは今現在マッハの持ちうる最高の攻撃力を誇るものだ。その能力は、
『トテモキケーン!』
ベルトのスイッチを連打し能力を開放する。そして打ち出された弾丸は3体の赤いモンスターと化しブレンに突撃する。キケーンはモンスターを召喚する能力を持つ。最高の攻撃力を誇る3体のモンスター。しかし、
「私を甘くみない方がいいですよ!」
突如ブレンから放たれた緑色の波動はトマーレの拘束を破壊しキケーンナモンスター(仮)も破壊してしまった。最高の攻撃力を誇るモンスターは紙装甲だったらしい。しかしトマーレの拘束を破壊するとは思わなかった。もしかしてこいつ、
「お前一桁のロイミュードだろ」
「その通り。私のナンバーは003、進化したこの姿はブレン。そして能力は、」
「毒、だろ?さっき飛び散った緑のヤツを解析したら毒ってすぐわかったよ」
「だったら私に勝てないということも分かりますよね?」
「いーや分かんないねそんなこ、と!」
俺は壁を破壊し外へ逃げる。逃げるが勝ちとも言うしね。一桁ロイミュードと戦うのはもう少し先、あの試作品が完成したあと。今は引くときって博士も言ってたしそれに今の俺の目的はファントム・タスクを探し出すこと。ロイミュード殲滅はその次だ。もっともあのナンバーが戦うってなら殺るけどね。
ーーーーーーーーーーーーー
「本当にチェイスは何がしたかったのだろうか」
特状課のデスクで1人呟く私。遠坂は只今トライドロンを洗車中だ。呟いた内容「チェイスは何故走り回ってたのか」については1つも分からずいまだ進展無しだ。いや1つ分かることがある。チェイスは訳もなく走り回ることは無いということだ。しかしその訳が分からない。
「さっぱり分からない。もう考えるノヤメヨウカナ」
「カタコトになってるわよ千冬。そんなに悩むこと?」
「トオサカカ。トライドロンノセンしゃは終わったのか?」
「ええ終わったわ。いつもよりもピカピカよ。それよりもうちょっと柔らかく考えたら?」
「柔らかくか・・・・・・あ、ブレイクガンナー盗まれたとか?」
「アハハ何それ間抜けにも程があるわよハハハハ」
確かにそうだな。あのチェイスが自分の変身アイテムを盗まれたとか間抜けにも程があるかも?うーーーん良く分からない。
まあそんなこと無いだろうがな。ハハッ
ーーーーーーーーーーーーー
「くそ!何処に行ったんだ。あのコソドロは!!」
ゴミ箱を蹴り飛ばす。そうかこれが怒りという感情か。いや今はそんなことより、
「怒り心頭、といったところかチェイス」
「ハートか。すまん大事なブレイクガンナーを」
「ハハッ気にするなチェイス、すぐに取り戻せばいいさ。それよりアメリカから新たな仮面ライダーが来たらしい」
新しい仮面ライダーだと?ただでさえこの国には仮面ライダーが多いというのにまた増えたというのか。俺がブレイクガンナーをコソドロに盗まれたこの時に限って。
「ハハッ感情が顔に出ているぞチェイス。新しい仮面ライダーは俺が相手をしよう。俺のデッドゾーン耐えられるか見物だな」
そう言って笑いながら去っていくハート。その笑みは悪魔のような子供のような笑みだった。
はいというわけでブレン登場、マッハ逃げるが勝ち、千冬まさかの正解、チェイスオコ、ハート笑うなどなどのお話でした。
そして次回コソドロの正体が判明!まー分かる人は分かりますよね。そしてドライブ&マッハVSロイミュードVSコソドロ!結果はいかに?
では次回もひとっ走り付き合ってください!