今回は少し長めです!ルパン捜索からルパン決着までの話になります。
相変わらず前書きが短いですがルパン決着です。どうぞ!
「ほう、ここに来るとは珍しいこともあるのだな剛」
「まあね。いつまでもあんたにビビってる訳にもいかなくてさ。頼みがあるんだけど綺礼」
俺がルパン捜査のついでに来たのは言峰教会。用があるのはここの神父=言峰綺礼。こいつはいつもカソックを着て八極拳の修行をしている変人だ。俺がコイツのことが嫌いなのは昔に1度コイツに八極拳を習ったときコイツの1発が俺に恐怖心を植え付けやがったせいだ。
「ほう、頼みかね。できることなら叶えてやろう」
「八極拳を俺に教えてくれ」
「・・・八極拳は嫌いになったのではないのか?」
「嫌いなのはあんただ。頼むこのままじゃルパンに勝てないどころか姐さんの足を引っ張ってしまう、だから頼む!」
「・・・良いだろう。喜べ少年君の願いはきっと叶う」
ダメもとで頼んでみるもんだな。これでルパンにもある程度対抗できるはず。俺は内心喜んでいると綺礼は袖をまくり、
「ふん!」
「うわっ!何しやがる!!」
「頼んだのはお前だろう。なら今からおこなっても問題あるまい。なんならあの白い仮面ライダーになっても構わんのだぞ」
「お前なんでしっt・・・ああそうかあんたとエミヤ博士、知り合いだったね」
「向こうは嫌っているようだがね。さあどうする?」
そう言って構える綺礼。コイツと生身でやりあうのは危険すぎる。仕方ない人間相手に使うのは気が引けるけど、
「そっちがお望みならやってやるよ!」
『シグナルバイク!ライダー!「レッツ変身!」マッハ!!』
俺はマッハに変身し構える。八極拳を習うため今回はゼンリンシューターは使わない。さあ地獄の特訓の始まりだ!
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ベルトさんが動かなくなり5日が経過した。ルパンの足取りは掴めないでいた。剛は言峰神父に八極拳を習っているらしい。凛はエミヤ博士と一緒に新しいシフトカーの製作を行っている。
私は捜査に息詰まり公園で飴をなめていた。この『ひとやすミルク 珈琲味』をなめていると自然と頭が働くからである。しかし今は全然働かない。まず奴が何処に要るかが分からない。その次に奴は何が目的で仮面ライダールパンになったのか。他にも分からないことばかりだ。こういう時にベルトさんがいれば助かるのだが。
「・・・ベルトさんばかりに頼っていたツケがまわってきたか。まさかここまでブランクが激しいとは」
今までベルトさんに頼ってばかりだった。そのせいか私自身の推理力はかなり落ちているようだ。寝転がり空を見つめる。雲の形がベルトさんに似ていた。すると雲は見えなくなり、代わりに黒のスカートに赤いパンツ、そして眩しい絶対領域が見えた。誰かと思い顔を上げると遠坂だったためもう一度寝転がる。
「ちょっと何よその『ああお前か』みたいな顔は!ルパンについて何か分かったの?」
「・・・・・フッ。ああ分かったぞ今さっきな。だがここで言っては面白くないだろう?皆を集めてから話すよ」
遠坂は不思議そうな顔をする。ありがとう遠坂。お前のおかげでこの事件、もう終わるよ。
「さあ全員揃ったな」
集まった場所は言峰教会。集まったメンバーは私と遠坂、剛にエミヤ博士。更に本願寺課長に何故かいる言峰神父だ。
「それで千冬ちゃん。皆をここに集めたのは何故ですか?」
「それは・・・ルパンの正体を暴くためです。犯人はこの中にいる!」
ビシッ!と指差す。課長はおお~と手を叩いている。まあ早速だが犯人を当てさせてもらうとしよう。
「さあいきなりですが犯人を当てます。犯人は・・・・・・・・・・・・・・・遠坂お前だ」
遠坂を指差す。遠坂は一瞬反応が遅れたが当たり前の如く、
「わ、私じゃないわよ!いくら千冬でも怒るわよ!」
「・・・ちょっと失礼」
私は遠坂のスカートを掴むと一気にめくりあげる。そして全員に見えたであろう決定的な証拠が。
「あれ?凛、下着は絶対赤にしないって前に言わなかった?」
「確か桜も言っていたな『姉さんは全体的に赤いですけど下着は赤にしないんです』・・・どういう風の吹き回しだ凛」
「な、なによ!別にいいじゃない下着を赤にしたって!・・・いつまでめくってんのよ!!」
「おっと失礼。だがな遠坂は昔話したんだよ私と束に。『もし私の下着が赤色になっていたらそいつはきっと誰かが変装してる』とな。今回はたまたま赤色で助かったよ。おかげでお前を捕まえることができるよ・・・ルパン」
今回は本当に運が良かったと言うべきだな。もしあのとき遠坂のパンツが赤色じゃなかったら恐らくここまでたどり着けなかっただろう。ありがとう遠坂のパンツ。
「・・・・・まさかこの娘のパンツの色で私がルパンと見破るとはな。いやはや見事だ」
遠坂の顔はいつのまにかルパンの顔になっていた。いや遠坂の服装でルパンの顔は破壊力が高い。いや単純に気持ち悪い。
「しましまパンツの遠坂を何処にやった!」
「いやそこは本物の遠坂でよかったんじゃ・・・」
「しましまパンツの小娘は今ここだ!」
ルパンのブレイクガンナーから映像が映し出される。そこにはセンタービルから吊らされている遠坂がいた。気を失っているようだが傷はないみたいだ。助けに行こうとするとルパンはもうひとつの映像を映し出す。そこには大勢の人達が映っていた。場所は近くのショッピングセンターのレゾナンスだ。
「さあ仮面ライダー、救えるのは片方だけだ。大事なバディをとるか大勢の人達を救うかは君次第だ」
そう言うとルパンは姿を消した。悪いなルパン。私は欲張りなのでな。
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「あれ?箒、鈴!久し振りだな!」
レゾナンスにいつものメンバーで来ていると、懐かしい二人の幼馴染みに出会った。
「おお一夏ではないか。久しいな」
「久し振り一夏!あれセシリアもいるじゃない!」
「鈴さん!お久し振りですわ。イギリスぶりですわね」
「なんだよイギリスぶりって。て言うか二人とも知り合いだったのか」
どうやらセシリアと鈴はたまたまイギリスで出会い友達になったらしい。いやフツーにずげーわ。
「一夏そちらの二人は?」
「ああ紹介するよ。シャルロットとラウラだ。二人は知ってるよな」
「ああ一夏の幼馴染みなのだろ。私はラウラだ。よろしくな」
「私はシャルロット・デュノア。シャルロットでいいからね」
「私は篠ノ之箒だ。そしてこっちが鳳鈴音だ」
「折角だし皆でまわりましょうよ。いいでしょ一夏?」
皆でまわった方が楽しいからな。俺は二つ返事で返すと早速6人で歩き始めた。その時、
「ねえ?あれ何かな?」
シャルロットが指差す方はレゾナンスのちょうど真ん中に位置する天井。その天井は透明になっており空が見える仕様になっている。今日は快晴。その中にある1つの黒いカゲ。それはだんだんとこちらに近づいてきそして赤い光に包まれた瞬間、天井をぶち破り降り立った。それは噂の仮面ライダーだった。
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私はトライドロンをレゾナンスに向けて走らせていた。ドライブに変身できないが私は今ベルトさんを腰に巻いている。ベルトさんを巻いているだけで何故か緊張が和らぐ気がした。ルパンの姿は遠くからでも目視できた。レゾナンス上空で気球の上に立っている。彼処からレゾナンスにいる人達に向けて攻撃するつもりなのだろう。私はトライドロンのスピードをあげ・・・跳んだ。
「いっっっけぇぇぇ!!!!」
跳んだトライドロンはルパンの近くまで跳ぶことができたがそこまで。私はすぐさまトライドロンから飛び出しルパンに組み付く。さすがにここまでするとは思っていなかっただろう。
「バカな!お前は彼女の命より私を止めに来たのか?」
「悪いが私は欲張りでな。どっちも助ける!」
「本当に欲張りだな君は!」
ほぼやけくそだがそれなりに戦えている。たとえルパンでも負けはしない。しかし変身している者としていない者。力の差は歴然で私は気球から落とされてしまった。だが諦めん。諦めたくない。ここで諦めたらベルトさんに示しがつかない。落下するなか私はベルトさんのキーを捻る。しかしいつもの待機音は鳴らない。もう一度捻る。何度も何度も何度も。それでも鳴らない。その間にも地面が近くなる。
「・・・ベルトさん!私は信じている!!きっとベルトさんがもう一度一緒に戦ってくれることを!!!だから・・・頼む」
そして・・・レゾナンスの天井にぶつかる寸前・・・キーを捻る・・・・・・想いは届いたのか・・・待機音が鳴り響く。
「!!・・・変身!!!」
『ドライブ!タイプスピード!!』
天井をぶち破り降り立つ。そして飛んでくるタイヤ。これも5日ぶりだ。そしてなにより、
「やっと帰ってきたか、ベルトさん」
『ただいま千冬。君の声しっかりと聞こえていたよ』
「壊れていたのではなかったのかベルトさん。かなり心配したんだが」
『半分壊れ半分異常なしと言ったところかな。心配かけてすまなかったね』
ベルトさんと久し振りの会話を終わらせルパンを見上げるとルパンは紫の影に吹き飛ばされる。吹き飛ばしたのは恐らくチェイスか。
『姐さん無事?大丈夫?』
「こっちは問題ない。無事変身もできたしな。遠坂は?」
『凛も問題なし。今ちょうど気を失ってるけどね』
「よし分かった。今からこっちに来てくれ。ルパンとケリをつけるぞ」
『そう言うと思って今そっちに向かってるよ』
よし舞台は整ったな。さてルパンと決着をつけよう。
レゾナンスを出るとチェイスとルパンが対峙している。そして加わる私と剛。これでこっちは3人になった。さて、
「ひとっ走り付き合って貰うぞ!」
「いずれもマッハで片付けるぜ!」
戦闘開始だ。ルパンはロイミュードのコピー体を作り出し剛とチェイスに向かわせる。どうやらサシでの勝負を望むか。ロイミュードを二人に任せルパンと相対する。さあリベンジマッチだ!
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「まったくコイツとまた手を組むことになるとはね。思ってなかったよ」
「それはこちらの台詞だ。足は引っ張るなよ」
「こっちの台詞だっつーの!」
俺は調節されたサイドカー型になったデッドヒートをベルトに、チェイスは武器に蜘蛛のバイラルコアを装填する。
『シグナルバイク・シフトカー!ライダー!デッドヒート!!』
『tune chaserspidr!』
俺はマッハの強化形態=デッドヒートマッハにチェイスは腕にファングディスパイダーを装備する。ここからはワンサイドゲームだった。デッドヒートの高熱の八極拳攻撃にチェイスのファングディスパイダーの斬撃でコピーロイミュードを圧倒する。いやでもデッドヒートスゲェ!ホントこれ使いやすいね!
「「これで終わりだ!!」」
『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!デッドヒート!!』
『fullbreak spidr!』
俺の飛び蹴り=ヒートキックマッハーとチェイスの斬撃=バイラルスパイダーアッシュはロイミュードを全て破壊する。まさかチェイスも容赦なく破壊するとはね。さて姐さんにデッドヒートを送っとくか。
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ここまでルパンとは互角だった。ハンドル剣の斬撃は確実にルパンを捕らえるが決定的な一撃にならなかった。たが、
「悪いなルパン。ここからは私のワンサイドゲームだ」
『ドライブ!タイプデッドヒート!!』
飛んできたデッドヒートを装填しタイプデッドヒートに変身する。さあこれで行けるはずだ!ハンドル剣の青い刃の部分はデッドヒートの熱によって赤くなり炎を纏う。炎を纏った剣はルパンの装甲を確実に削っていく。そしてルパンの武器を破壊しルパン自身も満身創痍だ。だがここで倒しては聞きたいことが聞けない。
「答えろルパン。お前、いやお前たちは何が目的なんだ?」
「ふふっ気づいているかね仮面ライダードライブ。どうせこのままでも私は消されるだろう。だから答えておく、我ら亡国の目的を」
「・・・やはり亡国か。答えろお前たちの目的を」
「我等が目指すのは『最強の仮面ライダーを作り出し全てを破壊すること』既にその第1ステップは完了している」
私が言えるのはここまでだとそれからルパンは喋りもせずただ立っていた。私はハンドル剣にデッドヒートを装填しハンドル剣の力を解放させる。そして赤い風を纏った剣をルパンに向ける。
「私達と一緒にロイミュードと亡国と戦う気はないか?お前なら私は歓迎するぞ」
「こんな罪にまみれた私にはもう『仮面ライダー』を名乗る資格はないよ」
「・・・・・・そうか。すまない」
私はハンドル剣でルパンを切り裂いた。爆発するルパン。そのあとには何も残らなかった。恐らくルパンは既に人間ではなく何か別の存在になっていたためだろう。だが私が殺したことにかわりはない。仮面ライダーを消すことがここまで堪えるとはな。
「姐さん!・・・ルパン倒したんだね」
「ああ。仮面ライダールパンは私が殺した」
「姐さん・・・ルパンの分も俺達が仮面ライダーをしないとね」
「ふふっ・・・お前らしいな剛」
「まあね・・・・・・ん?あれって何?」
剛が見つめる先に大量の何かが飛んでいる。あっちの方角には確か沢芽市のはず。何かヤバイことがおきそうだ。
「いくぞ剛。あれを止める!」
「了解姐さん!」
私と剛はそれぞれのマシンを走らせ大量のアレを追い掛けた。
はいルパン決着!そして大量のメガヘクス!サイバロイドZZZはないのですがヤツは出します。勿論あのカーチェイスもおこないます!
次回はこの章の最終回です。次回が終わったらキャラ紹介でもしようかな。
では次回もひとっ走り付き合ってください。