千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

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どうも 無限の槍製 です。

今回から4章ですよ!しかもちょっと長くなるかも。やりたいことだらけだからね。

ではまずは本物VS偽物!ハイなスピードが登場です。どうぞ!


千冬ドライブとチェイスチェイサー
本物の力とはなにか?


とある昼。いつものように私はキツネうどん、遠坂はタヌキ蕎麦、そして当然の如く座っている剛が味噌ラーメンを食べている。私は塩ラーメンの方が好きだな。

 

「思ったのだが剛。お前は何故ここにさも平然と当たり前に座って味噌ラーメンを食べているんだ?」

 

「決まってんじゃん姐さん。俺はここに仮面ライダー関係者としてここで味噌ラーメン(カタメ)を食べてるんだよ」

 

仮面ライダー関係者など初めて聞いたがな。私はうどんを食べ終わりとある情報誌を読み始めた。毎月1日に一夏が2冊買って1冊をいつも私に渡してくる。自分用と千冬姉用らしい。

 

「あれ?それ『月刊てれびちゃん』じゃん。まだ続いてたんだね。俺もガキの頃買ってたよ」

 

「つまり一夏はまだガキというわけだな。まあ私にしてみればどいつもこいつもガキに近いがな」

 

「それ一夏君が毎月1日に買ってるやつでしょ。前に買ってるところ見たわよ。ほんと子供っぽい笑顔だったわ」

 

「いまだに少女漫画読んでいるお前には言われたくないだろうな一夏のやつ」

 

なによ!とギャーギャー騒ぐ遠坂にそれを見て笑う剛。そして更に爆笑する私。いつのまにかこんな生活から離れていたからかどこか懐かしく感じてしまっている。ロイミュードは今までで28体倒している。つまり残り80体。まだまだ先は長いが確実にロイミュードの被害は減っている。

 

しかし問題もある。亡国のことだ。奴らは『最強の仮面ライダー』を作ろうとしている。そしてこの世界を壊す。まるで少年漫画の展開だが奴らはそれを実行に移せるほどの技術力を持っている。そして現に第1ステップを終了させているらしい。ステップがどこまであるかわからないが直ぐに止めなくては。

 

「そういえば明日じゃない?てれびちゃんの発売日」

 

遠坂の指摘で気がついたが今日は5月31日。明日から6月である。つまりてれびちゃんの発売日から6月はスタートである。何だかんだで楽しみであるてれびちゃん。返事では「そうだな」とクールに返したが内心かなり喜んでいる私であった。

 

 

次の日

 

『大変だ千冬姉。てれびちゃんがないよ!』

 

「なんだと!それは本当か!!」

 

昼頃一夏からの電話で判明した衝撃の事実。てれびちゃんがないという事実。今日は月曜日だ。しかも時間は12時過ぎ。一夏はいつも学校の近くのコンビニでいつもお昼を買うのでてれびちゃんが発売しているかわかるのである。

 

そしてそのコンビニにてれびちゃんが置いていないという。しかし変わりに別の雑誌が置いているらしい。

 

「てびれちゃんだと?」

 

『そうなんだよ。てれびちゃんじゃなくて、てびれちゃんなんだよ。画像送っとくよ』

 

一夏から送られた画像には『てれびちゃん』ではなく『てびれちゃん』の文字が描かれていた。

 

「なるほど。確かにこいつは偽物だ」

 

 

一時間後

 

「えーこれより『てれびちゃん事件』について会議を始める」

 

「いや姐さん事情が分からないんだけど」

 

「なんなのよ。詰まらない理由なら降りるわよ」

 

「詰まらなくはない。私情もあるがちゃんとした理由もある。まずはこれを見てくれ」

 

そう言って私はてびれちゃんを机に叩きおいた。周りのメンツは少し驚いていたがてびれちゃんの文字を見て納得したようだ。

 

「なるほどね。私情ってのはこれ?」

 

「ああそうだ。そして昨日ここの出版社の社員の一人が行方不明になっている」

 

そうてれびちゃんの出版社の社員が昨日から連絡がとれず今日捜索願いが出されたところだ。

 

「出版社からはタイトルの変更などは発表されていない。尚且つこんなふざけた内容では上も出版を許さないだろうな。そして決定的なのはこれは誰も知らないと言うことだ」

 

「つまりロイミュードが関わってる?ってそんなことして何の特があるのよ」

 

「性格の悪いロイミュードでもいるんじゃない?まあロイミュードが絡んでるなら即効で潰しにかかれるね」

 

「可能性は高い。そこで潜入調査を行う!上からも許可は得た。さあ行くぞ!」

 

「「テンション高いな」」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あーーこちら剛でーす。無事潜入完了です。どうぞ」

 

『了解。こっちで指示をだす。それまでキチンとお掃除のお兄さんを演じきれ。どうぞ』

 

「へいへいりょーかい」

 

通信を切り掃除に取りかかる。出版社の人達からは『新人さん?』『掃除うまいねぇ』『後でこっちもオネガーイ』等々評判は良くなっている。

 

『こちら千冬。てびれちゃんの保管されている場所がわかった。多分ロイミュードもそこにいるだろう。掃除に向かえ。どうぞ』

 

やっと本業の出番か。俺は指示された場所に向かい中に入る。そこには大量のダンボール。そのなかは大量のてびれちゃんが詰め込まれていた。

 

「こちら剛。大量のてびれちゃんを発見。てれびちゃんは1冊も無いね。どうする?」

 

『そうだな。そこで処分するわけにもいくまい。ちょっと掃除していろ。私もシフトスピードのバージョンアップが終わり次第そっちに向かう』

 

掃除ねぇ~。多分普通に掃除しろって方だろうけどでもやっぱりもっと調べたくなるよね。もっと奥に進むとダンボールは更に積まれていた。そこに、

 

「あれ?1冊だけてれびちゃんがある」

 

「おやどうやらまだ有ったみたいだね」

 

声に反応し振り向くとそこには出版社の証のネームプレートを首からさげた男が一人立っていた。間違いない、

 

「お前ロイミュードだろ。てれびちゃんがてびれちゃんに変わったことは出版社の人は知らない。でもお前は知っていて尚且つまだ残っていたなんていったら、自分から正体現してるようなもんじゃん」

 

「頭がまわるな小僧。そうさ私はロイミュードだよ」

 

「知ってるって言ってんじゃん!」『シグナルバイク!ライダー!』

 

「レッツ変身!」『マッハ!!』

 

俺がマッハに変身すると同時に男もロイミュードに戻る。やる気があるだけマシかね?

 

「追跡!撲滅!いずれも~マッハー!仮面ライダーマッハー!」

 

『ズーットマッハ!』

 

「ていりゃ!!」

 

開幕アッパー。姐さんから教えてもらった技の1つだ。そしてそれは見事決まりダンボールの山に吹っ飛んでいった。そこから追撃しようとするが仲間であろうロイミュードが2体割り込んできた。どうやら3人で動いていたみたいだ。

 

「数が増えても俺には勝てないよ」

 

『シグナルバイク!シグナルコウカン!!カクサーン!!!』

 

弾丸を拡散させ敵を狙う。弾幕はロイミュード達を吹き飛ばす。まあ進化前だし俺一人でなんとかなるかな。

 

「くそお~こうなったら・・・・逃げる!」

 

「あ!待てコラ!!」

 

なんとかなるなんて思った瞬間これだよまったく。ロイミュード達はすぐさま外に逃走。俺はそれを追いかけることになった。

 

 

外にでるとものの見事に見失ってしまった。クソが!何処行ったと探していると、

 

「あれ?姐さん来てたんなら連絡してよ」

 

姐さんがタイプスピードに変身した状態で物影からから姿を表した。俺が駆け寄った瞬間、

 

『剛もう少しでそっちに到着するからな』

 

「え?姐さんここにいるじゃん」

 

『??すぐにソイツから離れろ!!』

 

しかし時すでに遅し。偽ドライブの蹴りをくらい吹っ飛ばされてしまった。もしかしてこいつさっきのロイミュード?ドライブにも変身できるのか。

 

「このっ!」

 

「甘い!!」

 

しかし戦闘力はそこまで変わらず普通のマッハで押せている。デッドヒートにはならなくてすむかな。そしてシグナルバイクをマッハに戻し必殺技を発動する。

 

『ヒッサツ!フルスロットル!!マッハ!!!』

 

「ていりゃーーーーーーー!!!」

 

キックマッハーは偽ドライブを捉えたが他の2体に阻まれる。しかも、

 

「ワイルドにテクニックかよ。最悪だぜ」

 

他の2体はワイルドとテクニックに変身していた。つまりスピード、ワイルド、テクニックのドライブが集まったということになる。見方ならどれだけ心強いか。流石にドライブ3人はキツいね次第に押されてきたよ。でも良いところで主役はやって来るものだ。

 

颯爽と駆け付けるトライドロン。そこから降りたのはなんと綺麗なスーツに身を包んだ姐さんと赤いドレスの凛。しかも二人ともどことなくゴージャスだ。

 

「すまんな剛。衣装あわせで少し時間がかかった。しかしまさか偽者が3人もいるとはな。お前らひとっ走り付き合って貰うぞ」

 

姐さんが手にしているのは銀色のシフトカー。それをシフトブレスに装填・・・・早く装填しろよ!

 

「変身」『ドライブ!タイプハイスピード!!』

 

変身したらそこには銀色のタイプスピード。いかにもゴージャスだ。タイヤはなんか高そうなやつになっている。あ、あれダイヤ引っ付いてるじゃん。

 

「さあ本物の力、見せてやろう」

 

『ハイハイハイスピード!』

 

シフトアップするとテクニックの目の前まで一気に走る。目で追えない。ハイパーセンサーでも確認できなかった。そこから始まるドライブの猛ラッシュ。殴りに殴られたテクニックは満身創痍だ。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!ハイスピード!!!』

 

テクニックはほぼヤケクソになりながら突っ込んでくる。しかしドライブは背中を向けたまま。そしてテクニックのパンチが届こうとしたとき、ドライブの回し蹴りがテクニックの顔面にヒットしテクニックは爆発した。さて俺も手加減できないな。

 

『シグナルバイク!シフトカー!ライダー!デッドヒート!!』

 

『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』

 

空中で回転しながらワイルドに突撃し寸前で蹴りの体制をとる。ヒートキックマッハーはワイルドにヒットしワイルドも爆発した。残るはスピードだけだ・・・・もうボコボコじゃん。

 

ドライブの姿を勝手にコピーしたことと、てれびちゃんをてびれちゃんにしたことにたいしてかなり怒っているみたいだ。一撃一撃に重さが重くなっている。音がだんだん低くなっている。

 

「トドメだ。覚悟しろよ」

 

『タイヤコウカーン!メガマックスフレア!!』

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!フレア!!!』

 

マックスフレアまで進化してる。ドライブの右足に纏っている炎がだんだんと大きくなっていく。こっちまで暑くなってきた。そして怒りのライダーキックは偽ドライブを捉え撃破した。これで3体。ロイミュード撲滅まで77体。やっぱり姐さんと凛がいたら頼もしいね。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「「色を変えただけ!?」」

 

「ええそうよ。だって性能ばかりに頼ってたら力が落ちるでしょ。だから敢えてこうしたのよ」

 

驚いた。つまりゴージャスな気分になっただけであそこまで力が上がるとはな。いや今までの努力の賜物なのか。

 

「兎に角ロイミュード倒せたんだからいいでしょ。てれびちゃんだって帰ってきたんだし」

 

あのロイミュードを倒したらてびれちゃんはてれびちゃんに戻った。恐らくあのロイミュードがてれびちゃんをてびれちゃんにしていたのだろう。目的は分からんが。

 

「それにしてもてれびちゃん片手にコーヒー飲みながら座ってる姐さんってなんかシュールだね」

 

それではまるで私が何も考えていない見たいじゃないか。私だってちゃんと考えている。あの時ロイミュードを撃破した後炎の先に見えた私に似た顔の少女のことを。彼女はいったい誰なんだ?




千冬が見たのはメディックかそれともマドカか。ハイスピードの話は見たことがないのですが面白そうですね。

次回はドライブ&マッハVSチェイス&メディックになるかもしれません。もしかしたら新ライダーが登場するかも?

では次回もひとっ走り付き合ってください!
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