千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

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どうも 無限の槍製 です。

遂にドライブも最終回が近いですね。剛がゴルドドライブを倒したのはやっとけりがつけられた感じがあって嬉しかったです。

今回はドライブとチェイスの決着です。その代わり剛が・・・・とにかくどうぞ!


死神との戦い 決着

『もしもしどしたの凛』

 

「どしたのじゃ!な・い・わ・よ!!今何処にいるのよ!」

 

『何処って風都の採石場だけど』

 

「なんでそんなとこにいるのよ!千冬がヤバイときに!」

 

『姐さんがヤバイって・・マジで?』

 

「マジよマジ。あのバカ、訓練しなきゃ使っちゃダメって言ったのに」

 

 

私が千冬とチェイスの戦っている海浜公園に向かうと丁度ドライブがシフトフォーミュラを使った時だった。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!フォーミュラ!!!』

 

私が止めようとしたときには既に必殺技を発動させチェイスの元まで一気に移動する。そのスピードは最早瞬間移動のそれと変わらないスピードだった。チェイスの目の前で止まると振りかぶった右腕をチェイスに叩きつける。結果チェイスを吹き飛ばしドライブが勝ったことになったが、

 

「・・・・・・っ」ドサッ

 

変身が解除され血をはきながら倒れる千冬。その姿は見るに無惨で体のあちこちから血がでている。満身創痍とはこのことだろう。すぐさま病院に運び込まれたけどいまだに意識を取り戻さない状況。そして現在剛に電話をかけているんだけど、

 

『分かった。今からそっちに戻るよ。でもチェイスを倒したらまた出掛けるから』

 

「出掛けるってまたどっか行くわけ?」

 

『うん・・・・まあとにかくすぐ戻るから』

 

それだけ言って電話は切れた。私は千冬を見る。意識を失っていても痛みは走るのか苦しそうだ。

 

「大丈夫よ千冬、私がいるから」

 

千冬の手を握る。その手は包帯でグルグルになっており少し冷たい。千冬はずっとこの手で戦い続けた。戦えない人達のために痛いのも我慢して、千冬は戦った。なら今度は私が戦わないと。

 

「待ってなさいチェイス。あんたは私達が倒すから」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「くっ・・ハァハァ、まさかここまで強いとはな」

 

ドライブに吹き飛ばされ海に落ち漂っている。ドライブに殴られた胸が痛い。こういうときに痛覚とは邪魔なものだとつくづく思う。何故痛覚などの機能がついているのだろうか。機械に痛覚は不用な筈なのに。

 

「ここにいたのかいチェイス。オリムラチフユにやられたようだね。しかも見事に怪我をして。ふふっ予想通りだ」

 

「嬉しいか予想通りになって」

 

「嬉しいよ。人間でなくても自分の思う通りに進んでくれたら嬉しいだろ?チェイスにだってそう思う時はある筈だよ」

 

思う通りか。だがこの身になってから思う通りに物事が進んだことがそこまで無いためよくわからないのが現状だ。だがメディックはそこまで分かっているのだろう。メディックは復活してから今に至るまで俺達より遥かに人間の知識を身に付けている。だからそこまで分かるのだろう。

 

「さてどうするのチェイス。オリムラチフユに負けっぱなしで良いのかい?」

 

「良くないに決まっている。次は俺が勝つ」

 

「・・・・チェイスは負けず嫌いだね。分かったよ取りあえず傷だけ治しておくよ。あとは好きにしてね」

 

海から上がるとメディックに傷を治してもらう。その際妙な感覚があったが気のせいだろう。そして俺はバイクを走らせた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そこにいないで出てきたらシノノノゴウ。私にリベンジしに来たの?」

 

「ちっバレてないと思ったのに。ああそうだよお前にリベンジだ。お前を倒してチェイスを追う」

 

「よろしい。なら戦争だ」

 

こいつは気に入らない。姐さんの姿をしやがってしかも人間味が一番濃い奴だ。人の感情までコピーしてるんじゃないか?

 

「レッツ変身!」『ライダー!マッハ!』

 

「無駄だと分かっていてなお挑むその心意気やよし。さあかかってきなよ」

 

「口は災いの元ってことわざ、知っといたほうがいいぜ!」

 

デッドヒートではスピードが少し落ちる。でもマッハなら最高速度を保った状態で戦える。マッハのスピードなら奴の衝撃波を交わせるかもしれない。

 

『ズーットマッハ!』「はあっ!」

 

「・・・・確かにそのスピードなら私の攻撃は追い付かないだろうね。なら予測して当てるだけだ、よ!!」

 

「あぶね!」

 

俺の目の前を衝撃波が通る。こいつの予測はあたるのか?流石に予測や勘には勝てない。なら正面突破!

 

「バカだね。正面突破で私に勝てると思ってるのかい?」

 

「さっきから見てたけどよ、お前の攻撃には少しだけ隙がある。お前分かってなかったろ?」

 

「え?そうなのかい?」

 

「ほらみろ、お前は他人をよく見るくせに自分の事は何も見えてねぇんだよ」

 

「それはオリジナルにも言えることでしょ。それに」

 

「?ぐあっ!」

 

何がおきた?奴は衝撃波を出していない。なのに俺の体は吹っ飛んでいる。?あれは・・地面から何か出てきてる。そいつが俺を吹き飛ばしたのか!

 

「私の能力は変化と強化。今のは地面を変化させ攻撃させたってわけ」

 

「くそっ・・お前に・・隙はねえって・・・ことか・・よ」

 

「そゆこと♪」

 

手を翳すと衝撃波が飛んでくる。衝撃波を出さなくても回りのものを自分の思う通りに出来る。まさしくこいつが最強か。手も足も出ず負けた2回目の敗北は涙が出るほど悔しかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

目を覚ますとまたしても病室の天井。これで何度目か。体の痛みは引いている。遠坂は今いない。自主退院するには今が一番か。

 

「まさかあそこまで体が痛むとは・・・・ん?これは」

 

挑戦状が机にある。場所はまた違うところか。チェイスを倒すためにはタイプフォーミュラを使わなくては勝てない。だがタイプフォーミュラを乗りこなす為には体を鍛えなくてはいけない。だが今はそんな時間はない。すぐにスーツに着替えて病室をでる。ベルトさんはいったいどこなのか。トライドロンか遠坂の家か。駐車場につくとトライドロンがあるがベルトさんがいない。となると、

 

「遠坂の家か・・・・忍び込むか」

 

忍び込む。警察がそんなことしていいのか。いやダメだ。なら正面突破しかない。トライドロンを走らせ遠坂の家にたどり着いた瞬間、

 

「こらーー!!また抜け出したでしょ!!!」

 

響き渡る怒号。近所迷惑だってもうバレたか??いやバレてない筈だ。トライドロンは家から見えない位置に停めているし私も出来るだけ気配を殺した。となると、

 

「まったくまた抜け出したでしょフーリン」

 

やっぱり最近の飼い始めた犬か。やはりこっちはバレてないか。遠坂もぬけているな。遠坂の家に上がりベルトさんを探す。やはり二階の私室か。

 

「いた。回収に来たぞベルトさん」

 

『私をゴミ回収みたいに言わないでくれ』

 

「すまんな。さあ決着をつけにいくぞ」

 

『まだ君の傷は癒えていないだろ!無茶だ!』

 

「それでも私は行くぞ。ベルトさん、ひとっ走り付き合ってくれ」

 

ベルトさんがいないとまともに戦えない今、ベルトさんを説得するしか方法はない。それに、

 

「それに今日の14時までに行かないと回りの人に危害を与えるらしい。チェイスは本気だと思うぞ」

 

チェイスは執拗に私との決着を望んでいるらしい。ここまでするのだからな。なら決着をつけないといけないな。

 

『だがここで君が負けたら多くの人に被害が及ぶんだぞ!分かっているのか!』

 

「確かにそうだが、ここで戦いに行かなくても人に被害が及ぶんだぞ!・・・・それに、もう負けん」

 

負けないじゃない負けられないんでしょ。そこに響く凛とした声。振り向くと遠坂が立っている。ベルトさんとの口喧嘩を聞き付けたか。遠坂の顔を見るとどこか呆れた顔。全てを悟ったか。

 

「遠坂・・・」

 

「はぁ~分かってるわよ。でも約束して、絶対勝ってよ千冬」

 

「!・・・・分かった。ベルトさん」

 

『全く君達は。仕方ない地獄まで付き合おう!』

 

その返事を聞くとすぐにトライドロンまで走った。

 

決着まで残り一時間。

 

 

指定された場所にたどり着くとチェイスが立っていた。こうして会うのも最後になるのか。チェイスと向き合う。いつものポーカーフェイス。いつもの服装。なのに今日のチェイスはどこか違うような気がする。

 

「今日が仮面ライダードライブの最後の日にする。覚悟を決めろよ」

 

「覚悟は決まっている。お前を倒して市民を守る。それだけだ!」

 

『break up!』「終わりだ織斑千冬!」

 

「私はまだ終わらない!変身!」『ドライブ!タイプフォーミュラ!!』

 

決戦が始まった。チェイスは超重加速を発動させ回りを遅くさせる。だがこっちはそれでも動けるフォーミュラだ。いや恐らくそれを知ってのこのフィールドか。自分と相手しか動けない決戦場。成る程あいつ好みなフィールドだ。

 

「この世界で動けるのは俺とお前だけだ。さあ本気でぶつかってこい!」

 

「なら本気でいかせてもらうぞ!」『フォフォフォーミュラ!』

 

シフトアップしてチェイスと戦う。流石にフォーミュラのスピードにはついてこれていないが攻撃は防がれている。追い付けなくても防ぐだけの力を持っているのか。このままでは埒があかない。ハンドル剣とドア銃を装備するとチェイスも腕に武装を3つ=triple tuneを発動させた。武器と武装がぶつかり合うがチェイスの方が威力は上だった。

 

「くっ!これなら!」

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!フレア!!!』

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!ハンター!!!』

 

ハンドル剣にフレア、ドア銃にハンターを装填する。ドア銃の弾丸でチェイスの動きを捕らえハンドル剣で切りつける。これは確実にダメージを与えれた筈だ。そのあとも一新攻防の戦いだ。そして戦いの場は・・・・空へと移す。

 

私はPICで、チェイスは背中の翼とPICで空を飛んでいる。スピードは互いに同じぐらい。フォーミュラの背中のブースターでスピードを上げる。チェイスは翼でスピードを上げる。ハンドル剣とチェイスのクローがすれ違う度にぶつかり合う。

 

「はあああ!!」

 

「たあああ!!」

 

しかしぶつかり合いの末ハンドル剣を落としてしまった。手持ちはゼロ。残るは自分の手足。殴りあいでは勝てないだろう。どうすれば・・・・

 

『千冬!落胆するのはまだ早いぞ!あれをみろ!』

 

目を向けるとそこには空飛ぶ青いトレーラー。え?トレーラー?恐らく遠坂が開発していた新武装だろう。私の手にわたるとトレーラーの使い方がトレーラーに書いていた。てか武器に書くなよ。

 

『ここスライド。銃になる』

 

簡単に書かれた説明に笑みがこぼれる。なんとも遠坂らしい。トレーラーの前方をスライドさせシフトカーをセットする。

 

『フォーミュラ砲!』

 

「今決めた。こいつはトレーラー砲だ!」

 

『ネーミングセンスは相変わらず無いがいいだろう!』

 

すぐにトレーラー砲を発射する。打ち出される砲弾はチェイスを狙い打つ。ドア銃がピンポイントショットだとするとトレーラー砲は全体的にブッ飛ばす。そんな感じだろう。なら、

 

「接近して撃てば!」

 

提案したのは接近して撃ちチェイスを落とすというものだ。すぐにチェイスに接近する。チェイスもこっちのやることに気がついたのか回避行動をとる。だが逃がさんぞ!

 

『千冬!トレーラーにふたつシフトカーを装填できる。これで必殺「こうか?」ああそうだ』

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!』

 

フォーミュラを加速させチェイスに追い付き馬乗りになりトレーラー砲を押し付ける。

 

「まだ、まだ終わらんぞ仮面ライダー!!」

 

「いいやこれで終わりだ!」

 

『フルフルフォーミュラ大砲!!!』

 

発動した砲撃=トレーラーインパクトはチェイスを地面に叩きつける。トレーラーインパクトの反動は凄まじくブースターを起動させておかないとこっちが吹き飛ぶ程だ。そして地面に叩きつけられたチェイスは遂に、

 

「くっ・・ここまでか・・・・・・」

 

爆発した。そう遂にチェイスを倒すことができた。長いチェイスとの戦いはこれで終わりを迎えた。それと同時に寂しい気持ちになった。

 

「・・・・お前が味方だったらどれだけ嬉しかったか」

 

元々は人々の為に作られた筈なのにこんなことになるなんて。

こんな気持ちになるのもあいつの魅力というヤツだろう。さようならチェイス。次会うことがあるなら是非味方であってくれ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ハァハァ・・・・ぐっ・・・・ハァ・・何故・・・・俺は・・生きて・・・いるんだ」

 

雨のなか彼は目を覚ました。あの時確実に死んだと思ったがこうして生きているのは何故か。その疑問だけが今は彼の中で渦巻いている。




うわーまた剛が負けてしまった!メディック強すぎだよ。そしてチェイス撃破!生きてるけどね!そして初の空中戦!ISみたいでしょ?一応IS小説ですし。

次回は春映画ポジションの少し前の話になります。つまりニンニ・・・・いや出しませんよ!?ちょっとややこしくなるので。

では次回もひとっ走り付き合ってください!

あと今日はカイザの日(9/13)ですよ。
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