今回から春映画っぽい話になります。といってもスーパー戦隊はでないです。かわりにあの3人が!
今回は短めです。ではどうぞ!
チェイスとの決着をつけてから早1週間。チェイスを失なった為か最近はロイミュードの事件がおきていなかった。しかし人間による事件は増えてきている。今の私はそっちの事件ばかりに足を動かしていた。この事件はとある殺人事件から始まる。
「今回で5人目ですか。今回もバラバラに殺されている。同一犯でしょうね」
「だいぶ昔に同じようにバラバラ殺人事件がおきているんだ。しかもその時の犯人はまだ捕まっていない」
「つまり今回はその犯人がおこした事件と?」
河原で発見された手足などなど。私と一条さんは捜査に参加して犯人を追っていた。今回で5人目。いずれも1905年におきた事件と酷似している。しかも最近は飛び降り自殺や人間の体がねじれる事件などがおきている。つまりロイミュードの活動が減ってから人の活動が活発になったということだ。
「まったく最近は事件が多すぎる。織斑君は自殺の件とねじれ事件についても捜査してるんだよね。大丈夫かい?」
「ええ大丈夫です。体調は万全です」
「体調もだけど・・ほら最近は死体ばかり見ているじゃないか」
確かにそうだ。バラバラ殺人事件が発生してから幾度も死体を見ている。その度に目を背けたくなる。だが私は仮面ライダーである前に一人の刑事。現実から目を背ける訳にはいかない。
「たまには帰って弟さんとお喋りしなよ」
「そうですね。でも私がここを離れる訳には」
「いーや今回はもう家に帰るんだ。上にはこっちから言っておくから」
「・・・・・・・・分かりました」
私は現場から離れてトライドロンに乗り特状課に戻ろうとした。その瞬間、
『おい。お前が仮面ライダードライブか?』
「!?何者だお前」
振り向くとそこには剣と盾を持ったロイミュードではない怪人が立っていた。しかし何故誰も気づいていない?こんなにもハッキリ見えるのに。
『俺はリザードダブラー。マクーの『地獄の処刑人』だ。今の俺はお前にしか見えていない。見えているのは仮面ライダーだという証拠だ』
「何が目的だ。相手してほしいならしてやるが?」
『話が早いじゃないか。ならこっちに来い。このまま真っ直ぐ来ればこっちに来れる』
それだけ言ってリザードダブラーは姿を消した。相手が殺る気なら殺るだけだ。トライドロンからベルトさんを取り出す。
『事情は把握した。よし行こうstart your engine!』
「変身!」
『ドライブ!タイプスピード!!』
変身しトライドロンで突撃する。一瞬空間が歪んだかと思ったら次の瞬間には別の場所に移動していた。恐らく1種のワープの類いだろう。
『よく来たな仮面ライダードライブ』
「お前が来いと言ったからな。さあひとっ走り付き合って貰うぞ」
始まる戦闘。だが何かがおかしい。体が重いせいか、頭痛のせいか、思うように動けない。反撃はおろか防御までまともにできない。リザードダブラーの剣を防いでも盾で殴られる。盾を防いでも剣で斬られる。暫く戦っていなかったブランクでもない。まさか、
「この空間のせいか!」
『気づくのが遅かったな仮面ライダー。そうここは魔空空間。お前の動きは制限され俺の力は3倍になる。そしてここがお前の墓場だ』
スピードで動きを制限されるならフォーミュラなら多少は動けるか?一か八かやるしかない!
『ドライブ!タイプフォーミュラ!!』
フォーミュラに変身しシフトアップで加速する。おかげでスピードのシフトアップのスピードで動けるようになった。
「単純だったな。スピードを上げるだけでいつも通り動けるとはな。こいつなら・・いける!」
『ふん無駄な事を』
しかしリザードダブラーの攻撃はフォーミュラを上回っていた。ハンドル剣で応戦するが防ぎきれなくなる。トレーラー砲で対応できるか?
『フォーミュラ砲!』「はあっ!」
トレーラー砲の砲撃はリザードダブラーの盾で防がれる。だが仰け反るあたりトレーラー砲であの盾は攻略できる訳だ。
「一気に破る!」
『デッドヒート砲!ヒッサーツ!フルスロットル!!フルフルデッドヒート大砲!!』
『ヒッサーツ!フルスロットル!!フォーミュラ!!!』
トレーラー砲と私自身でフルスロットルを発動する。フルスロットルのフォーミュラで加速しリザードダブラーの周りを旋回する。
「そこだ!」
『バカめ!無駄だと言っただろう! 何!?』
放ったトレーラーインパクトは2つに分かれ剣と盾を破壊する。トレーラー砲に装填した『シャドー』と『ダンプ』の力によるものだ。シャドーで分身しダンプの貫通力で破壊する。手持ちを潰されたリザードダブラーに対し、こっちは右手にトレーラー砲、左手にハンドル剣を逆手に持つ。武装はこっちが有利だがここはあっちのフィールド。五分五分と言ったところか。
「さあどうする?このまま負けるか退くか。どっちか選べ」
『ほざけ。その質問そのまま返してやる』
「・・・・なら終わりだ」
『ヒッサーツ!フルスロットル!!フォーミュラ!!!』
「くらえっ!!」
フォーミュラドロップは背中のブースターで加速しながらリザードダブラーを狙う。しかしリザードダブラーは左手からミサイルを発射する。互いの最後の切り札。フォーミュラドロップはミサイルを粉砕しながら突き進みそしてリザードダブラーを貫いた。
「終わったか」
『バカな!ギャバンを倒したこの俺が!仮面ライダーごときに!何故だーーーー!!!!』
断末魔を上げながらリザードダブラーは消えていった。爆発するのではなく煙のように消えていった。
「ギャバン?いったい誰だ?ベルトさん知っているか?」
『いや聞いたことないな。恐らく仮面ライダーではなく何か別の存在なのかもしれない』
「帰って調べ『ダメだろ千冬。今回は大人しく家で体を休めるんだ。調べものはまた後日でな』ハァ・・・・分かった」
変身を解除すると同時に元の河原に戻る。現場を見るとまださほど時間はたっていないようだ。とりあえず特状課に戻ってから家に戻るか。
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「ふぅ~~ちょっと疲れた」
特訓を終え久し振りに家に帰った。長い間家を空けてたからな~。
「ただいm「兄さん今の今まで何処に行っていたんですか!!」・・・えっ・・と、ごめん」
「心配させないでください!姉さんがまだ帰ってきていないのに兄さんまで帰ってこなかったら、私・・・・」
「箒・・・・ごめんな」
でも箒の為にもこの戦いは退けない。退くわけにはいかない。姉ちゃんの為にも、姐さんの為にも、凛の為にも。そして・・・
「これからはいつ帰るか伝えてから出掛けてください。帰るのが遅れるなら連絡してください。いいですね」
「うん分かったよ。約束する」
箒の頭を撫でると少しだけ顔を赤くする。箒はだいたい一夏か俺が頭を撫でると顔を赤くする。面白いな。
「もう兄さん!私も高校生なんですから」
「悪い悪い。ついな」
こんな安らかな時間を守る為にも俺は負けられない。メディックに004。お前らは俺が絶対に潰す!
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「ただいま」
「お帰り千冬姉。お風呂沸いてるけど、ご飯先に食べる?」
「風呂に入る」
午後8時。特状課から帰り、家に着くと8時を過ぎていた。旦那さんみたいなセリフを聞きながら風呂に向かう。生憎こんなセリフを言うのは一夏ぐらいだ。私はどうやら男運が無いようで今の今まで告白されたことは1度もない。束も遠坂もあるのに!
「ふぅ~~ふぁぁあ~~」
湯船に浸かると間の抜けた声がでる。ここ最近はシャワーで済ますことが多く、ゆっくりゆったりと風呂に入ることはなかった。それにずっと戦闘が続いたせいか少しずつ眠たくなってくる。
『寝ては逆上せてしまうぞ千冬』
「風呂場までシフトカーで来るな」
シフトフォーミュラから聞こえるベルトさんの声。ベルトさんがシフトカーを使って会話ができることをすっかり忘れていた。
「覗きも大概にしろよベルト」
『ちょっとまってちょっとまってフォーミュラ壊れるから!』
「・・・・んで風呂場まで来たのは何故だ?」
『いや何君のはだk・・・・話したくてね』
「?今更何を話す。そんなに話すことも無いだろ」
『簡単な質問さ。千冬、君は仮面ライダーになって良かったかい?』
「良いも悪いもない。私しかできないのだから私がやるのだ。任された責任は最後まで果たすさ」
『そうか・・・・いや想像通りの答えで安心したよ。入浴中にすまなかったね』
それだけ言ってフォーミュラは風呂場を出た。何か意味がある質問だったのか。
風呂場を出ると遠坂から連絡が入った。まったくまだ髪を乾かしていないぞ。
「もしもしどうした?」
『千冬大変!UFO!UFO!ニュース見て!』
「なんだなんだ五月蝿いぞ。ニュースを見ればいいんだな」
頭を拭きながらリビングに行くと料理を置いていた一夏の目がテレビに釘付けになっていた。そこには3つのUFOが互いに攻撃しながら飛行している映像だった。テレビの捏造でもイタズラでもない。本物のUFOが飛んでいた。私は反射的に家を飛び出しトライドロンを走らせた。
はい今回は宇宙刑事とのコラボです。同じ刑事どうしどのような物語になるのか。
次回は赤と青の宇宙刑事の登場です。因みにnext generationの宇宙刑事です。
では次回もひとっ走り付き合ってください!