今回の話はタイトルどうりです。グローバルフリーズまでの話です。
そして、新たなレギュラーキャラ『赤い悪魔』こと遠坂凛が登場します。『あかいあくま』ではなく『赤い悪魔』なのには何か秘密があるのか?
「おはようございまーーって千冬しかいないじゃない」
「・・・1週間休養したら髪の毛の一部が赤くなるのか?」
「あははは。ちょっと染めてみたのよ。どうかしら」
「前の方が好きだ。ついでにいえば高校時代のツインテールもいいが」
「あれ子供過ぎない?ずっと子供の時からあの髪型よ?そりゃ変えたくなるわよ。でもありがと。あんたのそうズバズバ意見言うの嬉しいわ」
久しぶりに特殊状況下事件捜査課(以後特状課)に顔を出したのは私の悪友の一人遠坂凛だ。この特状課では何故か科学者としてここにいる。もっともこいつは外部から来ているのだが。この特状課では時に外部の人間を向かえることがある。まぁ来るのは遠坂ぐらいだが。更に言えばこの特状課に事件の協力がくるのはもっと稀だ。
「あら?そのベルトなによ?もしかしてヒーローになったつもり?」
「つもりではなくヒーローなのだがな私は」
「あはは。なにそれ(笑)」
『すまないがこれは事実だ。彼女は仮面ライダーなのだよ』
「なに千冬。ダンディな声出せるようになったの(笑)」
「・・・ベルトさん真実を教えてやってくれ」
『あぁそうだな。遠坂凛、私がそのダンディな声の正体だ』
「・・・・・・え?ベルトが喋ってる?」
やはり驚いているか。まぁ無理もないだろう。あ、白目向き始めてる。仕方ない事情を話してやろう。
グローバルフリーズまで12時間前
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「なるほどねぇ。確かに束ならやりそうね。でもIS作っていたのにそんな余裕があったのかしら?」
遠坂に私から事情を話す。確かに遠坂の言うとうりだ。ISの計画を立てたのが高校2年の時。そこから7年もかけ、いや7年で完成させた。そこは流石束というところか。しかしドライブドライバー=ベルトさんを作る時間があっただろうか?これ程までの高性能ベルトを作るには最低5~6年ぐらいかかるんじゃないのだろうか。
「じゃまずは、ベルトさんでいんだっけ。あなたのデータを見させてもらうわ。その中で重加速?それに関するデータを探すわ。そんで可能だったらそのデータを書き換えると」
ベルトさんが遠坂に頼んだのは重加速のデータの書き換えだ。昨日の戦いで普通の重加速は防げるが、二倍もしくは複数の重加速は防げないということが分かった。確かにシフトアップ(シフトレバーを何回か倒すことで発動する能力)すれば防げるが重加速中では殺られる可能性も発生する。よってデータを書き換えることで複数の重加速を防げるかもしれないというベルトさんの考えだ。
『あぁよろしく頼む』
「遠坂。それにはどれくらいかかる?」
「うーん束が作ったものだからね。中身がブラックボックスっていう可能性もあるわよ。だから少なく見積もっても5~7時間はかかるわよ」
束のブラックボックスを5~7時間で開けられるとは。流石『あかいあくま』。いや前はここまで凄くはなかった。つまり進化した『赤い悪魔』ということか。え?どうして遠坂が『あかいあくま』なのかって?まぁそれは学生時代にあんなことやこんなことを。ちなみに私は『せんのまおう』束は『やばいうさぎ』だ。
「そうか。すまんがそちらは任せても構わんか?」
「ええいいけど。どうしたの?」
「いや。行きたいところがあるのでな」
「そう。分かったわこっちは任せなさい」
「すまんな」
そう言って私は特状課を後にした。
グローバルフリーズまで10時間
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私が向かったのは束の実家だ。束は『ISが完成したら箒ちゃんと遊ぶんだ~』と言っていた。箒も中学生だろうに。そう思いながら自転車をこぐこと30分。遠かった。やっと束の実家『篠ノ之神社』に到着した。何故束の実家に来たかというとベルトさんの件だ。ベルトさんを作ったのは99%束だ。だったら束に聞けばいい。残りの1%は他の可能性だ。あり得んがな。境内につくと箒が箒で掃除をしていた。間際らしいなこれ。
「あ、千冬さん。こんにちは」
「ああこんにちは。束はいるかな?」
巫女姿が似合う箒に巫女姿が似合わない姉の束のことを聞いて見ると、
「いえ、いませんが。私はてっきり千冬さんの所かと」
「いない?帰ってきてないのか?」
「はい。最後に帰ってきたのは二ヶ月前です」
「・・・連絡は取れるのか?」
「いえ。まさか千冬さんもですか?」
どうなっている?私はともかく最愛の箒にまで連絡をよこさないとは。これは何かあるかもしれん。
「そうか、分かった。束に会ったら連絡頼む。こちらも会ったら連絡しよう」
「ありがとうございます。すみませんお願いします」
箒と約束し私は次の目的地に自転車を走らせた。
グローバルフリーズまで8時間
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次に向かったのは束が『IS発表会』を行う会場だ。もしかすると束は既に会場に来ているかもしれないというほぼあり得ない可能性にかけたのだ。しかし会場の人間に聞いても、
「いえ。まだ来られておりませんね」
と口を揃えて言った。まぁそうだろう。私や箒が連絡してもでないのに会場にいるはずがない。あいつは会見などより友達や家族を大事にする奴だ。だとするとますます分からない。束は何処に行ったのか。あと考えられる所が思いつかない。そんなとき、
「ん?電話・・遠坂からか」
一緒束かと思ったが遠坂からだった。恐らくベルトさんのデータの書き換えに何かあったのだろう。
「もしもしどうした?」
『ああ千冬?ベルトさんのデータの書き換え終了したわよ。案外簡単だったわ』
「そうか分かった。今すぐ戻る」
束が行く所の検討がつかない私にはちょうどよかった。私は特状課に戻ることにした。
グローバルフリーズまで5時間
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「案外早かったな。そんなに簡単だったのか?」
「ええ簡単だったわ。ケーブル繋いでデータ探してちょいちょいっと変えてやったわ。案外束も簡単に設計してるわね。それよりよかったの?行く所行けたの?」
「ああ行きそうな所は行けた」
「行きそうな?それって束の?」
「ああどこも宛が外れたがな」
「そう。あ、そうだ。重加速ってどこかで聞いたことあると思ったけどそれISにもあるわ」
「何?それはISも重加速が使えるというのか?そもそも何故ISの事を?」
「そりゃ私もISの製作に少し関わったからよ。もっとも大したことしてないけどね」
まさかの事実。私達三人組は私以外ISに何らかの形で製作に関わっていた!いや今はそんなことどうでもいい。問題は、
「ええ一応は使えるわ。でも危険過ぎるからそのプログラムは封印したわ」
「封印?消さなかったのか?もしもの事態を想定しなかったのか?」
「したわよ勿論。でも束がもしもの時に使えるかもって」
確かに重加速は使い方によっては人を助けられるかもしれないが。それでも危険に変わりはない。
「んで重加速は本来ISしか使えないの。でもそのホイコーロー?」
「ロイミュードだ。奴は重加速を使った」
「そう、それが本当ならおかしいわよ。束は重加速を使った物を二度と作らないって約束したのよ。それなのにそいつらは重加速を使ってる。もうワケわかんない」
イライラした口調になる遠坂。確かに束は約束を守る奴だ。そんなことはしないはずなのだが、
ポーンポーン
時計が6時を指す。束の記者会見は6時からのはず。私はテレビをつけチャンネルをあわせる。そこには、
「まだ始まってないのか?」
いまだに束を待つ記者たちしか映ってなかった。やはり何かがおかしい。
連絡のない束
ISにしか使えない重加速を使うロイミュード
108体という中途半端な数
これらが導き出す私の答えは、
「繋がった。最悪の結果になるかもしれん。遠坂今すぐに本庁に連絡をとって避難勧告を発令させろ」
「え?え?なんで?」
「いいから早くしろ!!」
分かったわと言い連絡をとる遠坂。さて私達は、
「行くぞベルトさん!ヤバい戦いになると思うが」
『ああ行こう。私もこうなる事は予測できなかったが』
「変身!」
『ドライブ!タイプスピード!!』
変身した私は夜の街を走り出した。
グローバルフリーズまで2時間
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午後7時58分。グローバルフリーズまで残り2分
千冬ドライブはシフトアップして走っていた。向かうは記者会見場。彼女の推理が正しければ今夜あそこから戦いが始まる。だからこそ急いでいた。一人でも犠牲を出さないために。
残り1分
ロイミュード達はある場所に向かっていた。本来自分たちが発表されるあの場所へ。そこで戦争を始める。そして到着する。そこで彼らは重加速の準備をし、
残り3秒・・・2・・1・・0
時が、世界中の時が遅くなる。そうグローバルフリーズそして千冬の二回目の戦い、いや初めての大戦が始まったのだ。
はいグローバルフリーズが始まりました。そして次の話でタグの『平成仮面ライダー』が使われるはず。
今回推理した千冬ですが推理中進ノ介のイメージです。
次回はバトルだらけになると思います。なのでさらにグダグダになると思いますが ひとっ走り付き合って貰えると嬉しいです。