今回は千冬達がIS学園で生徒とのふれあう話、その1です。2があるとは限らない。
ではどうぞ!
「何者だ貴様」
目の前にいるのは紛れもない織斑千冬、この世界の私だ。なんか目付きが悪いが・・・・織斑先生といわれてるからこの世界では教師でもしているのだろう。もしくは軍隊の教官か。
「織斑千冬だ。もっともこの世界の織斑千冬ではなく、別の世界の織斑千冬だがな」
「別の世界だと?つまり別の世界の私はよっぽどの暇人と見える」
ズバリ言い当てられた。いやいつもはちゃんと働いているし。警察官として職務を全うしてるし。今日は暇人なだけだし。今日だけだぞ!
「悪いがこれでも警察官でな。お前よりかは頭はいいはずだぞ」
「ほう。だが私より頭は良くても、なぁ?」
「なんだと?」
「やるか?」
一触即発の空気。山田君は何がなんだか分からずオロオロしている。既に私達は右手を強く握りしめている。そして、
「ちょーーーーと待ってください!!!」
放たれた二人の拳を水色の髪の学生が止めた。少なくともこの織斑千冬×2のパンチをなんなく止めている。無事ではすまないはずだが・・・・ああかなり痛そうだな。
「痛たたた。待ってくださいよスーツ織斑先生。そっちの私服織斑先生も」
「なんだ、やっぱり先生だったのか。こんな目付きの悪い暴力女が先生か?」
「ブーメラン発言だぞ、それ」
「お前よりかは幾分かはマシだよ」
「だから待ってくださいよ!いまラウラちゃんたちが不振人物を捕まえたので対応してください!」
「不振人ぶ「姐さーーーーーん!!!!!助けてーーーーーー!!!!」・・・・あれか」
「剛!?何捕まってる」
「あ!姐さん!!助けてよーーーー!!」
「あれの知り合いか?ならばお前も連れていくが」
おいおい警察官が捕まるなんてシャレにならないぞ。だいたいここは私達が元いた世界じゃない。別の世界で捕まるなんてゴメンだね。チェイスと剛を連れてとっとと、
「すまん千冬。捕まった」
「・・・・・・・・oh」
「ここがIS学園だ」
織斑千冬が運転する車でIS学園とやらに連行される。連行といっても合意の上でだ。私以外に剛とチェイス、監視役で制服を着た箒たちが乗っている。しかしなんともカッコイイ制服だな。私も着てみたいがやめておこう。
「しかしホントに千冬さんが二人もいるなんて」
「服が別でなければ分かりませんでしたわ」
「そうか?教官の見分けなら簡単につくだろう。先ずは目だな。こっちの教官は教官より目付きのが緩い」
「ああもう!教官教官わかんないっての!!」
「お、落ち着きなよ鈴」
こっちの世界では仲の良いアイツらも同じ学校のようだな。しかしなんでボーデヴィッヒは眼帯をしてるんだ?そして学園が近くなるにつれて思うことがある。
「IS学園。ISについて学ぶ場所といったところか。しかし何故、」
「あんなに女子がいるわけ?もしかしなくても女子高?」
女、女、女だらけだ。てか女しかいない。先生も生徒も女だ。
「これから暫くここにいてもらう。お前たちのベルトの件もあるからな」
『わ、私を解体するつもりかね?や、やめたまえ!!』
しかし無慈悲にも車はIS学園へ到着する。これから暫くここで暮らすことになるのか・・・・
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IS学園の生活 1日目 千冬
箒とオルコットにつれられIS学園を案内されている。この世界の私のように少し私に抵抗があるのか少し表情が硬いな。因みに服は山田君のを借りている。
「ここがアリーナです。基本的にISでの訓練や学校のイベントなどに使われます」
「このアリーナは一夏さんと私が決闘したアリーナでもあるのですよ」
「それで勝ったのはオルコットか?」
「はい。それもギリギリの戦いでしたが」
どうやらこの世界の一夏はなかなかやるようだな。しかし今日のこいつらの様子を見ていると・・・・全員惚れているな。まったく唐変木にも程がある。
しかしこの学校を見ていると本当に学校なのかと疑ってしまうな。まあ世界が協力して造り上げた学校だからな。こんな豪華になるわけだ。
「大まかな所はこれで最後です。最後に何かありますか?」
「そうだな・・・・剣道場はあるかな?竹刀を握りたいんだが」
「そう・・ですね。分かりました。案内します」
これではただ単なる学校案内だな。だが今竹刀を握っておかないとあの忌々しい私を倒せない。警察官が教師に負けるなど真っ平ゴメンだ。この世界を出る前にアイツと勝負して倒してやる。と、いつの間にか着いたな。
「あ、織斑先生。いらしてたのですね」
「はぁ・・・・自主鍛練ぐらい静かにしたかったがな」
「ふっ・・・・お前を倒す絶好の機会じゃないか。丁度竹刀も持っているしな」
剣道場には胴着に着替えている織斑千冬がいる。自主鍛練をしているとは感心だな。竹刀を千冬から受けとり構える。こんな格好で剣道をするのは初めてだがまあここには男はいないし見られても大丈夫だろう。
「「さあ、覚悟しろ!!」」
「息ピッタリですわ!!」「息ピッタリだ!!」
千冬はモロに面を狙ってくる。だが私は剣道をするとは言っていない。ハンドル剣の要領で竹刀を振る。流石に千冬は驚いたがそれでもすぐに対応するあたり流石私といったところだな。それでもやりづらいようで中々攻めにこれていない。このまま完封試合といきたいとこだが、
「その攻め方もだいたい読めたぞ!」
「読ませるために続けてたんだよ!」
ウソである。そんなことはないのである。しかし読まれてきたのも事実。新たな攻め方もしたいとこだがドア銃もトレーラー砲も元の世界においてきている。まったく不便きわまりないな!
「もらった!!」
とか考えていたら面を食らった。いやかなり力を込めて打ちやがったぞこいつ!頭が痛い!かーなーり痛い!しかも気がとおくなってきた。いかんクラクラして・・・きた・・・・
「一撃で沈んだか。篠ノ之、オルコット。こいつを運んでおけ」
「「分かりました」」
(しかしアイツの一撃一撃、おもったより重いな。これはまだまだ鍛練が必要だな)
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IS学園の生活 3日目 剛とチェイス
「つまり剛さんは別の世界の箒のお兄さんなんですね。確かに目元が似ているような」
「言われれば似ているような似てないような」
「あんま似てないわね」
鈴とシャルロット、ラウラの三人娘の質問の嵐をなんとかさばいていく俺。チェイスは隣でジュースを飲んでいる。オレンジジュースだ。ストローでチューチュー飲んでも可愛くねぇぞ。
「剛さんは彼女とかいるんですか?もしかして織斑先生?」
ブフッーー「んなわけないだろ。ジュース吐いちまったよ。あと俺はちゃんと彼女いるから。姐さんじゃねーからな!」
「秘訣とかあるんですか?」「秘訣とかあるのか?」「秘訣みたいなのあるんでしょ?」
「一気に聞くな!まあ秘訣っていうか、ようは自分の気持ちを素直に思いっきり伝えることが大事だな」
「「「ほうほう」」」
「剛がまともにアドバイスしている・・・だと!?」
「んだとテメェ!?オモテ出ろや!!」
てかこれでマトモなアドバイスになったのだろうか?ちょっと心配だがまあいいか。
「てかなんで織斑先生を姐さんって呼んでんの?」
「ん?あーそういえばいつだっけな。確か高校生の時姐さんと喧嘩したことがあってな。そんときに負けてそれから姐さんって呼んでる」
あの時はグレてたからな。俺も姐さんも。ついでに凛も姉ちゃんもグレてたな。あと一人誰かいたはずなんだけど誰だっけ?
「チェイスさんとはいつ知り合ったんだ?」
「こいつとは今年だな。正直こんなやつとは知り合いたくなかったけどな」
「酷いこと言うじゃないか剛。千冬なんて『お前が味方だったらどれだけ嬉しかったか』なんて言ってくれたんだぞ」
これだから嫌なんだ。敵の頃は『ヤローぶっ殺してやる!!』みたいな感じだったのに味方になったとたん『俺とお前は友達DAZE!』みたいになってる。いや別に良いことなんだけどキャラが崩壊して気持ち悪い。そんな個人的な見解だ。
「でも一緒に行動してるわよね。ひょっとしてツンデレ?」
「「鈴に言われたくないと思う・・・・」」
「男のツンデレなんて誰特だよ」「剛のツンデレはただ気持ち悪いだけだ」
こんなときだけ息ピッタリなのどうにかしてほしいぜ。
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IS学園の生活 1週間後 千冬と剛とチェイス
こっちの世界に来てから早1週間。いや時が流れるのがかなり早く感じるな。そんな日々を元の世界のことを心配しながら暮らしている私達三人の目にあるものが止まる。
「学年別専用機タッグトーナメント?」
「まーたイベントがあるんだ。確か前のイベントがキャノンボールフェストだっけ?」
「開催は1ヶ月後か。また事件が起きなければ良いが」
そう前回のイベントはこの世界の亡国が妨害している。しかも前にあったクラス代表同士の対決にも無人のISが乱入したらしい。その次のイベントではラウラのISに搭載してはいけないモノがありそれが暴走したとも聞いている。
更に夏の臨海学校も軍事用ISが暴走し一夏が死にかけたとか。文化祭では亡国のオータムが乱入してきたとも聞いた。
「こんな面倒ごとばっかり起きてんのに今回はなにも起きない分けねぇだろ」
「だろうな。そろそろIS学園もなにかあると分かってるんじゃないか?」
私達の予想は当たっているのか。いや当たるだろう。こんなイベント毎に何かしらの妨害が加わっているのだからな。
そしてその面倒ごとは本当に起きてしまうのであった。
特に進展なし!次回は少し時間が進み一夏が簪を誘いにいく位進みます。そしてあの天災との戦いも?
では次回もひとっ走り付き合ってください!