前回からかなり期間が空いてしまいましたね。これもバトライド・ウォー創製ってやつの仕業なんだ。いやほんとドライブ使いやすいです!
今回は6章最後です。そして7章の0話目でもあります。それではどうぞ!
別世界から帰ってきてから二日が経過した。なんでもこちらの世界では私達が別世界にいっている間二日しか経過していないらしい。浦島太郎の気分だな。
剛は箒が夏休みだと言うことで家族で遊園地に出掛けている。チェイスはいつものごとく何処かへ出掛けていった。そして私はというと・・・・
「あーーめんどくさ。何たってお前の家の掃除をしなくちゃいけないんだ」
「うっさい。いっつも使ってんだから掃除ぐらいしなさいよ!」
遠坂の家を掃除していた。しかも仕事の資料をまとめていたのに。もう少しで終わりそうだったのに!剛や学生は夏休みだ。だが私は警察。犯罪者は夏休みだろうがなんだろうが犯罪を犯すのだ。
昨日に解決した事件の資料をまとめていたのだ。それが終われば優雅にコーヒーを飲みながら月刊誌(てれびちゃん)を読もうと思ったのに!
しかしそれは遠坂の一言で崩れた。
「千冬暇でしょ?掃除手伝いなさいよ」
暇じゃないんだよ!しかし私も大人。そこは静かに従うのだ。
「ん?高校のアルバムか?」
本棚の片付けをしていると高校時代のアルバムを発見する。これは遠坂と束、そして私の共通のアルバムだ。高校生活の写真以外にも私達の個人的な写真ものせている。プライベートアルバムとも言えるな。
「それ見るのは掃除終わってからにしてよ。見始めたらキリがないんだから」
確かにそうだな。すぐに終わる掃除を長引かせるのは嫌だな。ここは先に掃除を終わらせるのが先決だな。それにしてもめんどくさい。私も遊園地に行きたいな~。
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「何たってお前がここにいるんだよ!!」
今日は箒が夏休みだということで家族水入らずで遊園地に来たわけだが・・・・何たってチェイスがポップコーンと遊園地のパンフレット片手に、しかも頭には遊園地でもらえる猫の耳をつけている。いや気持ち悪いから!箒がつけたら可愛いけどさあ!お前がつけたら!怖いんだよ!
「遊園地ではカチューシャをつけるのが人間の」
「ルールじゃねぇーから!!」
「落ち着け剛。怒るとハゲるとブレンから聞いたことがある」
「原因はお前だよ!!」
「落ち着いてください兄さん。ストレスでハゲますよ?」
「それさっき聞いたから!」
しっかしこんなとこでチェイスと会ってしまうとは。運がない。こんなときぐらいロイミュードのことを忘れたかったんだけどな。
「どうやら今日は家族サービスのようだな。俺は今からあのアトラクションにいく。ではな」
「チェイスにしちゃあ気が利くじゃねぇか。頭のネジでも外れたか?」
「俺の頭にネジは・・・・あっただろうか?」
ぼやきながらアトラクションにいくチェイス。『首切りバニーの居合い道場』って・・・・いかにも箒が好きそうな、って箒がいない?あ、ちゃっかり並んでるよ。しかも列の前の方。仕方ない、お兄さんは外で待って・・・・いやあれに乗るか。目に留まったのは『騎士王の聖杯グランプリ』というものだ。ぶっちゃけカーレースだな。よしあれに・・・・
「あーーもう!何たってこんなときにロイミュードが出てくんだよ!!」
俺の遥か後方で爆発が起きる。間違いなくロイミュードの仕業だろう。クソッタレ!クソッタレ!!ドチクショウメ!
「こうなったらとことん相手してやる。俺の作ったシグナルバイクの餌食にしてやる!!」
『ライダー!マッハ!!』
マッハに変身してロイミュードの元へ走り出す。到着してみると回りに人はおらずロイミュードが三体いるだけだ。丁度良かったぜ。こいつはどうなるか分からないからな。
『シグナルバイク!シグナルコウカン!カリバー!』
銀色のシグナルバイク=シグナルカリバーを装填する。タイヤには剣のマークが浮かび上がり、右腕が騎士みたいに鎧を纏う。右手に持つのは銀色の剣=コウリンカリバー。騎士の剣にタイヤを引っ付けた姿になった。ハンドル剣に似てるな。
「あとはしらないぞぉ!!」
コウリンカリバーでロイミュードを切りつける。威力に関しては問題なしだな。ただ右腕だけがかなり重い。まあ鎧を纏ってるから当然ちゃ当然だよな。こいつは改善が必要だな。
「まあ余裕綽々だな」
「そうか、なら俺も混ぜてもらおう」『ライダー!チェイサー!!』
チェイスが俺を飛び越えてロイミュードと戦い始めた。ったく余裕綽々って言ってんだから大人しく引っ込んでりゃよかったのによ!
「剛だけが新武装を手に入れたと思わないことだ」『ライダー!デッドヒート!!』『tune super chaser!!』
なんて欲張りな奴だよ。金色のバイラルコアでチェイサーのボディは金色になり、さらにデッドヒートのアーマーがチェイサーに装着される。『デッドヒート超チェイサー』ってところか。
「ったく。足引っ張んなよ」
『ヒッサツ!フルスロットル!!カリバー!!!』
「引っ張りはせん。お前こそしっかりついてこい」
『ヒッサツ!バースト!!フルスロットル!!デッドヒート!!!』『fullbreak!Super!』
コウリンカリバーでロイミュード三体を連続で切りつけチェイスがまとめて粉砕した。あの別世界の激闘と比べたら幾分か、いやかーなーり楽だったな。
『『オツカーレ』』
「こいつももう少し調整が必要だな。凛とエミヤ博士に聞いてみるか」
「なら俺ももう少し遊んでくるか。時間はまだあるからな」
「あーそうかよ。勝手に遊んでこい。あと箒に手出したらぶっ殺す」
「?剛はもう帰るのか?」
「トイレだよ!トイレ!」
チェイスとは反対方向に歩き出す俺。こいつとはダチにはなれる気がしねぇ。でも・・・・まあなんだかんだ言って俺もこの生活が好きなのかもな。姐さんとチェイスがボケて俺と凛がツッコミを入れる。こんな理想が好きだったんだ。その点に関してはあいつがいてよかったな。
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「ん?よお紘汰。冬木になんかようか?」
「それはこっちのセリフだぜ翔太郎さん。あんたが風都からでて冬木に向かってるなんて」
「こっちは依頼でな。まあフィリップにベルト渡してるし照井もいるからまあ風都は大丈夫だ。それよりお前は?」
「ほら大分前にユグドラシルタワーが襲撃されたってニュースになっただろ?そんとき戦極ドライバーがひとつ盗まれてさ。俺もユグドラシルには少し世話になったからその恩返しに捜索中ってわけ。こっちの街にはなくてさ」
「なるほどねぇ。いやしっかし・・・・ここの風はかなり強いな」
「嵐の前触れ・・・みたいだな」
彼らの嫌な予感はすぐに的中してしまう。そう1週間後に・・・・
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「あら?それの調整は終わったのかしら」
「ああ問題ない。これならトライドロンを越えれる」
「でも油断大敵ってね。まだロイミュードだっているんだから。アレがいつ仮面ライダーと手を組んでもおかしくないんだから」
「例え手を組んでも私は負けない。私が一番強いんだから」
『ーーーー!タイプーーーー!!』
「行ってくる。奴を、姉さんを、織斑千冬を、殺す」
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「やっと終わったな」
時刻は5時40分。掃除開始から実に五時間。体が痛い。くそ無駄に家が広いからこうなるんだ!
「まあお楽しみはこれからだ」
そうお楽しみだ。手には高校時代のアルバム。さっきも言ったがこれは三人とも同じものを持っている。しかしこうも楽しみなのはそれぞれ個人が一枚は持っている、他の二人にはない貴重な写真を見るためだ。
「それでは、いざ!」
1ページ目をめくる。そこには集合写真が一枚だけあった。しかし私はそこで目が点になった。その写真には私が中心に立ち右側に遠坂、左側に束、そして束の隣に・・・・
「誰だ・・この女は?」
黒髪で眼鏡をかけた大人しげな女。制服が一緒だから同じ高校なのは分かる。だがわからない。この女が何者なのか。ページをめくっていってもその女がいる。なかにはその女と私のツーショットまである。ここまでした仲なのに思い出せない。
「遠坂、この女は誰だ?」
「この娘?えーとバッジが赤だから一つ下の学年なのは分かるけど・・・・誰だっけ?」
遠坂も忘れているのか?おかしい。こんなにも一緒に写っているのに分からないなんて。そして最後のページには私達の寄せ書きが書かれていた。私のと束、そして
「沙条・・愛歌?」
聞いたことがない名前だ。いや確か剛の彼女が「愛歌」という名前だったが。それでもこんなに大人しそうな娘があんな金髪に染めているなんて。
そして知らなかった。この沙条愛歌の存在が、今後の戦いを左右するとは・・・・
沙条愛歌という人物が誰か分からない千冬。記憶が曖昧のようですが・・・・
次回から激闘の7章です!ロイミュードと亡国との決着を描いていきます。まあそこまでやるので終章は3話ぐらいになるかと。
次回は千冬VSマドカの対決となります。それでは次回もひとっ走り付き合ってください!