千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

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剛「よっ!仮面ライダーマッハこと剛だ!え?作者はどうしたって?まあいいじゃん。俺今回出ないんだしここでぐらい出させてよ!

今回はダークドライブとの戦いみたいだけど、まあ姐さんなら問題ないだろ!」


千冬ドライブとマドカドライブ 激闘の1週間
激闘の1週間 開戦 千冬の1日目


「いや~困りましたねぇ~」

 

午前9時。課長のそんな呟きが部屋に響く。だいたいこの特状課にいない課長だが「困る」なんて言ったのは・・・・初めてではないな。だがその度に面倒ごとに巻き込まれるのは私の体質だろうか?

 

「どうしたんですか課長。まさか特状課がなくなるとでも?」

 

「そのまさかなんだよ~」

 

「「「「え!?」」」」

 

驚きのあまりその場にいた私、遠坂、加賀美刑事、一条さんの声がハモった。

 

「嘘ですよね?それ」

 

「いや~ね?上のお偉いさん方が『特状課には大した成果がないからそろそろ解散しますか』なんて言われちゃってねぇ」

 

大した成果がないから解散?おいおいこっちに回ってきた事件は全て解決してるだろう?第一こんな特殊な状況を捜査する部署なんてそうそうないだろう。しかもこっちに全然事件を回さないじゃないか!それなのに解散って・・・・許せん。その気持ちは全員一緒の筈だ。

 

「文句言ってきます」

 

「「「「行ってらっしゃ~~い」」」」

 

訂正。そんな気持ちを抱いているのは私だけみたいだ。

 

 

 

 

「くそっ!なんなんだあのニラ野郎!!」

 

この警察世界で下位に位置する我々特状課ではいきなりBIGなお偉いさんに意見を通すことができない。だから直属の上司であるニラ野郎=仁良光秀に意見を話してみた。が・・・・『はぁ?そういうのはぁ、仮面ライダー抜きでぇ、事件解決してからぁ、言ってくださぁい』なんて言いやがった。

 

「おいおいそんなにイライラするなよ?」

 

「?ああ泊刑事ですか。それと黒桐刑事も」

 

「こんにちは織斑さん」

 

話しかけてきたのは泊進ノ介。別の世界とは似ても似つかない顔立ちだ。まあそれでも女子受けがいいのは事実だが。

もう一人は前髪を左側だけ伸ばして左目を隠している黒桐幹也。なんでも大学時代に事件に巻き込まれ左目を失ったらしい。現在は奥さんと娘が一人いるらしい。

 

「どれもこれもあのニラ野郎のせいです。じゃなきゃこんなにイライラしません」

 

「まあ仁良課長なら仕方ないけど・・・・まあ声は小さくしろよ?」

 

「でもなんで今日はここに?織斑さんって特状課の人だよね?」

 

「ここに来たのは特状課解散について文句を言いに来たからです」

 

事のあらましを説明すると泊刑事も黒桐刑事も『なるほどねぇ』と納得してくれた。あのニラとは大違いだ。

 

「だったら俺達が捜査している事件。受け持つか?」

 

「事件を?どんな事件ですか?」

 

「簡単に言うと被害者の記憶が欠落する、といった具合ですね」

 

 

 

 

 

「失礼しました」

 

とある一軒家から出る私と加賀美刑事。勿論泊刑事と黒桐刑事に託された事件を解決するためだ。この家で七件目。どこも『前日までは普通に生活していたのに次の日になるととある記憶が欠落する』というものだ。ここまで考えればただ単なる記憶障害として片付けられるが事件として取り扱われるのにはその件数だ。

 

「しっかし1週間で七人か・・・・これはロイミュードの仕業だろうな」

 

1週間で七人。一日一人の計算で記憶障害の人間が出てきている。しかも突然にだ。何処かに頭をぶつけたわけでもないのに。不思議なものだ。

 

「ロイミュードの目的は・・・・少なくともこの人間が絡んでるな」

 

加賀美刑事が指差すメモにはとある名前が書かれていた。沙条愛歌という名前。被害者はこの人物に関する記憶が欠落していた。かくいう私も記憶から抜け落ちている名前。私もいつの間にか記憶改竄をされていたのか?やはりあの女が鍵となるか。

 

「沙条愛歌を探しましょう。恐らく剛の彼女ですから聞けばわかりますよ」

 

「剛の彼女だったのか・・・・世の中は狭いねぇ 」

 

「あれ?なかなか出ないなあいつ」

 

電話をかけてもなかなか出ない剛。仕方ないのでメールだけして特状課に戻ろうとする・・・・まあこういうときに厄介ごとが起きるんだ。突然の銃撃。それは確実に私と加賀美刑事を狙ったものだ。

 

「あの車か?」

 

銃撃をおこなってきたのは黒い車。そう別世界の泊進ノ介の乗っていたネクストライドロンだ。泊がこんなことはしないのはわかっている。ならば亡国の仕業だな。

 

「全く面倒ごとを吹っ掛けてくる!」

 

ベルトを着ける際もネクストライドロンは攻撃を加えてくる。ほんとに容赦なしだな。

 

「「変身!!」」

 

『ドライブ!タイプスピード!!』

 

『HENSHIN』

 

変身が完了すると敵もネクストライドロンから降りてきた。しかもその姿は・・・・ドライブそのものだった。

 

「ドライブ!?」

 

「遂に私の偽物を作り上げたか。しかもそっちの方がカッコいいじゃないか」

 

「start a-ha mission」

 

偽ドライブはそう呟くとタイヤから黒いブレイクガンナーを取り出す。更には雑魚が大量に出現する。いや多すぎないか?

 

「雑魚は俺が倒す。千冬は」

 

「偽物退治をしてきます。加賀美さんも気を付けてください」

 

「おう」『CAST OFF CHANGE STAGBEETLE!』

 

ガタックはダブルカリバーを、ドライブはハンドル剣で雑魚を切り分ける。偽ドライブから攻めるつもりはないようだ。ナメられたものだな。

 

「あくまで私の偽物を語るか?いい度胸じゃないか!」

 

「偽物?いいや私は私だ。貴女の妹だ」

 

「なんだと?悪いが私にこんな殺伐とした妹はいないし、いらない!」

 

「いらない、か・・・・なら私は貴女を殺す!」

 

理不尽な逆ギレとはこの事だ。しかし本当にこいつは何を言っているんだ?教えて偉い人!!

 

「せいっ!!」

 

「その動き、遅すぎる!」

 

ハンドル剣の攻撃をブレイクガンナーで防ぎ反撃までしてくる。恐らく、いや確実に私より戦闘スキルは上だろう。

 

「姉より勝れた妹などいるってのか!?私は手のかかる妹の方が好きだがな!」

 

「それこそ理不尽だ!」

 

互いに愚痴りながらの剣撃勝負は勝敗がつかず次の対決になる。次の対決は、

 

「これなら負けない!」「ふん、こいつで勝負を挑むか」

 

自身のマシンを使ったレースになる。悪いが私は3号にもレースで勝っている。新参もののお前なんかに負けるものか!

と言っては見たものの・・・・ネクストライドロンのドライブテクニックはかなりのものだ。3号にも私にも勝るとも劣らない。ビーム砲で互いに攻撃しながら互角のレースを繰り広げる。そしてレースのコースは市街地から高速道路になり、最終的に山道になる。

 

「なかなか道が悪いな。あれを使うか」

 

『あれ?ああライドブースターか!』

 

山道へ思ったより悪路になっておりトライドロンの自慢のスピードが活かせない。なら空を翔べばいいじゃない!ということで最近完成したライドブースターを呼ぶ。トライドロンに備わっているスイッチを押すと、あら不思議!あっという間にライドブースターが到着したではありませんか!

 

「よし行くぞ!」『ブースター!トライドロン!!』

 

この果てのないレース。ゴールはない。勝負は先に燃料がなくなるか、やる気がなくなるか。それで勝負が決まる。やがて山道を抜けて採石場にたどり着く。冬木には採石場はないから恐らく隣町に出てきたのだろう。

 

「そろそろレースは終わりにするぞ!」

 

『ドライブ!タイプトライドロン!!』

 

トライドロンの中でタイプトライドロンに変身するとどうなるか?簡単だ。外に放り出される。だがそれでいい。ここからネクストライドロンを狙う!

 

『タイヤカキマゼール!コウジゲンバー!!』

 

ランブルダンプ、スピンミキサー、ローリングラビティをカキマゼーてコウジゲンバーを作り出す。ここで奴を倒すのではなく、動きを止めるために。タイヤから放たれるコンクリート弾と10㌧オモーリをネクストライドロンに向けて撃ったり投げたり。お陰で奴の動きを止められた。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!コウジゲンバー!!!』

 

「おまけだ!もらっておけ!」

 

「悪いがそれはいらない!」『タイヤコウカーン!ネクスト!ハンター!!』

 

偽ドライブは車から降りるとハンターを使いランブルスマッシャーの一撃を防いだ。落下分の勢いとコウジゲンバーの力で強化したランブルスマッシャーの一撃を意図も簡単に防いだ。

 

「なんだと?」

 

「フッ。終わりだ」『ヒッサーツ!フルスロットル!!ネクスト!ハンター!!!』

 

代わりにとんできた偽ドライブの一撃をランブルスマッシャーでとっさに防ぐも防ぎきれなかった。それほどまでにも奴の一撃は強烈だった。しかも変身が解除されてしまう。

 

「その程度なの姉さん?」

 

「姉さん姉さんってなあ!私の兄弟は一夏だけだ!そもそも私の妹なら私に似ているんだろうな!」

 

「・・・・ああ」

 

偽ドライブは変身を解除した。その素顔は・・・・私と全く同じだった。ああそうか繋がった。

 

「お前、ロイミュードか」

 

「いいや私はロイミュードじゃない。どちらかというとチェイスと同じ存在だ」

 

「チェイスと同じ存在?どういう意味だ!」

 

「話はここまでだ。今回は生かしておいてやる」

 

そう言って立ち去ろうとする偽ドライブ。

 

「待て!お前の名前はなんだ?名前ぐらいはあるだろう」

 

「・・・・織斑マドカ。仮面ライダーダークドライブ」

 

偽ドライブ、いやダークドライブか。しかも織斑ときたか。ますます私の偽者臭がプンプンするな。マドカはネクストライドロンに乗り込むとそそくさに立ち去った。

 

 

 

 

 

これが私とマドカの初めての出会いで、本当の・・・・になるまでの戦いだ。




剛「まさか負けちまうとはな。かなりの強敵みたいだけど。え?作者の文才では分かんない?是非もないよね!こればっかりは死んでも治らないよ

次回は俺とチェイスの一日目の話だ。んじゃ次回もひとっ走り付き合ってくれよ!」
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