といったところだ。あまり過度な期待はするなよ?あの作者だからな」
「よお。ロイミュードでもたこ焼き食べるんだな」
「ん?ああお前か。いやなに人間の食べ物に少し興味が湧いてな」
ハートが一人でたこ焼きを食べていた。いやチェイスを見ていたら別に不思議に思うことはない。チェイスもキチンとご飯食べるし。それにしても珍しい。
「変身しないのか?」
「バカか。俺も時と場所は考える」
「ハハッ。そうか、少し安心したよ。折角買ったたこ焼きが台無しになるなからな」
ここは人の多い公園だ。少し山の方に歩いていけば人気のない場所がある。戦うならそこだ。
「そうだ篠ノ之剛、お前に伝えることがある」
「なんだよ、急に改まって」
「明後日、俺達ロイミュードは第2のグローバルフリーズを起こす」
たこ焼きを食べるのを止める。宣戦布告か。しかも明後日にグローバルフリーズ。姉さんたちにも伝えなきゃな。でも、
「なんで俺に言うんだ?言わなきゃ俺達には対応出来ねぇってのに」
「だろうな。動けるのはお前たち仮面ライダーだけだ。だが今回は全面戦争だ。お前たちの特状課とやらと戦いたくてな」
「・・・・まったく、バトルマニアにも程があるだろ」
たこ焼きを食べるのを再開する。お互いに残り1個。そしてその最後の1個を食べ終えると同時に立ち上がる。
「まあそんな事言ったらどうしても俺と戦う事になるけどな」
「食後の運動にはちょうどいいだろう?」
「おりゃぁ!!」
「おおっ!!」
互いのパンチがぶつかる度に周りの木が抉れていく。俺はデッドヒートマッハでハートに対抗する。もう何度目か分からないぐらい拳と拳をぶつけてきた俺とハート。正直骨が逝っていてもおかしくないが構ってられない。
「チッ!パワーぜんかーい!!!」『バースト!キュウニ!デッドヒート!!』
「ぐっ!うおっ!」
「おらおら!トップスピードだ!!」
我流の戦い方と麻婆神父から教わった八極拳を組み合わせ叩き込む新技『キュウニデッドヒートラッシュ』。流石にハートでも全ては防げなかったみたいだ。でもここで失敗する。調子に乗りすぎるのは俺の悪い癖だと、後々後悔する。
「まだまだ行く、ぜ!?」
「フッ、調子に乗りすぎるのはよくない、ぞ!!」
「えっ!?どわっ!!」
右ストレートをハートに止められそのまま木に投げつけられる。でもここはピンチをチャンスに変える時だ。
『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』
空中で反転しハートに向けてライダーキックを放つ。え?どうやって空中で反転してるかって?そんな事俺が知るか!!
「でりやあぁぁぁ!!!!」
「ハハハハッ、いいぞ!そうだ!俺をもっと熱くさせてくれ!!」
ハートの体から熱が放出される。そして拳に力が込められていくのが目に見えて分かる。でもここで退くわけにはいかない。まあ突っ込んでるからなお無理だけど。
「受けてみろ!俺の本気を!!」
「うわ・・・・なんスかこれ。暑苦しいにも程があるっスよ」
「「!!」」
「文句言うなよ。さあいくぜ?」『ヘル・ハウンド!』
『コールド・ブラッド!』
「「変身!」」
俺のライダーキックとハートのパンチが衝突する寸前、二人の女が現れ変身する。俺はその姿を知っている。仮面ライダーイージス。俺とチェイスを簡単に圧倒した強敵だ。
「おら、どきな!」
イージスの振るった武器=ヘルシャフトで俺とハートを吹き飛ばす。必殺技発動中の俺達を吹き飛ばしたのだ。少なくともかなりの力が加わっている俺達を簡単に吹き飛ばしたのだ。改めて奴の強さを思い知る。
「なんでお前がここにいるんだ!」
「なんでって?おいおい敵を殺すのに理由が必要か?」
「それが聞きたいから聞いてるんスよ」
「なるほどな。強いて言うなら邪魔だからだよ」
「OK・・・・潰す」
あの時とは違うんだ。俺とハートならアイツを倒せるはずだ。
「悪いけど二人がかりでも無理っスよ」
「ほう、大した自信だな。それが自分の身を滅ぼすことになる!!」
「いくぜ!!」
「おう、かかってきな!」
二対一、いや二対二の戦いか。あの時の戦いを思い出せば最初のうちは押せていたんだ。あのままイケイケドンドンでいけば勝てる!
「一気に攻めるぞ!」「一気に来るっスよ」
「いいだろう!」「OK!こっちも攻めるぞ」
ゼンリンシューターとヘルシャフトがぶつかる。その隙にハートが拳を叩き込もうとするがイージスの蹴りで防がれてしまう。
「だったらパワー全開だ!!」
『バースト!キュウニ!デッドヒート!!』
『ヒッサッ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』
「いいねぇ、確かに前とは違うみたいだ」
『ヘル・ハウンド!マキシマムドライブ!!』
互いの体から高熱が発せられる。それは最早噴火と噴火、まさにデッドヒートの戦いだ。
「「熱いの一発、行っときますかぁ!!!!」」
キュウニデッドヒートラッシュとイージスのラッシュがぶつかり合う。ハートの時の拳のぶつかり合いとは比にならないくらいに周りが砕けていく。
「あんまり熱くなりすぎないでくださいよ。先輩が倒れたらこっちが面倒なんスから」
「はいはいわーってるよ!」
「随分と余裕そうじゃないか仮面ライダー!」
殴りあっている最中に俺を飛び越えてジャンピングパンチを叩き込むハート。流石に吹き飛ぶイージス。だが吹き飛んだだけでそれほどダメージはないみたいだ。
「やってくれるなハート。でも折角いい気分になったのにガタ落ちだ。フォルテ、アレやるぞ」
「りょーかいっス」
『ヘル・ハウンド!マキシマムドライブ!!』『コールド・ブラッド!マキシマムドライブ!!』
「「イージスフルブラスト!!」」
イージスはツインマキシマムドライブを発動させヘルシャフトを振り回す。その影響か燃えている場所と凍っている場所ができている。
少し前に聞いたがツインマキシマムドライブはかなり危険でWのエクストリーム以外での発動は体に絶大な負担をかけるという。
だがイージスはそんな素振りもなくツインマキシマムドライブを発動させている。やはりこいつらは別格か?
「吹き飛びな。ハアッ!!」
「上等だコノヤロ!!」「やってみろ!!」
そしてヘルシャフトと俺の蹴り、ハートの殴りがぶつかる。その瞬間空間が歪む。いや歪んでいるのは俺の視界か。ハートとイージスが歪んで見える。やっべ気分悪くなって・・・・・・・・
気がつくとそこは更地だった。所々燃えているところと凍っているところがある。つまりさっきまで戦っていた場所で間違いないだろう。少し離れたところにハートが倒れている。
「っ!・・・・やっべ、右腕逝ったか?」
右腕が痛む。骨は折れていないと思うがかなり痛い。今後の戦いに支障がなかったらいいけど。それにしても、
「なんであいつらは俺を殺さなかったんだ?」
ハートはさっきから動いてないが死んでるのか?いや死んでたらコアが消えてこいつもいないか。まあ別にいいけど。
なんとか立ち上がる。おかしな話最後はライダーキックで対抗したのに右足はなんともない。右足の骨が頑丈なのか?
「・・・・帰るか」
家に帰ろう・・・・としたとき不意にハートのことが気になる。もう一度見ても起きる気配はない。
「・・・・はあっ。こんなのガラじゃないんだけどな」
電話をかける。姐さんから着信があったみたいだけど後でいいよな。電話をかけた相手は・・・・
「もしもし、チェイスか?」
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「なるほどな、了解した。篠ノ之神社でいいんだな?今から行く。では後でな」
剛からの初めての電話。その内容はハートを治療するからマッドドクターを持ってこい。との事だった。幸いにも篠ノ之神社はここから近い場所にある。
「用事ができた。ここで失礼するぞブレン、メディック」
「分かりました。まあ貴方に言いたいことは言いましたし」
言いたいこと それは明後日ロイミュードが我々特状課との全面戦争をするとの事だ。何故俺に言ったのかは不明だが恐らくハートの指示だろう。
「そうだね。じゃあ最後に聞くけど私達の元にはもう戻ってこないの?」
「・・・・ああ」
メディックの言葉には帰ってきてほしいという願いが込められているのだろう。だが俺を正義の味方に戻したのはお前じゃないのか?そんな疑問を抱きながら俺はアジトの出口に向かう。
「そうか・・・・なら次は敵同士だ。容赦はしないよチェイス」
「裏切りは・・・・我々が嫌うものですから」
「わかっている・・・・・・・・すまなかった」
こいして俺はロイミュードと完全に敵対関係になった。辛いがこれも人間を守るという本来の使命のため。俺は・・・・戦おう。
千冬「剛はまた負けたのか。だがいいとこまでいっていたな。これでライバルがメディックとイージスになったわけだ。
チェイスはロイミュードたちと完全に別れたみたいだな。何事にも別れがあるんだ。仕方ないこととはいえ・・・・チェイスの場面短くないか?
今回で1日目は終了だ。2日目は1、2話で終わる予定らしいぞ。では次回もひとっ走り付き合ってくれ」