千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

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千冬「私だ。今回から『決戦の5日目』シリーズが始まるぞ。初戦は私とオータムだ」

オータム「負けるつもりはねぇ。あのカレーの恨みをここで晴らす!」

千冬「まだ覚えていたのか・・・・」


決戦の5日目 開戦、勝者はどちらなのか?

始めに言っておくがこの世界にオータムという人間はこの世にいない。いやいるにはいるのだがそれはただ単なる偽名に過ぎない。

オータム、またの名を眞神礼子。学校の際ではこっちが偽名だと思ったが実はその逆だった。とこうなってくると何が真実なのか分からなくなってくる。だから私は、

 

「聞いてるんだよオータム。いや眞神礼子」

 

「・・・・」

 

こちらを見たまま煙草を吸っている礼子。学校の生徒が見たら発狂しそうだな。

 

「聞いてどうする?今から殺りあうってのに」

 

「ただの興味だ。私は真実を知らなきゃ眠れない質でね」

 

「昨日爆睡してたくせに」

 

遠坂が茶々をいれてくるが今は無視だ。今聞きたいのは礼子の真実だけだ。

 

「・・・・はぁ。確かにテメェは真実を知らなきゃ何度でもよみがえてってきそうだな。ゾンビかお前は?」

 

「かもな。最近自分でも不安になってきたよ」

 

この答えを最後に沈黙が訪れた。時刻はもうすぐ正午になる。本来の作戦開始時刻だ。しかしこうして教習所の駐車場にて礼子と私と遠坂は相対している。他の皆は先に出ている。

 

「んで何が聞きたいんだよ」

 

沈黙を破ったのは礼子の一言。これは真実を教える気になってくれたことだろうか?

 

「亡国についてだ。何故亡国にいる?」

 

「去年の春ぐらいからだ。亡国企業は私とスコールの二人で立ちあげた。第一亡国企業は今でこそテロリスト等と言ってるが最初はその名の通り一企業にすぎなかったんだ」

 

「普通の企業ってことか?」

 

「そうだ。今のようにあんな殺伐としだしたのは冬ぐらいからだったな。丁度篠ノ之束のラボが爆発する前の頃だ。そしてその時にマドカが来た」

 

「マドカはその時から私の姿をしていたのか?」

 

「そうだったな。まあ束博士のとこにお前の写真でもあったんだろ」

 

なら何故マドカは私に対してあんな態度なんだ?それに私の妹って。何故そんなことに。

 

「マドカは私達に『一緒に戦ってほしい』と言った。最初はなんのことか分からなかった。そして次に『母を誘拐してきてほしい』と言った。まったく訳がわからなかったぜ」

 

「それでもお前は束を誘拐したんだろ?何がお前たちを動かした」

 

「ノリだよノリ。最初のころはただ単なる興味本意だった。誘拐なんて初めてだからな。そしていざ奴のラボに忍び込もうとしたとき」

 

「爆発したのか?」

 

「ああ。犯人はわかっている」

 

犯人だと?ロイミュードではないのだろうか?遠坂も気になるのか真剣に聞いている。

 

「犯人は・・・・仮面ライダーだ。それもドライブ」

 

「「はああ!?」」

 

「勿論テメェのドライブじゃねえよ。目は赤色でボディは金色だった。悪人面ってのはああいうのだぜ」

 

金色のドライブか・・・・ていうか束はドライブドライバーをこんなに量産してどうするつもりだったんだ?

 

「そいつは持っていたタブレットに束博士を閉じ込めると立ち去ろうとした。そしたらマドカの奴どうしたと思う?まだダークドライブになれないのにドライブに立ち向かったんだぜ」

 

「成る程な。私でもそうすると思う」

 

「そんときは無我夢中でな。私もスコールも一緒に立ち向かった。その結果タブレットを取り戻せた。まあ結果的に誘拐に成功したってことだ」

 

束誘拐事件にはこんなことがあったとは。しかし金色のドライブはいったい何者なんだ?面倒な奴に変わりはないが。

 

「とまあこんなところだ。満足したか?」

 

「待て。肝心のそのあとはどうなった?」

 

「どうなった?こうなったのさ」

 

「そうじゃない。何故私達と敵対するのか。何故最強の仮面ライダーを作ろうとするのか。何故マドカは私を殺そうとするのか」

 

「質問1、そいつには篠ノ之剛が絡んでる。そいつが勝手に敵みたいな言い方をするからこうなってるんだ。あとは経験値が必要なのさ。

質問2、金色のドライブを倒すためらしいぜ。こいつはマドカに聞いた方が早いな。

質問3、こいつもマドカに聞きな」

 

「前に聞いたときは世界を潰すためって聞いたが?」

 

「時期が時期でな。まだテメェらに知らせる訳にはいかなかったんだよ」

 

「で今言ったということは時期がきたのか?」

 

「まあそうだな。もうじきそうなる」

 

礼子はそう言うとアラクネゼクターをブレスにつける。しかしそのアラクネの姿はボロボロの姿をしている。

 

「お喋りはここまでだ。悪いがこいつに変身できるのは精々2分が限界なんだ・・・・ほら構えろよ」

 

「やはり一緒に戦うのは無理か?」

 

「今更何言ってる。もう手遅れだよ」

 

「・・・・そうか」『ドライブ!タイプトライドロン!!』

 

『HENSHIN』

 

互いに変身する。礼子が変身できるのは2分が限界。ならそれまで攻撃を耐え続ければ勝てるが・・・・いやそんなことで勝ってもな。

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!!トライドロン!!!』

 

『RIDERKICK』

 

「「・・・・・・・・いくぞ」」

 

互いのこれだけの確認。そして動いたのは同時だった。

 

「「はあああああああ!!!!!」」

 

ライダーキック同士の激突。一瞬の激突だったがそれだけで勝敗は決した。

 

「・・・・・・・・」

 

「・・ホント・・・もう少し早かったら、一緒に戦ってたかもな・・・・千冬」

 

「そうだな。すまん。言うのが遅くなった・・・礼子」

 

「・・・・久しぶりだなぁ・・・・その名前で呼ばれるのは・・・・」

 

アラクネの変身は解除され礼子は地に伏せた。私も変身を解除し礼子を抱えベンチに寝かせる。

 

「すまん。今は時間がないからここで我慢してくれ」

 

礼子に詫びをいれ遠坂をトライドロンに乗せ小川マンションを目指す。本当の決戦はこれからだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「テメェらを倒すためにここに来た。何度も負けっぱなしは嫌だからな」

 

「悪いが今回もテメェの負けで終わるぜ」

 

「流石に今回も負けたら諦めますよね?」

 

「負ける前提か・・・・なら尚更勝たないとな」

 

剛と翔太郎とフィリップは小川マンションの一室に来ていた。しかしそこはただの部屋ではなかった。いや部屋とは言えない。何故ならそこは風がいつも吹き、風車が絶えず回り続ける街。そしてその中央にあるタワー。今現在剛たちはそこで敵と相対しているのだ。

 

「悪いがここは俺達のホームグラウンドだ。負けねぇし負けさせねぇ」

 

「言うねぇ翔太郎。なら僕も頑張るとしよう」

 

そして全員が変身する。その瞬間今日一番の強い風が吹く。彼らの変身の影響なのかは分からない。そしてマッハとイージスが同時に動いたときにも強い風が吹いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェイスと紘汰が訪れた部屋は一面見渡す限り森だった。紘汰はこの森を知っている。紘汰は自分の生まれ育ったあの街をこの森の怪物から、この森の力を使って戦っているのだ。そしてその戦いもついこの間終わりを迎えた。この森の王がこちらの世界に干渉しないのを条件に、またこちらもそちらには干渉しないことを条件にして。

 

「こんなとこで戦ったらロシュオたちが黙ってないぞ?」

 

「大丈夫よ。この森は似ているだけだから。安心なさい」

 

「木が邪魔だな。それに視界も悪い。だが負けんがな」

 

「あのときのリベンジということかしら?」

 

「そういうことだ!」『ライダー!チェイサー!!』

 

『オレンジ!』『ゴールデン!』

 

「「変身!」」

 

『オレンジアームズ!花道オンステージ!!』

 

『ゴールデンアームズ!黄金の果実!!』

 

3人ライダーが偽のヘルヘイムに集う。ここから誰のステージになるのか、この森に集う者たちは知るよしもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マドカは自室のソファで仮眠をとっていた。千冬との戦いのために少しでも体力を残しておきたいからだ。しかしすぐに目が覚めてしまう。突如として走る痛みに起こされたのだ。痛みの原因は分かっていた。この前のISの連続使用だ。あれから体の痛みがいっこうに引かない。

 

「もうすぐ来るというのに」

 

苛立ちを隠しきれないマドカ。『来る』というのは千冬のことなのか、また別の『ナニカ』のことなのか。それを知るのはマドカのみである。




千冬「ほーらやっぱり主役は最強だね!」
礼子「図に乗るなよ味覚音痴!次は・・・・わんこ蕎麦対決だ!」

剛「何やってんだか。それにしても設定とか大丈夫かな?そろそろ怪しいな。もし設定崩壊(ルールブレイカー)になってたら教えてくれよな。さて次は俺のターンだな。次回もひとっ走り付き合ってくれよな!」
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