スコール「それなりに頑張ったのにね」
チェイス「それでは行ってミヨーーーーー」
『ソイヤッ!オレンジスカッシュ!!』
「はあぁぁ!セイハァァァァ!!!」
鎧武の大橙一刀。狙いは悪くなかったがそれはマルスの剣に止められる。しかしそこで諦めないのがこの男の良いところであって悪いところでもある。剣と剣の鍔迫り合いの勝負はマルスに軍配が上がった。空高く飛ばされる鎧武。
『ソイヤッ!オレンジスパーキング!!』
「まだまだだぜ!」
鎧を閉じ元の果実の姿にして蹴り飛ばす。しかしそれも弾き返されてしまう。しかも俺の方に。だが俺の方に飛ばしたのは間違いだったな。
「ホームランだ」
「いいえ、ファウルよ」
シンゴウアックスでオレンジアームズを打ち返す。打ち返されたオレンジアームズは倍以上のスピードでマルスに帰ってくる。
『カモンッ!ゴールデンオーレ!!』
マルスはそれを盾で彼方へ吹き飛ばす。それも軽々しく。俺の苦労は何処へ・・・・
「これならどうだ!!」
『ミックス!ジンバーチェリー!!』
『ズーットチェイサー!』
鎧武はジンバーチェリーアームズにチェンジして、俺はチェイサーの力で高速移動を可能とする。
『ロックオン!』
『ヒッサツ!フルスロットル!!』
『チェリーエナジー!!』
『チェイサー!!!』『gun!』
マルスの周りを高速移動しながら飛び道具で牽制していく。いくつかはヒットするがそれでも防いだり交わしたりと人間業には見えなかった。
「ちょこまかと鬱陶しいわよ」
『ゴールデンスパーキング!』
剣を地面に突き刺すと炎が俺達の攻撃からマルスを守るように吹き出している。そしてその炎は頭上から降り注いでくる。なんとか高速移動で直撃を免れるがそれでも相当のダメージを食らってしまった。
「やっぱりコイツじゃなきゃムリか」
『カチドキ!』『フルーツバスケット!』
『ロックオン!ソイヤッ!ロックオープン!極アームズ!!大・大・大・大・大将軍!!!』
極アームズにチェンジして大橙丸とバナスピアーを召喚する・・・・そうだこの力を使えば、
「俺にも何か貸してくれ」
「え?お、おう。任せろ!」
『ブドウ龍砲!』
「反撃開始だ」
ブドウ龍砲とブレイクガンナーでマルスを撃ちまくる。回避の隙は与えない。ただ防御をしてもらう。盾で防いでくれるだけでいい。その隙に、
「そこだ!」
「そうくると思ってたわ!」
鎧武が背後から大橙丸とバナスピアーで切りつけるがすかさず剣で防がれる。こちらの銃撃に耐えながら鎧武の攻撃を防ぐか。
「次だ!」
『メロンディフェンダー!クルミボンバー!スイカ双刃刀!』
『tune chaser spider!』
メロンディフェンダーは本来楯として使うのだが、コイツにはクローがついている為攻守ともに優れている武器と言える。鎧武は両手にグローブを装着して巨大な薙刀を振り回す。そのせいで木々が次々と薙ぎ倒されていく。
「うらっしゃあああ!!!!」
「まったく野蛮ね。森は大事にしなさい」
「なら交わさずに全て受け止めてみろ!」
両手のクローにエネルギーを貯めマルスにぶつける。これも盾に防がれるがうろたえている。少しはダメージがあったらしいな。
「この隙を逃すな!」
「分かってるよ!」
『無双セイバー!』
「ほれ、コイツも使いな」
鎧武から無双セイバーとパインロックシードを渡される。鎧武は無双セイバーにイチゴロックシードを装填している。成る程俺にもそうしろと。
『『ロックオン!一・十・百!!』』
『イチゴチャージ!!』『パインチャージ!!』
「「はああああ!!!!」」
同時に降り下ろされた無双セイバーは見事マルスを直撃する。さっきのダメージが堪えているようだな。
「まだまだいくぜ!!」
『ソニックアロー!』
今度はソニックアローとピーチエナジーロックシードを借りる。鎧武はレモンエナジーロックシードだ。
『『ロックオン!!』』
『ピーチエナジー!!』『レモンエナジー!!』
無双セイバーで怯んでいるマルスにすかさずソニックボレーを連続で叩き込む。盾で防いでいるがいつまでもつか。
「コイツでトドメだ!」
『火縄大橙DJ銃!』
『『ロックオン!一・十・百・千・万・億・兆・フルーツバスケット!!』』
「終わりにする!!」
DJ銃から放たれた虹色の砲弾はマルスの盾を砕きマルス自身に直撃した。そしてそのまま爆散する。ん?爆散だと・・・・・・・・?
「どういうことだ?」
「どうしたチェイス?」
「奴は俺達の目の前で変身したはずだ。なのに何故スコールの姿がない」
その場所には炎が燻るだけで誰もいなかった。変身者スコールの姿も。まさか死んでしまったのか?
『案ずるな。アレも我分身。しかしそれなりに出来が良かったのだが・・・・中々やるわ』
そして次の瞬間、無数に現れる炎の騎士。そういえば初めてマルスと出会ったとき奴は自分のことを『我』と読んでいた。だがさっきのはスコールと同じく『私』
まさかこの声が本物のスコールと言うことか。
「何処にいやがる!さっさと出てこい!!」
『そう急かすな。それら全てを倒したらお前たちの前に姿を現すだろうよ』
「全てか・・・・いいだろう」
『ヒッサツ!マッテローヨ!』
「そのかわり答えろ。コイツらは何体いる」
『源が有る限りソレは無限に沸いてくるぞ』
「成る程な。答えは得た。やるべき事は一つ」
シンゴウアックスを低く構える。狙うのは炎の騎士ではなく。
『イッテイーヨ!フルスロットル!!』
「いっていいようだ。覚悟しろ!!」
渾身の一振りは炎の騎士を切り裂きながら壁にぶつかる。そう壁だ。
「この世界は本物の森でない。ただ人間の目には森に見えているだけ。実際は他より少し広い部屋にすぎない。ならばこの部屋をぶち壊せばお前は出てくるだろう?」
『・・・・面白い奴よな。だがそのままではお前たちも潰れるが?』
「それに関しては問題ない。だろう?」
「なんで俺がやんなきゃいけないんだよ!!」
DJ銃で落ちてくる瓦礫を壊していく鎧武。だが悪いな。今からもっとひどくなる。
「ふん!!」
「えええええ!!!???」
シンゴウアックスをぶん投げ天井を破壊する。屋上まで飛んでいって止まるくらいか?
「あああもう!!」
『極オーレ!』
落ちてくる瓦礫をDJ銃大剣モードの最強技=アブソリュートチャージで一気に粉砕するが・・・・それで被害が拡大しなければいいが。
「どうだ?それでもお前はまだ高みの見物を決め込むか?」
『そうだな。なら出てくるとしよう」
「やっとか・・・・長かったじゃないか。キチンと面と向かって会うのは初めてか?」
「いいや、2回目だよチェイス。初めは束のラボでね」
「束のラボ・・・・!!そうだ、あの時俺は」
「そう金色のドライブと共にいた。敵として。さあ答えてくれ。あの金色のドライブはいったい誰なのか」
「あれは・・・・・・・・あれ・・・・は」
思い出せない。確かに俺はあの時ラボにいた。だがその細部の記憶が思い出せない。その部分だけが抜け落ちたように。記憶を操作できるフリーズなら思い出せないのもわかる。だがあの時はまだ進化していない。しかも既にフリーズはもういない。なら何故その記憶が。
「思い出せないか・・・・ならいい。我らはそれが来るのを待つ・・・・だ・・け」
「「!?」」
突如倒れるスコール。その後ろには翡翠のドレスの女。コイツがやったのか?身構える俺達を待つよう手で促す。
「上で今世紀最大の人間の戦いが始まるよ。さあ急ぐならここを通すよ」
「急ぐ必要はない。千冬なら心配はいらない。勝って帰ってくる」
「大した自信だ。流石は欠陥品。ゴミ以下の思考回路だ」
その可憐な姿から想像もつかない言葉の嵐。これを見たら剛はどんな反応をするのか。その言葉を残すと女は部屋を出ていった。
「スコールはまだ息をしてる。大丈夫だ」
「しかし呆気ないものだなスコール。最強のアーマードライダーと思っていたが、まあ油断大敵ということだな」
スコールを安全な場所に寝かせ上に向かう。ああ言ったが一応不安なのでな。
そして俺達は思い知ることになる。30分後、スコール本人の底力で戦況がひっくり返ることになることを。
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「風が強いな。折角髪の毛セットしたのに台無しだ」
「こっちは戦闘体制なのにアンタの台詞で台無しだ」
「ほんとは息ピッタリなんじゃないのあんたたち?」
「「それはない!!ハッ!!・・・・・」」
「乱れすぎだぞマドカ」
「アンタのせいで、つい乱れちゃう、今日この頃」
「知るか!!変身!!」『ドライブ!タイプトライドロン!!』
「そう怒んないの!変身!!」『ライダー!デッドヒート!!』
「・・・変身!!」『ドライブ!タイプネクスト!!』
これが互いの最強カード同士の戦いと誰が思うだろうか。だが最強故にこのような会話ができるのかもしれない。
既に礼子を倒した千冬
最近シャレが通用するようになったマドカ
初めての変身がこんな強敵とは思っていなかった凛
それぞれの思いを胸に、今最強同士の戦いが始まる。
スコール「我の!力は!こんなものでは!ない!ていうか我の扱いが雑い!!」
チェイス「我慢しろ(笑)」
スコール「いいもん!我の力に恐れおののいてももう遅いんだからな!!覚悟しろ!!」
チェイス「期待しているぞ(笑)」
千冬「笑いすぎだチェイス。さて次はマドカとの戦いだ。1話で終わるか2話分割かは作者の気分によるな」
凛「まあ何はともあれ次回もひとっ走り付き合ってよね」