千冬ドライブのひとっ走り   作:無限の槍製

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千冬「私だ。今回はどちらかと言うと遠坂が主役だな」

凛「常に優雅に・・・・ボッコボコよ!!」

マドカ「優雅にボッコボコとは・・・・これいかに?」

千冬「はっじまるよーーー」


決戦の5日目 凛のマジックとはなにか?

私は驚いていた。正直ケンカには自信があった。高校生の時もそれなりに千冬達とブイブイいわせてたし、卒業後も健康のためと護身用に八極拳を続けている。それでもこれは・・・・

 

「私の出番はあるのかしら・・・・」

 

千冬とマドカの超高速バトル。私も一応変身しているからそのスピードは理解できるし対応も出来るだろう。でもそれは理論上の答えだ。あの二人にはそんなものは関係ない。ただ敵に拳を叩き込んでいるだけなのに、単純な動きなのに。あの戦いに飛び入り参加でもしたらあっという間にボコボコになる。

 

「遠坂!援護!!」

 

「!!え、ええ分かってるわ」

 

千冬の声で我にかえる。そうだ今は戦闘中。こんなくだらない事を考えている場合ではない。すぐにドア銃を構えマドカを狙い打つ。

 

「この!当たんなさいよ!」

 

「当たっても構わんが倍返しになるぞ?」

 

「え!じゃあ止めようかな・・・・なんて言うわけないでしょ!」

 

「「今言ったよな」」

 

「うっさい!!千冬も撃つわよ!!」

 

あ、私が参加してもなんとかなりそう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「下手だな」

 

『下手だね』

 

お世辞にも遠坂の射撃の腕はあまりよろしくない。うんヘタクソだな!!だが下手な鉄砲も数打ちゃ当たる。やはり戦闘は弾幕が全てをもっていくみたいだな。

 

「スピードマックスだ!」

 

『タイヤカキマゼール!ウェザーリポート!!』

 

ロードウィンター、バーニングソーラー、カラフルコマーシャルをカキマゼーてウェザーリポートを装備する。しかし何だかんだで使うのが初めてのタイヤだな。まあ効果は大体わかる。

 

「暑いのと寒いの、どっちがいい?いやどっちも食らっていけ!」

 

タイヤから放たれる高熱のレーザーと超低温のレーザーを同時に発射する。その数計10本。マドカはブレードガンナーで撃ち落とそうとするが。

 

「!?何故・・・・まさか映像か!」

 

「正解だよ、まあ本物もあるけどな」

 

マドカにレーザーが被弾する。その数10本。これこそがウェザーリポートの力だ。『コマーシャルの力でレーザーを映像化することで撃ち落とされることもなく、ヒットする直前で映像化を解除し本物のレーザーに戻す』

 

「全部このタイヤだけでもいいんじゃないのか?」

 

『トライドロンの力でコマーシャルの力を増幅させているから出きる技だね』

 

「面倒な・・・・」

 

『タイヤコウカーン!ネクスト!ビルダー!!』

 

マドカはタイヤを交換し緑色のラインの入ったタイヤを身につける。ビルダーか・・こちらでいうタイプテクニックか? となると能力は精密射撃などか。

 

「撃ち抜く」

 

「やってみろ」

 

先に動いたのは私。勿論狙われるがホーミング機能がある訳じゃない。避けられるものは避けられる。

 

「流石といったところか。ならこいつは交わせるか?」

 

『インフィニット・ストラトス!タイプアラクネ!!』

 

今度はISを纏う。その姿は蜘蛛、礼子の変身するアラクネと似ている。恐らくISとしての姿がこのアラクネなのだろう。だが相手が悪かったな!

 

「消し飛べ!!」

 

「悪いがその攻撃は何度も見ている。そう易々と当たるものか!」

 

飛んできたホーミングレーザーをハンドル剣で弾いていく。いくつかは遠坂の方に飛んでいったが難なくドア銃で防いでいく。

 

「ネタは終わりか?なら今度はこっちの番だ!」

 

『タイヤカキマゼール!コウジゲンバー!!』

 

「ほざくな!この程度のわけがないだろう!」

 

『インフィニット・ストラトス!タイプヘル・ハウンド!!』

 

今度はオレンジのISか。見た目からしてパワー型だな。

 

「はあっ!」

 

「無駄だ!仮面ライダーではISには勝てない!」

 

「なら使うとしよう。白騎士!!」

 

白騎士を右腕だけ展開する。そのおかげでタイプトライドロンでも重かった10tオモーリも軽々振り回せる。流石に10tオモーリならISと対等に攻撃をぶつけられる。

 

「流石に腕がいたいな」

 

「所詮仮面ライダーではそれが限界だ。諦めて死ね」

 

『インフィニット・ストラトス!タイプコールド・ブラッド』

 

「また別のIS?お前はいったい幾つのISを持っているんだ!?」

 

「安心しろ。これが最後だ」

 

ランブルスマッシャーを受け止められ胸に手を置かれる。次の瞬間には強烈な衝撃が走る。遠坂が駆け寄ってくるが視界がぼんやりする。耳もあまり聞こえない。思考だけはハッキリしているが、流石に不味いか?

 

「そこのヘタクソと共に死ね」

 

「誰がヘタクソよ!!」

 

「逃げろ・・・遠坂!」

 

「あんたを置いていけるわけないでしょ!!」

 

遠坂がマドカの前に立つ。その腕には青色の光るラインが走っており、手には赤と青と緑の光が輝いている。

 

「やってやるわよ!半分忘れかけだけど・・・私の得意なマジックをね!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

千冬が私の事を『遠坂』と呼ぶには少し訳がある。それは高校生の時だった。

 

私は『魔術』を使う家に生まれた。勿論私も魔術は使えたけど、それは素人に毛がはえたレベルだった。それが嫌で必死に練習した。そして中学の時にエミヤシロウと出会った。

 

シロウも魔術が使えた。その能力は『投影』と『強化』。シロウは私の魔術について一緒に練習に付き合ってくれた。そのおかげで随分上達した。高校に入学したら千冬と束に出会った。

 

そこから先は『あかいあくま』なんて変なあだ名まで付けられたけどそれなりに楽しかった。そして高校3年の時に・・・・

 

「凛は結局進路どうするんだ?夢を追いかけるのか?」

 

「・・・・いいえ。夢はもう諦めたわ。これからはしっかり現実と向き合って生きていく。だから魔術ももう使わない」

 

「・・・・そうか」

 

「千冬は警察官で束はISの制作。良いわね。しっかりその夢叶えなさいよ!」

 

「・・・・・・・凛なら諦めないと思っていたのに」

 

そして次の日から千冬は『凛』とは呼ばずに『遠坂』と呼ぶようになった。多分私が夢を簡単に諦めたことに怒っているんだろうと思った。それでも私たちの絆が揺らぐことはなかった。そして卒業して千冬の配属された特状課に科学者として働くことになった。

 

 

 

 

「やってやるわよ!半分忘れかけだけど・・・私の得意なマジックをね!!」

 

でもこうして再び魔術を使うことになるとは思わなかった。約7年のブランクはあるだろう。それでも練習していた時期の方が圧倒的に長い!

私の得意な魔術は『宝石魔術』。お金のかかる魔術だけどその分威力はけた違いだ。

 

「Anfang」

 

準備は万端。どっからでもかかってきなさいよ!

 

「姉さんにも仲の良い友達がいたんですね」

 

「千冬はこれでも友達は多い方よ。剛と違ってね」

 

剛の友達関係は『狭く深く』関わっている。千冬は『広く深く』だけど。

今現在持っている宝石は三種類。黒曜石でもあれば少しは有利になるけどあれは一発限定で家に保管している。ならこのルビー、トパーズ、エメラルドで戦うしかない。

 

「さあて、交わさないでね!高いんだから!!」

 

「それは無理な注文だな!」

 

こうなったら出し惜しみは出来ない。投げつけた宝石はマドカに向かって直進する。マドカはそれを撃ち落とすが問題ない。財布的には問題だけど。

 

「ほうら、私の得意なのは魔術だけじゃないの、よ!」

 

マドカにがら空きの腹部に強烈な打撃を三回。僅かな隙が大ダメージに繋がるのよ!そして四発目!

 

「中々やるが三回で仕留められなかったのはお前の力不足だ!」

 

「そう来ると思っていたわよ!!」

 

ある日夢で見たスーツ姿の男にも同じことを言われたことがある。それに綺礼にも言われた。『三回で仕留められなかったらどうにかして四発目を叩き込め。それだけで相手のダメージはより増える』って。

マドカの氷の槍を受け流し更に拳を叩き込む。かつて見たことのないぐらいの力を込めて

 

「受け取りなさい!」

 

更に手に持っていたルビーを爆発させる。これが宝石拳。手が痛いけど気にしてられない。

 

「休憩終わり。さっさと立ちなさい」

 

「言うな。後悔するなよ」

 

『インフィニット・ストラトス!タイプゴールデンドーン!!』

 

「慢心した。だが次はせん」

 

不味いかも。さっきまではマドカが慢心していたから攻撃を当てられた。でも今は油断も隙もない。あ、これ詰んでるわ。

 

「なら次のを防ぎきってみなさい」

 

『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』

 

「溶かしきれ!虹の極光!!」

 

宝石を全て投入しボレーキックでマドカに打ち出す。宝石は途中で砕け魔力が扇状に光を放ちながらマドカに向かっていく。これが私の最強の一撃。これが受け止められたら・・・・頼むわよ千冬。

 

「確かにこれが直撃したら私でも只ではすまないだろう。まあ直撃したらの話だが」

 

マドカはその全ての光を右手に集め打ち返す。あーあ。やっぱり返されたか・・・・

 

「よくやったぞ凛」

 

光が私に直撃する前にマドカに打ち返される。打ち返したのはハンドル剣を持った、

 

「千冬・・・・」

 

「よく頑張ったな。それに夢が叶ったじゃないか。『皆を笑顔にする魔法少女』って夢がな」

 

「もう・・・・・・・・ばか」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

凛はそれだけ言うと気を失った。そうとう気を張っていたのだろう。さてあとは私が頑張る番だな。

 

「凛をここまでボコボコにしたこと、後悔するなよ?」

 

「どちらかと言うとボコボコ殴られたのは私の方だが」

 

そう言いながらもその手には先程の打ち返された光がISの炎と融合している。おいおいそれは不味いだろ。

 

「今ここで貴女が立ったところで戦況に変わりはない。どのみちこれでチェックメイトだ」

 

そして打ち出される光球。その速度は正直わからない。気がついたら当たっていた。全く凛も面倒なのを打ち出したものだ。吹き飛ばされて変身が解除される。そのまま屋上から落ちる。

 

「・・・・・このまま、負けてたまるか!」

 

ズボンのポケットが光る。ああそうか。これが私の白騎士だったんだ。携帯電話を取り出す。が別に555みたいに携帯電話が変身アイテムと言うことではない。大事なのはそのストラップ。ISの世界から帰るときにその世界の千冬からもらったラバーストラップ。私と剛とチェイスを可愛くしたもの。

 

「さあ・・・・決着をつけようかマドカ」

 

地面ギリギリのところで白騎士を展開し屋上を目指す。その途中で、

 

『ドライブ!タイプトライドロン!!』

 

変身もしておく。その姿は白騎士をベースにしたタイプトライドロン。これがISと仮面ライダーの融合形態『タイプ白騎士トライドロン』。ネーミングセンスはお察しだ。屋上にたどり着くとそこにはマドカが黒騎士を纏って待機している。向こうも決着をつけるつもりか。

 

「さあ、ひとっ走り付き合ってもらうぞ!!」

 

「ここが貴女のゴールだ。そのひとっ走り、ここで終わらせる!!」

 

こうして戦いの場は空へと移っていく。




千冬「うん1話で終わるはずがなかった!!もう1話続くぞ!」

凛「ぶっちゃけFateじゃないコレ?てかFate要素の方が多い気が」

千冬、マドカ「「シャラップ!!」」

凛「なんでよ!?」

千冬「さあ次回で決着&黒幕登場だ。まあ大体わかるよな。それじゃあ次回も」

マドカ「ひとっ走り付き合ってくれ」

千冬「私の台詞!!」
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