今回で『激闘の1週間』は終わりを迎えます。その最後は?あ、かなり長いです。
ではどうぞ!
朝4時。目が覚めた私。左を見るとマドカが腕を掴んで寝ている。右を見ると束が腕を掴んで寝ている。毛布をのけると私の上に凛が寝ている。
「私は抱き枕か?」
まあ全員可愛い寝顔をしているので、襲ゲフンゲフン起こすのは勘弁しといてやる。そっと抜け出し部屋を出
「うーん、ちーちゃーん。そこダメェ~」
「お姉ちゃん・・・・激しすぎるよ・・・」
「えへへ・・・キスしちゃった千h」
そこまで聞いて全力で屋上まで逃げる。なんなんだ?全員彼氏がいないからって!よりにもよって私か?いやまあ人の勝手だけど・・・・・複雑な気分だ。
『千冬の性癖からしてオールオッケーなんじゃないかね?』
「よくいったなベルトさん。確かに可愛いのは好きだが、私は男と付き合いたい」
『最終女性でも?』
「まあオッケー。って何を言わせるんだ!」
『はじめの頃に一夏に『私はノーマルだ』って言っていたのに。いつの間にそんなことに』
どいつもこいつも私の敵ばかり!!なんなんだ?私を女好きにしたいのか?
「まあ早いところ冬木海水浴場に行かないとな。あいつらも待っていることだろう」
『そうだね。でもまだあの三人は夢の中だよ?』
「悪い夢はすぐに終わるさ」
屋上を出る。その後ろをベルトさん、いやシフトフォーミュラが追いかけてくる。スピードは一夏に渡しているからベルトさんはフォーミュラで色々と動いている。
「あ、そうだベルトさん」
『ん?何かね千冬』
「・・・・・いややっぱりいい。この戦いが終わったら面と向かって話すよ」
『はぐらかすね千冬。分かった。先を急ごう』
ここで言うのは何か違う。やはり面と向かって話すのが正々堂々としている。
でも思わなかった。この戦いであんなことになるとは。
◇
「起きろバカ共」
「うぎゃ!」「痛い!」「ぶべらっ!」
誰がどの台詞を言ったのはご想像に任せよう。しかし三人ともまだネムネム状態だな。よしここは!
「寝起きに一発逝っときますかぁ!!」
「「「はい、起きました」」」
なんだつまらん。しかし目覚めの顔が悪いな。全員顔面蒼白だ。
「ううちーちゃんだ・・・も、もうやめて・・・」
「お姉ちゃん・・・い、いやお姉たま!」
「あはははは・・・あそこまで凄いなんて思わなかった」
なんなんだこいつらは。あんなニヤケ顔全開で寝言を言っていたわりには全員私に恐怖している。気になるな。
「気になるがさっさとシャワーでも浴びてこい。冬木海水浴場に行くぞ」
「海!じゃないよね。皆集まってるの?」
「左達と加賀美刑事達は昨日には着いているみたいだ。私達も急ぐぞ」
へーいと三人はシャワールームに向かう。さてこちらも準備しなくてはな。
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「織斑達、今から来るってよ」
「そうか、案外集まるの遅かったな。千冬さんたちが一番早いと思ってたのに」
「なんでも遠坂の嬢ちゃんが新装備のために特状課に戻ってたんだとよ」
「織斑マドカが特状課はダメと言っていたのにね」
「まああの人たちなら仕方ないだろ。そういうこともあるさ」
「・・・・・・・・!どうやらお喋りはここまでのようだ」『アクセル!』
「チッ、来やがったか」『ジョーカー!』
「織斑千冬達が来るまで持ちこたえるんだ」『サイクロン!』
「頼むぜ千冬さん」『カチドキ!』『フルーツバスケット!』
「行くぞ皆!」『HENSHIN』
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「千冬達はもう向かっているらしい」
「そうか、なら俺達も・・・なんだ今の音は?」
「どうやら海水浴場の方だよ。奴さんが来ているみたいだ」
「我々も急ぎましょう」
「待っていろ皆!」『ライダー!チェイサー!!』
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「もう始まっているぞ!」
ショートカットのためにライドブースターを使って飛んできたが、どうやら戦いは始まっている。相手は勿論ゴルドドライブ、蛮野だ。
「あんまり戦況はよろしくないね」
WCJX、アクセルトライアル、極アームズ、ハイパーフォームが束になって戦っているが全然敵わない。
「凛、マドカ!行くぞ準備しろ!」
「分かったわ!」『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』
「了解!」『ヒッサーツ!フルスロットル!!ネクスト!!!』
「束、運転頼むぞ」
「え?ちょ、ちょっと!」
トライドロンから飛び出す私。ライドブースターから飛び降りる凛とマドカ。狙うのは蛮野。この距離から一気に加速すれば!
『ヒッサーツ!フルスロットル!!フォーミュラ!!!』
「「「いっけぇぇぇぇ!!!!」」」
『仮面ライダードライブ』としての最後の戦いが・・始まった。
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三人のライダーキックはゴルドドライブに直撃した。しかしゴルドドライブは少しよろめいただけで決定的なダメージを与えられていない。
「ほう、どうやら役者は揃ったのかな?いや剛がいないな」
(チッ、ダメージはそこまでないのか。こいつは中々厄介だな)
千冬は内心愚痴りながらも蛮野に向き合う。しかし千冬には勝算が少しはあった。三人の攻撃でよろめいたのなら、全員の力を合わせればこいつを倒せると。
「剛は一番最後に殺すとしよう。そうでなければ私のこの怨みは消えはしない」
「何故そこまで剛を憎む。ベルトさんから聞いた限り、お前は離反したロイミュードに殺されたはず。剛はそれには関係ないはずだ」
「ああ、ソレには関係ない。だがその後私は再び肉体を取り戻した。しかし私は剛に殺された。その時の言葉は今だ覚えている。『逝っていいってよ』その言葉のあと私は死んだ。だからこそ!私はリベンジする!この世界で再び私の理想郷を作る!誰にも邪魔はさせん!勿論剛にもな!」
「ふん、何が理想郷だ!お前はまた剛に負けるのが怖いだけだろ。それでは私達にも勝てんぞ」
「それはない。あの時は想定外の事態の結果私は敗北した。だが今はその時のデータもある!私に敗北の二文字はない!」
「バカね。そう言うのが一番敗北すんじゃない!」
「全くだな」
先に仕掛けたのは凛とマドカ。一気に加速して蛮野の懐にストレートを叩き込む。しかし蛮野には効いていない。そこから叩き込まれ続ける攻撃の嵐。蛮野は交わさない。むしろ全て食らっている。
「遠坂凛、仮面ライダーデッドヒートドライブ。お前自身の戦闘力はかなりのものだが、仮面ライダーとしての経験不足が仇となったな」
凛の腕を掴みそのまま引き寄せ首をつかむ。凛が捕まっているためマドカも迂闊に手を出せない。それを好機と見たのか容赦なく凛に拳を叩き込む。
「ぐっ・・・!」
吹き飛んでいき海に落ちる凛。
「凛!」
「この野郎!!」『エクストリーム!マキシマムドライブ!!』
『エンジン!マキシマムドライブ!!』「振り切る!」
凛が吹き飛んどと同時に背後から飛び掛かるWとアクセル。互いにマキシマムドライブを発動している。しかしその剣の一振りは意図も簡単に止められてしまう。
「貴様らは用済みだ。この場の役者ではない!」
剣に纏っていたエネルギーを吸収、そして増幅してW達に逆流させる。そのエネルギー量はマキシマムドライブ+増幅したエネルギー分。つまりこれはW達にとって最悪の状態となる。
「うわっ!!」「そんなっ!」
「ぐはっ!」
全身から火花を放ちながら変身が解除される。彼らの体は既にボロボロだ。至るところから血が出ており意識もない。これはどれだけ蛮野が強敵かを現しているものだった。
「どうした?もう終わりか仮面ライダーの諸君よ!」
「そんなわけないだろ!!」
今度は残った全員で蛮野に総攻撃を始める。ドライブはトレーラー砲、ダークドライブはブレードガンナー、鎧武は大橙丸と無双セイバー、ガタックはダブルカリバーでそれぞれの攻撃を仕掛ける。
ドライブは高速で絶えず移動しながらトレーラーインパクトを放ちまくる。殆どが防がれるが当たっているものもある。その少しの隙を逃さずにガタックがハイパークロックアップを発動しハイパーカッティングで攻める。
「ハイパーカッティング!」
『RIDER CUTTING』
「加賀美新、仮面ライダーガタック。特徴的な能力はマスクドライダーシステム全てに搭載されている『クロックアップ』だろうな。だが私には所詮子供騙しにすぎん!」
「何!?ハイパークロックアップ中なのに!」
「所詮は害虫が考えたシステム。害虫ではこの程度が限界なのだよ」
「害虫だと?お前!」
蛮野が言う害虫というのは『ワーム』の事。新の大切な人にはワームが擬態している人もいる。さっきの蛮野の言葉はその大切な人まで侮辱した。新が激怒するのも無理はなかった。
「ハイパーキック!!」
『RIDER KICK』
「感情に流されやすい。これが貴様の欠点だ!」
「うおりゃあああ!!!!!」
ガタックのハイパーキックは蛮野に防がれてしまう。しかし蛮野は気づいていなかった。エネルギーは両足に回されていることに。
「食らえ!!」
「なんだと!?ぐあっ!!」
左足で蛮野を蹴り飛ばす。ガード出来なかった蛮野は吹き飛ばされる。その先には火縄大橙DJ銃ナギナタモードを構えた鎧武とブレードガンナーにエネルギーを集中させたダークドライブ。
『極スパーキング!』『ヒッサーツ!フルスロットル!!ネクスト!!!』
「「セイハァァァァ!!!」」
二人の斬撃はゴルドドライブを切り裂き、更に吹き飛ばした。流石に蛮野も少しはダメージを食らっていた。そこへ追撃のライダーキック。今までよりも速く、強く。
『ヒッサーツ!フルスロットル!!フォフォフォーミュラ!!!』
「これでどうだ!!」
最強最速のフォーミュラドロップはゴルドドライブを狙う。ガードの体制がとれていない、いやとれていてもそれなりにダメージは与えられ、更なる追撃を他の者が行える。しかしこれで終わる蛮野ではなかった。
「ふっ・・・・・ああ、当ててみたまえ。当てられるなら」
蛮野の姿がゴルドドライブから元の少女、愛歌の姿になる。このままでは愛歌に当たってしまい、蛮野には効果がない。しかし最速のフォーミュラドロップはもう止められない。
「な!この下郎が!」
「全くだぜ姐さん」
最速のフォーミュラドロップは横からの銃撃で未遂に終わる。結果として愛歌は無事だった。愛歌の姿から再びゴルドドライブの姿になり、銃撃を行った犯人をみる。それは本当なら病院にいる怪我人。
「とことんクズ野郎だな。蛮野ぉ!!!」
篠ノ之剛だった。
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「とことんクズ野郎だな。蛮野ぉ!!!」
こんな奴は始めてみた。もう絶対に許さねぇ。
「変身」『ライダー!マッハ!!』
マッハに変身し蛮野にラッシュを仕掛ける。全て交わされるがウォーミングアップには丁度いい。
◇
「あいつ、何でここに?」
「それは私たちが連れてきたからね」
「何でここにいるんだダリル!それにフォルテまで!」
「戦力は多い方が良いですよね」
「しかし彼は全身の骨がボロボロになっているはず。どうやったんだい?」
「あんたらの事務所にこれがあってね」
「グラビティメモリ!?」
「僕達が作ってた最新型のメモリを使ったのか」
「重力コーティングで骨を補強してます。まあしばらくは戦えますよ」
◇
「剛!これ使って!」
ずぶ濡れの凛からシフトデッドヒートを貰う。こいつを使うのは久しぶりだな。
『シグナルバイク!シフトカー!』
『ライダー!デッドヒート!!』
『バースト!キュウニ!!デッドヒート!!!』
デッドヒートマッハになり更に攻め立てる。交わすのがキツくなったのかガードをし始めている。ガードをするならキチンとガードしろよ。でないと!
「でりゃぁ!!!」
「ぐう!ただの馬鹿力が!」
「その馬鹿力に推されてるのはどこの誰だよ!!」
「おのれっ!」
「甘い!」
蛮野の反撃を交わし懐に潜り込んでラッシュを叩き込む。今までよりも速く打つ!
「フィニッシュ!!」
「ごはっ!」
『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』
フィニッシュで打ち上げた蛮野をフルスロットルで地面に叩き付ける。更に起き上がったところにライダーキックをおみまいする。
「しゃがめ剛!」『イッテイーヨ!フルスロットル!!』
その言葉に反応し頭を下げる。そしてすれすれで飛んでくる一撃。今のはシンゴウアックスの一撃だな。ってことは。
「来るのがおせーんだよチェイス」
「すまん剛。ハートの車がエンストしてな。だが遅れたぶんは、今取り戻す!!」
俺より遅れてくるなんてどんだけ時間かかってんだよ。まあでも来ないよりかはいいか。
「行くぞチェイス。遅れるなよ」「行くぞ剛。遅れるなよ」
互いに確認し一斉に攻撃を開始する。それに続いてタイプトライドロンにチェンジした姐さん、マドカ?てか何でいんの?あとは鎧武に加賀美さん。それからハートにメディック、ブレンにイージスの二人。Wと照井さんと凛は無理っぽいな。合計十人で蛮野に挑む。
『タイヤカキマゼール!アタック1・2・3!!』
『ヒッサーツ!フルスロットル!!アタック1・2・3!!!』
『ヒッサーツ!フルスロットル!!ネクスト!!!』
『極スカッシュ!』
『RIDER KICK』
『イージス!オーバーマキシマムドライブ!!』
「「いっけえええ!!!」」「セイハァァァァ!!!」「おうりゃあああ!!!」「イージス!インフィニティーシールド!!」
姐さんの『ファイナルラップ1・2・3』とイージスの『イージスインフィニティーシールド』が蛮野に直撃する。インフィニティーシールドは攻撃にも応用できるんだな。
更にマドカ、鎧武、加賀美さんのトリプルライダーキックが蛮野をブッ飛ばす。更に更にハート達のコンビネーションアタックが蛮野を翻弄する。
「剛!これも使って。頑張って作ったんだから壊さないでよ!」
凛からまた受け取ったのはライドクロッサーの形をしたシフトカー。全く天才だよ凛は。
『シグナルバイク!シフトカー!ライダー!超!デッドヒート!!』
ボディは超魔進チェイサーを白くして、顔はマッハのメットの中にチェイサーの目が見える。これが『超デッドヒートマッハ』
「剛がそれでいくなら『tune super chaser!!ライダー!デッドヒート!!シグナルコウカン!カリバー!!』てんこ盛りだ!」
チェイスも自身の全ての装備をフルに活用し最強の姿になる。
『バースト!キュウニ!超!デッドヒート!!』
『バースト!エクス!カリバー!!』
『『ヒッサツ!バースト!!フルスロットル!!!』』
『超!デッドヒート!!』『カリバー!!』
俺はライダーパンチ叩き込む。いや叩き込むと言うよりは突き刺すといった感じだ。チェイスはコウリンカリバーでベルトを狙う。しかし狙いが浅かった。致命傷を免れやがった。
「ぐう!ここまでとは・・・・・ふん、ベルトが限界だな。仕方ない。お前のをもらい受けよう」
そう言うと蛮野は姐さんを指差した。次の瞬間蛮野の姿が消え姐さん以外が吹き飛ばされる。
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一瞬の出来事だった。あっという間に剛達が吹っ飛ばされて目の前に蛮野がいる。
「なっ!こいつ!」
「無駄だ、諦めたまえ!」
至近距離での拳の応酬、に見えるが実際は蛮野の攻撃を相殺しているだけだ。このままじゃ埒があかない。蛮野の腹を蹴り一旦距離をとる。
『ヒッサーツ!フルスロットル!!フルフルフォーミュラ大砲!!!』
「食らえ!!」
トレーラーインパクトは蛮野目掛けて真っ直ぐ放たれる。しかしこれが最大の間違いだった。攻撃の隙が大きすぎるこの技を使うべきじゃなかった。結果蛮野にはトレーラーインパクトを交わされ拳の嵐たいう反撃をを食らう。
「ほらほらほら!!どうした!どうした!」
「図に、乗るな!!」
蛮野の拳を受けとめ、顔面目掛けて左ストレートを叩き込む。しかしこれも間違いだった。蛮野の狙いはベルトさんだけではなかったのだ。
「ふふっ、こいつは貰っておくぞ」
「『なっ!』」
シフトトライドロンを抜かれ変身が解除されてしまう。しかも蛮野に首を捕まれ持ち上げられる。こいつは不味い・・・・・
「ぐっ!あ・・・・っ!」
「こんな細い首など簡単に折れるが・・・そうだな。先にお前を貰おうクリム」
『何をする蛮野!!』
「何お前を使ってこの世界を手にいれる。そのためにはお前の『意識』は必要ない」
私からベルトさんを奪い取ると私を放り投げられる。息を止められて肺が空気を求めている。
「この人間の体も中々に便利だったが、もう必要ないな。このドライブドライバーがあれば!」
『ぐっ!ぐおおおっ!!!』
ベルトさんに強制的に自分の意識を流し込んでいる?ベルトさんのドライブドライバーを自分のものにするためか!
蛮野の変身が解除され愛歌が倒れる。愛歌の姿は金髪から普通の黒髪になっている。それは愛歌から蛮野が離れた証拠であり、同時に最悪の結果を意味する。
「ハハハハハハハ!!!さあ見るがいい!この世界の支配者の姿を!!変身!!」
空中に浮いたベルトさん。そこからゴルドドライブのボディが形成されている。更にシフトトライドロンをシフトブレスに装填する。
「これがゴルドドライブ、タイプトライドロンだ!!」
トライドロンが金色のオーラを放ちながらシフトカーと共にゴルドドライブと融合していく。そしてその姿はタイプトライドロンをゴルドドライブ風にした感じだ。
「さあ終焉だ」
ゴルドドライブの放つ電撃が他の仮面ライダーとロイミュードを襲う。
「やめろ蛮野ぉ!!白騎士!!」
白騎士を纏い蛮野に突撃する。暮桜と雪片で電撃を弾きなから蛮野を切りつける。しかし蛮野はそれを片手で受けとめ簡単にへし折った。最強のIS装備が意図も簡単に破壊されたのだ。驚く私を金色の槍が貫く。
「何・・・・・故!?」
「そう驚くな。このドライブドライバーにはISのバリアを無効化する機能があるのだろう?なら貴様の体にそれが刺さるのも当然だろ」
油断した。ずっとまえのことだったから。今ではそれが当たり前だったから。後悔する私に更に槍が突き刺さった。
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「千冬!!」
「姐さん!蛮野テメェ!!」
「ふん。次はお前達か?折角これで終わろうと思ったが・・・・・織斑千冬に拾ってもらった命をここで散らすか?」
あいつはとことん俺をキレさせるのが上手らしい。そろそろ俺も我慢の限界だな。いや既に我慢の限界なんてとっくに過ぎている。
「ブッ殺す!!」
『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!超!デッドヒート!!!』
「死ねぇ!!!蛮野ぉ!!!」
一瞬で加速して蛮野に拳を突き刺す。ボディを貫通した。やった。確実にやった。でもこの時俺の敗北が確定した。
「だからなんだ?」
そして気づいた。今の蛮野の体はドライブドライバーに入っていたデータから作られた、いわばデータ仮面ライダーだ。つまりいくら体を破壊しても、データがあるかぎり何度でも甦る。だったらベルトを壊せば!
「考えていることはわかっているぞ。そう易々と実行させてたまるか!」
「がっ!ぐう・・・テ・・メェ!」
ベルトを破壊するまえにこっちの体が壊れそうだ。しかもメモリで補強していた骨も限界を迎えそうだ。しかも意識が飛びそうだ。
「剛!」『イッテイーヨ!フルスロットル!!』
「ふん、スクラップが1台増えたところで何も変わりはしない!」
「だったら一人じゃなかったらどうだ!!」『極スパーキング!』
『ヒッサツ!バースト!フルスロットル!!デッドヒート!!!』
『ヒッサーツ!フルスロットル!!ネクスト!!!』
『RIDER KICK』
「一人だろうが三人だろうが変わりはせん!!」
各自の必殺技は全て蛮野の放ったオーラで相殺されダメージを負ってしまい、しかも変身が解除されてしまう。チェイスに至ってはベルトが破壊されてしまう。俺もダメージを負い変身が解除されてしまった。
「こんなとこで!」
「死ぬんだよ!お前は!」
執拗に蹴られる。全身の痛みが強すぎて思考がままならない。もうダメなのかな・・・・・
「さあ死ねぇ!!」
「させると思うか!」
「悪いけどさせないよ」
蛮野の一撃は俺にとどくことはなかった。止めたのはハート、メディック、ブレン。俺から、いや皆から蛮野を引き離して戦っている。
「剛!無事か!?」
「チェイス・・・無事じゃねぇのはお前だろ」
「かもしれんな。そろそらこの体も限界が近いようだ」
「は?」
「・・・・・だからこそ、今ここで言っておく」
チェイスは改まった様子で俺に話しかけてくる。
◇
「剛、俺は1度どうやったらお前と『友』になれるか考えたことがある」
ダチに?
「それで1度お前の妹に聞いたことがある。友にはどうやったらなれるのか」
箒に?ああなんか箒も言ってたな
「そしたらこう言われた。『本音をぶつけられる仲』と言われた。だから俺は本音をぶつけようと思う」
・・・・・ダメだ。それ以上は
「剛、今までありがとう。お前には感謝している」
・・・・・
「これを持っていてくれ。人間がくれた俺の『宝物』だ。この運転免許書も取ったのはいいが使わなかったな。勿体ないがこれはお前が持っていてくれ」
・・・・・なんでそんなにニコニコしてんだよ
「ではな。楽しかったぞ剛」
・・・・・ダメだ。止めなくちゃ。ここでお前が死んだら。姐さんも凛も。だから止めなくちゃ。なのに。なんで動かねぇんだ俺の体は・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やめろチェイス!!!」
友の声が後ろから聞こえる。だが俺はもう止まらない。
「この世界では超進化には004しかなっていないらしいな。ISのコアを取り込んだロイミュードなら全てが超進化すると思っていたが、まさか貴様らも進化しないとはな」
「だがそれは貴様の誤算だろう?なら自分自身を恨むのだな!」『break up!』
魔進チェイサーに変身する。久しぶりの変身。一番最初にコレに変身して、一番最後にコレに変身する。魔進チェイサーで始まり、魔進チェイサーで終わる。ふん、なんとも言えんな
「すまんな織斑千冬。最後に戦おうと言っておきながら、結局俺の方から約束を破ってしまった。許せ」
「オリジナルが先に死なれたら贋作としては複雑な気分でね。精々長く生きなよ、織斑千冬」
「私の出番は本当に少なかった。だがそれで他の皆が目立ってくれたなら、私としては本望です!」
「これが最後だ。ハート、メディック、ブレン。ひとっ走り!」『fullbreak!』
「「「付き合ってやる!!!」」」
蛮野に組み付き体のエネルギーを集中させる。蛮野も何か言っているが聞く耳持たん。
凛。俺を拾ってくれたこと感謝する。お前のお陰で仮面ライダーとして、正義の味方として戦うことができた。
剛。お前と何度も衝突することで、やっと本音が伝えられた。あの言葉に嘘偽りはない。本当にありがとう。
千冬。お前と出会えたのが俺にとって一番の思い出だ。あのときは互いに敵意剥き出しだったな。だからこそお前と共に戦える時には驚いたよ。いい思い出だ。俺にとって一番の仮面ライダーはお前だ。
「おのれ!出来損ないのゴミ共があああ!!!!」
「俺はゴミじゃない!チェイス、仮面ライダーだ!!」
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目の前で大爆発が起きた。助けれなかった。連れ戻せなかった。伝えれなかった。今となって後悔する。なんでいっつも俺は後悔ばかりするんだ!
「俺はまだ・・・お前に本音の一つも言えなかったのに」
ダチと認めれなかった。何故か。分からない。何故ダチと認めなかったのか。こんな後悔するなら・・・認めてやればよかった。
「泣くな剛。お前はチェイスから受け継いだ筈だ。仮面ライダーの魂を」
「仮面ライダーの・・・魂」
今俺の手にはチェイスの免許書とシグナルチェイサーが握られている。そうか。チェイスは俺に・・・
「ぐうう。まさかこの私がここまでダメージを負ってしまうとは。厄介なものを残していたな私は」
「「蛮野!!」」
そんなバカな!チェイス達が命懸けて倒したはずなのに。チェイスの犠牲は無駄だって言うのかよ・・・
「ふん。今回はこれで終わりにしてやる。だが次会うときは私の世界の住人として。いや私の世界で私に反逆する反逆者としてか」
それだけ言うと蛮野は姿を消した。残ったのは傷ついた俺達。肉体的にも、精神的にも、心にも。深い傷を残してしまった。
こうして激闘の1週間は大切な『ダチ』の死と共に終わりを迎えた。
激闘の1週間大切なダチを亡くして終わりを迎える。
次回からは遂に最終章。恐らく3から4ぐらいの話になるかと。では次回もひとっ走り付き合ってください!