今回で第一章が終わります。7話にして第一章が終わる。早いのか遅いのかわかりません。それでも頑張ります。
それでは第一章の最終話です。どうぞ!
目を覚ますとそこは見知らぬ天井。いや病院の天井だこれ。体を起こそうとするが凄まじい痛みが走る。特に右足。やはり骨が折れているのか。ハートのパンチは軽きだろうが私にとっては凄まじい衝撃が走った。やはりドライブのバージョンアップが必要だろう。
「相変わらず起きるのは早いのね千冬」
「走るのも食べるのも早いぞ私は」
病室に遠坂がベルトさんを担いで入ってきた。担がず腰に巻けばいいじゃないか。どこの金太郎だお前は。
「はいベルトさん。ちょっと傷ついてたから直しておいたわよ」
『心配をかけたな』
「すまんな遠坂。それとお前の家も壊してしまって」
「ほんとそれよ!まあ今は業者が直してくれてるけど」
言い返せない。遠坂の家の屋根に穴をあけたのは私だ。実はあの時、
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「はっ!!」
気づくと落ちていた。一瞬ハートに殴られて飛んでいるかと思ったがあの時変身は解除されていた。生身でくらってみろ確実に死ぬ。だとするとなぜ?
『千冬!何をしている。早く変身したまえ!』
ベルトさんが気づかせてくれたが私は今落ちている。生身で落ちてもBADENDだ。
「ああそうだな。変身!」
変身したのはいいが着地をどうしよう。このまま落ちれば誰かの家に穴を開けてしまう。いやあの見たことのある屋根は・・・・・・あ、遠坂の家か。
ドゴーーーン!!!
考えているうちに落ちてしまった。やってしまったな。しかも遠坂が来て何かわめいている。しかし・・・いかん、意識が・・・・・
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そして今に至る。あの後遠坂によって病院に担ぎ込まれ治療を施された。さすがに遠坂でも治せんかったらしい。まあ腹部にチェイスのブーストパンチ(仮称)ハートのやさしい(ハートの中では)パンチ。そして空から遠坂の家に落下したら嫌でも怪我をする。下手したら死んでいるのだ。これで怪我が無かったらそれはよほど運がいいか、体が頑丈なのだろう。
「それでなんだけど・・って聞いてるの千冬!」
「ん?ああすまん聞いてなかった。なんの話だ?」
「まったく。ドライブのバージョンアップに関して私も手伝うって言ってるのよ」
「!良いのか?遠坂を戦いに巻き込むかもしれんぞ」
「上等よ。私の友達をこんなに怪我させて許せないじゃない。それに束のこともあるしね」
嬉しかった。私のことをこんなにも大事に思ってくれていたとは。これで遠坂が手伝ってくれたらドライブは更に強くなれるな。ISに関しても遠坂が絡んでいるのだ、こういう方面は非常に頼りになる。いっそドライブにもISの機能をつけてみては。
「そう言えば遠坂、ISには重加速以外にどんな機能があるんだ?」
「そうね、例えばシールドエネルギーとかね」
「シールドエネルギー?どんな機能なんだ」
「まあ簡単に言えばバリアよ。こちらの攻撃は当たっているのに当たっていない感じになるの。まあバリアだから当然だけどダメージをあてえられないわ」
!!それはまるで昨日のチェイスそして進化した002=ハートと戦った時と同じだ。ではやはりダメージは無かったのか。
「でも欠点もあってね。シールドエネルギーは無限じゃないのよ。エネルギーが尽きればバリアも消える。そこからあとはそのISにダメージが通るのよ」
つまりエネルギーが尽きるまで殴り続ければいいのか。なるほど簡単な作業だ。しかし問題はそれまで私がもつかどうかだが。
「あとは・・・そうねイグニッションブーストとPICね」
「?PICとはなんだ?」
「パッシブ・イナーシャル・キャンセラー。千冬でも分かりやすく言うなら重力の影響を受けずに移動できるってとこかな」
「もっと分かりやすく言うなら浮けるということだな」
「ものすごく省略したらそうね。それでイグニッションブーストだけど」
「瞬間的に相手と間合いをつめれる か?」
「ええそんな感じよ。ってなんで知ってるわけ?」
「昨日戦った奴も使っていたからな」
「嘘!?ますますロイミュード=IS説が濃くなるわね」
となるとますます束のラボに行ってみたい。そこに何かロイミュードの手がかりがあればいいのだが・・・そうだ!
「ベルトさん昨日のワープ。あれができればハワイなんてすぐじゃないか」
『昨日のワープは私でも何故できたのか分からないのだよ。ディメンションキャブなら空間移動ができるのだが、そのキャブもグローバルフリーズの時に負傷してね。今は凛に修理を頼んでいるのだが』
「ええ。能力は使えるけど自立移動はまだできないわ」
「ならいいじゃないか。別にハワイに移動するだけだ。自立移動はまた今度で構わんだろう」
「それもそうね。私もハワイ行きたいし」
「決まりだな。よし今から行くぞ!」
「あんたバカ?まだ怪我してるじゃない。行くならあんたの怪我が治ってからよ」
『そのとうりだ千冬。今はしっかり体を休めるんだ』
確かにここ最近はほぼ毎日戦闘している。さすがに無理か。ここは大人しく休むか。
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「やっと退院か。よしハワイに行くぞ!」
入院してはや一ヶ月。全ての怪我を治すのに一ヶ月もかかってしまった。しかも不思議なことにロイミュードが暴れたという情報は入ってこなかった。まあなにはともあれこれでハワイに行けるというものだ。
「退院していきなりそれ?まあそう言うと思ったけど。ハイこれ」
『キャブの能力、空間移動は移動したい場所を思うことで移動できるのだ』
「よし行くか」
私はハワイの爆発現場を思いキャブの能力を発動させる。そして現れたゲートを潜ると、
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「ここが爆発現場か?」
「そうみたいね。まあ壊れすぎて束のラボか判断しづらいけど」
照りつける太陽の光。日本は少し曇り空だったが今は晴れている。つまりハワイについたのだ。そして私達の目の前にある壊れた建物。ここが爆発現場らしい。
「跡形もないな。爆発というより吹き飛ばされた感じだな」
「周りの木も燃えているからここがどこだか判断しにくいわね」
とりあえず建物の中に踏み込む。あのkeepoutの黄色のテープもないから簡単に入れた。足元は瓦礫だらけで下手をしたら足を挫いてまた病院送りになりそうだ。
「たしか束のラボには地下室があるのよ。それさえ見つけられれば」
そして始まる地下室探し。瓦礫をのけ地下室を探す。しかし所詮は女二人、すぐに疲れてしまった。私仮面ライダーなのに。そして時間は過ぎていく。
「こんなに探してもないってことは違うのかしら?」
「かもしれ・・・・・いやきっとそうだ」
あった。地下室への扉が。探しはじめて4時間。ようやく見つけた。もしここに束がいたなら電話が繋がらないのも納得できる。だって電波とどかないもんね。扉をこじ開け中に入る。長い階段を降りるとそこにはいかにも分厚い扉が。
「ここは任せなさい。ええっと416654っと。はい開いたわ」
「416654とはなんだ?」
「携帯で文字入力で押す番号と回数よ。41はた、66はば、54はね」
なるほどそれでたばね=束か。分かればめちゃくちゃ簡単じゃないか。まあそんなことより、
「入るぞ」
扉の開く重い音が響く。そのなかは、
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「まったくなんだったんだあの部屋は」
「でもいいじゃない。こっちだって収穫があったんだから」
持っていた書類をこっちに向ける。
結局入ってみた部屋は荒らされており書類が散乱していただった。ロイミュード、ISのことに関しての情報は得られなかった。
しかし得られた情報もあった。ドライブに関しての書類だった。やはりベルトさんは束に作られていたのだ。そしてバージョンアップしたさいのドライブに関して綴られた書類もありこれは使えると持ち帰った。あとバカみたいにあった私、遠坂、一夏、箒の写真も持ち帰った。
「これでドライブをパワーアップさせてそのチェイス?かロイミュードでも捕まえて束に関する情報を吐かせたらいいのよ。拷問でもしてね」
「なにからなにまですまないな」
「はいそこ謝らない。私は好きでやってるんだから」
「そうか。ありがとう」
「はいどういたしまして。・・・あ、雪だ」
そういえば今日はクリスマスだった。ドライブやロイミュードのことですっかり忘れていた。クリスマスは毎年一夏と過ごすことにしている。
「すまん遠坂。すぐに」
「帰るんでしょ。毎年だもんね。クリスマスぐらいドライブやロイミュードのこと忘れて一夏君と過ごしなさい」
「ふふっ。そうさせてもらう。お前も早く彼氏作って一緒にクリスマスを過ごせよ」
「うっさいわね。分かってるっつーの。まったく。メリークリスマス」
「メリークリスマス遠坂。ではな」
走る私。見送る遠坂。そしてこの雪降る空のしたチェイスもまた戦うことになるであろう仮面ライダーに思いを馳せていた。
そうこれはほんの序章に過ぎない。物語の本章はいずれ来る次の年から始まる。それまで暫しの休憩。駆け足だった序章にさよなら。そして皆が知る物語から大きくずれてしまった本章に。
はいということで第一章終わりました。
次からは原作からかなりずれてナンダコレ?状態になる第二章です。そしてドライブも進化する!?
更にタグの『ISはあまりでない』が発動する!!ガッカリする人もでるかもしれませんがご了承ください。
では第二章もひとっ走り付き合ってください。