今回から第二章がスタートします。第二章から一夏視点を時々入れます。
そして遂にドライブが進化する?
では第二章第一話どうぞ。
ドライブはどのようにして進化するのか?
「そうですか。無事合格しましたか。良かったですね~千冬ちゃん。これで将来有望な刑事が増えますよ~」
「ありがとうございます。ですが合格できたぐらいで浮かれていてはきっと刑事にはなれませんよ」
「相変わらず一夏君には厳しいですね~」
「期待しているんですよ一夏には」
一夏が高校に合格したことを特状課メンバーに報告すると課長の本願寺純が喜んでくれた。遠坂も喜んでくれている。我が弟の事ながら私も嬉しくなる。特状課メンバーは一夏とも交流があった。たしかそのときは私に弁当を届けてくれたときだったな。あのとき「いつも姉さんがお世話になっています」なんて言ったな。正直一夏が千冬姉と言わずに姉さんと言ったのは驚いたな。
「しかし期待し過ぎるのもいけませんよ。彼に極度なストレスになりますからね」
「心得ています」
「しっかしあの穂群原学園とはね~。一夏君相当勉強したでしょ」
「まあな。いつも見ているテレビ番組もリアルタイムで観るのを我慢して録画していたからな」
「あ、結局観たんだ。でもあそこ外国人もたくさんいるんでしょ。凄いわよね国立でもないのに」
「確かにな。それに心配ごともある」
「ああ一夏君の性格ね」
私が心配なのはそうあいつ・・・我が弟一夏の性格についてだった。
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「しっかしあいつらと違うクラスになるとはな~」
俺ははっきりいっていま一人だった。皆もないだろうか。自分から友達を作らない人はまず知っている友達が話している友達と話すことでいつのまにか友達になっている、という現象だ。そう言う俺=織斑一夏も実はそんな感じだ。話しかけられたら話すというのが多い。しかし今現在頼れる友がおらず孤立無援状態だ。いきなりボッチの称号を与えられるわけにはいかんな。
「ちょっとよろしくて?」
誰かに話しかけようとすると俺に話しかける声。声がした方へ向くとそこにはイギリスから来た、
「ええっと・・・セシリア・・・カルテットさん?」
「オルコット。セシリア・オルコットですわ」
「ああごめんオルコットさん。それで何か用かな?」
「ええ織斑さんとお話をしたいと思いまして」
「そうか。そう言えばオルコットさんって日本語上手だよな。勉強したのか?」
「いえ。両親の仕事の関係上こちらの方に滞在する期間が長かったもので」
「なるほど。それなら確かに上手にもなるはずだよな。しっかしオルコットさんってほんと日本語うまいよな。電話なら多分日本人って言われても分かんないよ」
「買いかぶりすぎですわ。私だってわからない言葉だってありますわよ」
「この学校でも外国人多いけど多分オルコットさんほど上手な人いないんじゃないか」
「いいえ。あそこの二人。デュノアさんとボーデヴィッヒさんも日本語上手ですわよ」
視線の先にはブロンドとプラチナの女子が話していた。綺麗な金髪と珍しい銀髪の女子だ。てゆーか金髪とか銀髪とかテレビでしかみたことない俺にはとても新鮮だ。
「へぇーそうなんだ。もしかしてもう友達だったりするのか?」
「いえ同じ欧州出身ということで少しお話を」
「確かオルコットさんがイギリスでデュノアさんがフランス。んでボーデヴィッヒさんがドイツだよな」
「・・・皆さんのお国は覚えてらっしゃるのに私の名前は・・」
「ごめんなさい・・」
「ふふ。冗談ですわ」
こんな風に会話に夢中になるとあっという間に休み時間が終わる。オルコットさんは失礼しますと自分の席に戻っていった。さて俺も授業に集中しないとな。
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「そうだ千冬。ドライブと例のアレだけど」
「トライドロンのことか?」
遠坂の家には真っ黒な車がある。当の本人がトライドロンと呼んでいる車ははっきり言って改造車だ。ホ○ダ・NSXを束と遠坂が改造したそれは最高時速:560km/hのモンスターマシンと化している。さらにナンバーまで取れているビックリ仕様だ。そして今回ドライブ専用マシンとして去年のクリスマスごろから改造を始めている。
「試したいことがあるから今度の休みいい?」
「・・・お前にしてみれば土曜は休みだろうが私はほぼ年中無休だ。試したいならすぐにやるぞ」
遠坂の家はここ特状課が何故かある久留間運転免許試験場からかなり近い。歩いて2分もかからない。
「すみません課長出かけてきまーす」
「はいはーい。早く帰って来てね~」
前から思っていたがいくら事件の協力が来ないからといってこんなにもフリーダムで良いのだろうか・・・
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「真っ赤になったな」
「いいじゃない赤。それにドライブも赤くなったんだから」
「そうなのか?何故赤に?」
「格好いいに決まってるからじゃない」
遠坂の家の庭にあったまたしても改造されたトライドロンを見てまず真っ赤と言う感想が思い浮かんだ。そして赤が格好いいと言う遠坂。『あかいあくま』と言われる由縁の一つだ。
「そ、そうか。それで試したいこととは?」
『ああ。ドライブの新武装『タイヤコウカーン』を試したくてね』
「ひどく直球なネーミングセンスだな。それでどんな武装なんだ。まさかタイヤを巻くとか言わないよな」
『そのまさかだよ』「そのまさかよ」
「・・・・・・でどんな風になるんだ」
「いま現在はたすき掛けみたいにしようかなって」
『まあとりあえず試してみよう。さあ変身だ』
「はい新シフトスピードよ。これも赤くしてみたわ」
前の黒も大変気に入っていたのだが・・・もう拝めないのか。写真撮っとけば良かった。
「変身!」
『ドライブ!タイプスピード!!』
ドライブに変身したが変わったところは色が赤くなったところか?いや頭にパーツがついている。
「それで新武装は?」
「トライドロンから射出されるの。まっていまデータを送ってるから。できた新武装いくわよ。衝撃が強いから気をつけて」
何故衝撃?しかしタイヤを巻くのだから体に巻き付くのだろう。それでの衝撃か?そう思っているとトライドロンの左前輪からタイヤが放たれた。え?タイヤ?あんなのどうやって巻くんだ。2つに別れて挟み込む感じか?しかしタイヤはそのまま突っ込んで来て、
「ぐっ!」
刺さった。体に刺さった。タイヤが。痛い。なるほどこれでたすき掛けということ・・・か、って!
「うわっ!」
衝撃が強すぎたのか変身が強制的に解除されてしまい突き飛ばされる。
「あちゃー衝撃強すぎたかな?もう少し弱くした方がいいわね。千冬大丈夫?」
「ああ大丈夫だ。しかしなんなんだこれは」
『千冬。今のドライブに必要なのはなんだと思う?』
「更なるパワーやスピード、防御力とかか?」
『そう、そのためには他のシフトカーの力が必要だ。そこでこの『タイヤコウカーンシステム』を使ってシフトカーの力を最大限引き出すのだ』
なるほどあのタイヤがあればスピードはより早く、フレアならより熱くと言うところだろう。だが何故タイヤ?ドライブだから?私が車ライダーだから? そうなんだろう?
「あれがあればチェイスやハートに勝てるのか?」
「それは分からないけど千冬の努力次第でどうにかなるんじゃない?」
全ては私次第か。奴らに勝つためにはまずこのタイヤの衝撃に耐えねば。それではまた負けてしまう。
「そうだ千冬。今のうちにバージョンアップしたドライブについて説明するわね」
「ああよろしく頼む」
「まずバージョンアップしたドライブはISの特性を一部いれることに成功したわ。PICとシールドエネルギーよ」
「浮遊装置とバリアか」
「ええ。でも完全に再現できてるわけじゃなくてシールドエネルギーは緊急回避方法としてか使えないし、PICには時間制限があるわ」
「いやそれだけでも充分だ」
「あとはさっきベルトさんが言ったとうりタイヤ交換することでドライブの力を増幅させられるわ。タイヤはシフトカーを変えるだけでタイヤも変えられるから。あ、大事なことがあるわ」
「ん?大事なこととは?」
「ドライブに変身するときは必ず近くにトライドロンを待機させておくこと。じゃないと変身するときタイヤが届かないから」
なるほど。変身及びタイヤコウカーンを行う為にはトライドロンが必要不可欠というわけか。それくらいなら何とかなるか免許あるし。
「ならこの車くれるのか?」
「ええあげるわ。私車よりバイク派だし」
アクティブな遠坂はバイクの方が良いらしい。流石一度無免許運転したことはある遠坂さんだ。頭が上がらんな(笑)皆は無免許運転はダメだぞ。
「なら乗って帰るか」
「・・・すぐそこでしょ特状課」
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俺は待っていた。もう一度仮面ライダーと戦うのを。あのとき奴はすぐに退却したが次は逃がさない。奴の攻撃にはあまり隙がなかった。ほとんど受け流す形になってしまうほどだ。しかも瞬間移動などトリッキーな動きもできる。しかし奴には負けられん。何故こう思うかは分からない。ただそう思ったのだ。
「おっとすまない」
「いや大丈夫だ」
そう考えながら街を歩いていると人間でいう高校生ぐらいの女がぶつかってきた。そして俺は目を疑う。その女は仮面ライダー=織斑千冬そのものだった。驚いている俺の隣を通りすぎる瞬間、
「いずれ貰うぞ、チェイス」
女はそう言って通りすぎる。振り替えると女はもういなかった。
はいというわけでドライブが遂にタイヤつきドライブになりそうです。長かった。
一夏視点はこのように無理矢理ねじ込んできます。バトルオンリーの話はねじ込めませんが。
そしてまたしても人にぶつかったチェイス。そしてチェイスお持ち帰り宣言。いったいなんなんだ
次回はまだバトルは入りません。まだタイヤ調節できてないから変身できないんです(切実)
では次回もひとっ走り付き合ってください。