蓮華君は今回、世論への爆弾を投下します。
「さてと……各自、自己紹介が済んだからこのクラス独自の実習について、説明するわね。IS操縦訓練はアークルナ・フリートの全面協力の元に訓練機ではなく、EPSを使用します。説明は蓮華さん、お願いします」
真耶がそう告げてきたので、俺はデータディスクと専用ノートパソコンを持ち、立ち上がると真耶に近づいた。そして、真耶が示した場所でノートパソコンと黒板代わりのディスプレイを接続して、データを表示した。
「先程説明にあったEPSだが、ISの技術を3つ使用した以外は、EOSと同じだ。使用した技術はPIC、量子化システム、絶対防御を含めたシールドバリアシステムだ。ISもそうなんだがこのEPSもパイロットの動きを反映して動くのでIS操縦の訓練をしたことにもなる。それとこのクラスにも、女尊男卑主義に染まりかけた者もいるだろうから言うが、馬鹿な思想に染まるよりも命を奪い奪われる覚悟や戦う覚悟を身に付ける事をしろ。それと、いつかは結婚して子どもを産みたいと考えているなら、女尊男卑主義に染まるのは止めとけ。女尊男卑主義に染まり、男を排除して、どうやって子どもを産む気だ?このままこの女尊男卑が進めば、人類は滅亡するだけだ。それとISは最強の兵器ではない。訓練機として使用するEPSでも第三世代同等の性能がある上にウチの使用する兵器に、ISは無力だったな」
俺の言葉にクラス中がざわめくが、セシリアを含むアークルナ・フリート関係者は平然としていた。そして、このクラスのみ使用するEPSなんだが、グレイズが10機にZy-99Mシャドウが10機、ジェスタが10機になる。
そういえばこのクラスは、轡木さんに交渉したお陰なのと、安全のために本来一年一組にいるはずの一夏と真耶が加わっている。真耶はアークルナ・フリート関係者でありながら、IS学園の教師でもあるため、専用のEPSを所持してるんだよな。それに束さんやアカシは織斑一夏こと櫛灘聖護と織斑マドカこと櫛灘マドカの専用機を製作している最中だ。また、俺の専用機としてスペックを学園に提出しているEPS、ASW-G-08〈ガンダムバルバトス〉とPSPは待機状態である黒と白のイヤリングになって、俺の耳につけられている。
「あと、クラス代表を決めなきゃいけないんだけど、珍しいからとかそういう不謹慎な理由での選出は駄目ですよ?自薦他薦は問わないわ」
ラクネラ先生がそう告げると、ざわめきが大きくなった。うるさすぎる!聖護やマドカなんか目を回してるぞ!
「私は櫛灘蓮華君を推薦します!」
「私は櫛灘聖護君を推薦します!」
「私は櫛灘さんを推薦します!」
「オルコットさんを推薦します!」
そういう声を聞きながら、俺は頭を抱えてしまうことになった。不運の星でも俺の上にあるのか考えたくなったぜ。
実は真耶さん、アークルナ・フリート関係者でした。そして、ガンダムバルバトスやグレイズが名前だけですが、登場しました。