インフィニット・ストラトス〜スカルハート〜   作:〜レオス〜

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今回は少なめ!次回から多くなる…のかな


第十一話 嵐の前の静けさ

 

「ホラ、トビア!見て見て!海だよ!」

 

臨海学校へと向かうバスの中で爆睡していたトビアを起こしたのは意外にも隣に座っていたシャルであった。

 

「ん、んん?海…?」

 

トビアは眠たそうに目をこすりバスの窓から外を見る。するとそこに広がっていたのはスペースノイドの彼のは見慣れない、視界いっぱいに広がる海であった。

 

「う、うわー!!すげぇやこりゃ!眠気も吹っ飛ぶよ!」

 

「ね!ね!すごいよね!」

 

実はトビアは昨日臨海学校が楽しみでよく寝られなかったのである。青春時代を宇宙海賊として生きてきた少年にはこのような学校の友達との行事という普通のことも貴重な経験なのだから。彼は朝学校からバスで出発するときこんなに眠くて楽しめるのかと心配していたがそんなことはもうどうでもよくなった。まぁ簡単に言うと海を見てテンションが吹っ切れたのである。

 

だが当然バスの中で騒いでいると

 

バシンッ!

 

「うるさいぞアロナクス、デュノア。到着まであと少しというのに…少しは大人しくしてろ」

 

担任である織斑千冬先生の鉄拳制裁がやってくるのである。

 

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「じゃあ16時まで自由行動ですけどくれぐれも安全にお願いしまーす!」

 

「「「「「「「はーーーい!(オーウ!×2)」」」」」」」

 

真耶の呼びかけをホントに聞いていたのかというほどすごい勢いで皆駆け出した。あるものは海へ飛び込み、あるものは砂浜で何かを創造し、あるものは砂浜で睡眠、あるものはビーチバレーに励む。

 

一方2人の男子はというと…

 

「なぁ一夏!海って本読めるくらい浮力が凄いんだろ!?」

 

「落ち着けトビア!それはヨーロッパにある海だ!日本のはそこまで塩分高くねぇ!」

 

はじめての海でテンション上がりまくってる者、そしてそれを宥めてる者。

 

「あーいたいた!おーい!トビアー!一夏ー!」

 

「「??」」

 

遠くから自分たちの名前を呼ぶ声が聞こえそちらを向くとシャルが謎のタオルのお化けを連れていた。

 

「おーシャル、どうしたのそのタオルのお化け?」

 

トビアが指さしたタオルのお化けは眼帯をしており隙間から綺麗な銀髪が出ている。

 

「あーえっとこれはね…ほらラウラ、一夏に見てもらうんでしょ?」

 

シャルがタオルのお化けの耳元で囁く、どうやら正体はラウラらしい。

 

「ま、待て…私にも心の準備というものが…」

 

ゴニョゴニョとラウラが答える。よほど恥ずかしいのかモジモジとしている。

 

「じゃあ僕が1人で一夏と遊んでこようかな〜」

 

シャルがラウラを煽る。そうするとラウラは待てと言いタオルを取った。

 

「な…な!」

 

黒い水着。それもレースをふんだんにあしらったビキニタイプ。さらにいつも飾り気のない伸ばしたまんまの髪を左右で一対のアップテールにしている。もじもじと落ち着きがないラウラの姿に満足げなシャルと呆けている一夏の脇腹を肘で小突くトビア。

 

「な、なんだよトビア?」

 

「なんだよってラウラはお前のために水着選んだんだぜ?感想とか言ってやれよ」

 

「え…?ああ…似合ってるぞラウラ」

 

似合ってる、そう聞いてラウラの顔は一気に赤くなる。

 

「そ…そんな社交辞令など…」

 

「社交辞令なんかじゃねぇって、なぁトビアにシャルロット?」

 

「うん、僕も似合ってると思うよ!」

 

「俺も充分可愛いと思うぜ、な一夏!」

 

「あぁ、可愛いぞラウラ」

 

トビアが無意識に送ったナイスパスを一夏が見事にゴールさせた。

 

「か…かわ…かわわわ…」

 

一夏の可愛い発言にラウラは顔を真っ赤にして固まってしまった。

 

「ちょっと一夏さ〜ん!」

 

遠くからセシリアが一夏を呼ぶ声が聞こえた。

 

「ん?セシリアかどうしたんだろ」

 

「一夏行ってこいよ、ラウラのことは俺とシャルでやるからさ」

 

「うん、一夏行ってきていいよ」

 

「そうか、悪ぃ!」

 

そう言い一夏はセシリアの元に走って向かった。

 

「ふぅ…一夏の鈍感さには骨が折れるぜ…」

 

トビアはやれやれと頭をかいている。シャルはトビアから数歩離れてから何か言って欲しいそうにトビアのほうを見ている。

 

「どうかした?シャル?」

 

「僕にも何か言うことがあるんじゃな〜いの!」

 

シャルはオレンジのビキニタイプの水着を着ている。先程は隣のタオルのお化けのインパクトが強すぎてよく見てなかったがよく見るととても

 

「可愛い…似合ってるよ、シャル!」

 

思わず口から言葉が漏れてしまうほどである。

 

「えへへへへへ〜、ありがとっトビア!」

 

シャルはそれを聞き満面の笑みで返事をする。

 

それにドキッとしてしまったトビア

 

(いやいやいや!俺にはベルナデットだっているんだ!その世界に帰るためにも………こんな…ところで…遊んでるわけ…には)

 

トビアはシャルをチラっと横目で見る。

 

(……でも今は…今くらいは…そのことを少し忘れても…怒らない…よね?ベルナデット……)

 

「どうしたのトビア?」

 

「ん、いや!なんでもない!」

 

今は少し平和な日常を楽しみたい、そう思ったトビアであった。

 

「おーい!あーちゃんたち」

 

どこかの国民的電気ネズミのような格好をした本音がトビアとシャルを呼んだ。

 

「うわ…本音ってばすごい格好してるね」

 

「えへへへへ〜かわいいでしょ〜、それより今人数足りないんだよね〜」

 

人数?とトビアが首を傾げるとシャルが本音の持っているバレーボールを指差した、トビアはあぁなるほどと手を叩いた。

 

その場にいた3人、つまり一夏の可愛い発言により惚けているラウラもであった。

 

「おー、ビーチバレーやるのか」

 

先ほどセシリアからの招集を受けていた一夏がやって来た。どうやらあちら側は片付いたらしい。

 

「後で変わってくれよトビア」

 

「おっけー、よーし!こーい!」

 

ビーチバレーが始まった。

 

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ビーチバレーが始まった。まず相手のレシーブが未だ惚けていたラウラの顔面に直撃しラウラが気絶した。

 

「ラウラが死んだっ!?」

 

「この人でなしっ!」

 

そしてラウラに変わって一夏が入ってきた。そして相手チームにも協力な助っ人が

 

「ほう、ビーチバレーか」

 

黒いビキニを着て大人の色気を120%出している千冬である。その水着姿を見て一夏、トビアともに興奮していたのは言うまでもない。そしてその2人の興奮具合を見て若干引いていたシャルであった。

 

そして千冬の圧倒的な身体能力のせいでビーチバレーのパワーバランスは崩壊したのであった。

 

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夕方

もうとっくに自由時間は過ぎている。だが箒はまだ海岸に1人立っていた。

 

「もうとっくに集合時間のはずだが?」

 

「ちふ…織斑先生…すみませんすぐ戻ります」

 

「明日は7月7日だな」

 

7月7日、箒の誕生日である。でも千冬がなぜ箒の誕生日を気にしているのか

 

「ヤツが現れるかもしれんな」

 

「…はい……………姉さん…」

 

そう実の姉である篠ノ之束、彼女がその日に現れるかもしれない。

 

そう、彼女という嵐が




今回も短めだな〜

本格的な先頭描写は次次回くらいになるのかな

*評価、感想、指摘お待ちしてます。
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