インフィニット・ストラトス〜スカルハート〜   作:〜レオス〜

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やっとアニメ第一話相当のところ


第二話 入学

入学式

 

トビアは昨日の千冬との会話を思い出していた。

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「アロナクス、お前の戸籍と経歴を偽造した。その資料だ、受け取れ」

 

「え、はい…なになに?カナダから帰化した設定なんですね。ふむふむ…ごく最近IS適正が認められたから編入した…なるほど…でもこの内容だと世間には公表しないとですよね?」

 

「それならもう完了した。」

 

「え?」

 

「公表したと言ったんだ」

 

「私の弟の件で世界中が男でもISを使えるかという検証がされている。そこに乗っかれば大丈夫だ。お前の正体がバレることは無いだろう。」

 

「そうですか。あと俺もう18なんですけど…?これだと16なんじゃ…」

 

「お前の容姿じゃ特に問題もなかろう」

 

「(たしかギリにもそんなこと言われたよな…)…そうですね」

 

「あとお前のネックレスだがな、明日まで預けてもらえないか?」

 

「全然いいですよ」

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今は入学式で学園長からの言葉の時間である。

 

(この人の話長いな〜、ウモン爺さんの自慢話といい勝負だ。それより……)

 

トビアは周りの女子からとても注目されてるのがわかる。それは彼が優れたニュータイプだからではない。

それは人間として当然のことだからである。

人間は周りの人たちと違うものを見つけるとそれに注目してしまうものである。

 

(はやく終わんないかな……)

 

トビアはその時忘れていたのである、もう1人同じ思いをしている人物がいることを。そう織斑千冬の弟、織斑一夏である。

 

(昨日千冬姉がもう1人男のIS操縦者がいるって言ってたけどどこだよ…)

 

2人の男は同じことを考えながら入学式を耐えていった。

 

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1年1組

 

山田真耶が教室に入ってきて自己紹介をはじめる。…が生徒たちは反応を表さない。なにやら空気が重い。

 

「じゃ、じゃあ自己紹介をお願いします! とりあえず出席番号順!」

 

重い空気に耐え切れなかったのか、彼女はそういってそそくさと教室の隅へと移動してしまう。苗字がアのトビアだが、この環境になじめていないのか、次が自分の番だというのに気づいてない。

 

「あの〜…アロナクスくん?君の番なんだけど…?」

 

「すみません!…俺はトビア・アロナクスです。え〜と…他には特にありません!」

 

その自己紹介でさらに女子からの注目が集まる。

 

「(この空気辛いよ…)」

 

さらに順番が周り一夏の番になるが一夏もトビアと同じで自分の番が来たことに気づいてない。

 

「あの〜…次織斑くんの番なんですけど?」

 

「あ!はいっ!織斑一夏です!………」

 

「………………終わりですか?」

 

「はい」

 

一夏の自己紹介?が終わると同時に一夏の頭にゲンコツが降りかかる。

 

「いってえええ!」

 

「まったく…お前は満足に自己紹介も出来ないのか?」

 

後ろを向くと拳を握り締めてる千冬がいた。

 

「千冬姉!?イテッ!?」

 

再び一夏にゲンコツが降りかかる。

 

「織斑先生と呼べ、馬鹿者が」

 

(痛そうだな〜)

 

トビアはそれを見て自分の自己紹介のときに千冬がいなくてよかったと思った。

 

「山田先生、あとは私が引き受けよう」

 

「はい、分かりました」

 

その後教壇に立った千冬は

 

「諸君、私がクラスの担任の織斑千冬だ。お前達を一年間で使い物になるISの操縦者にするのが私の仕事だ。私の言うことには返事をしろ。よくなくても返事をしろ。いいな?」

 

すると直後に

 

「きゃああああ!お姉さま!」

 

「本物の千冬さまよ!」

 

「私、お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!」

 

といった悲鳴に近い歓声が沸き上がった。

これにはトビアも一夏も耳をふさいだ。

 

((う、うるせぇえええええ!?))

 

「はぁ、毎年よくこんなバカどもを集められるな。いや、私の所に集中させているのか?」

 

千冬もどうも嬉しくは思ってないようだった。

その後自己紹介が進んでゆき、休み時間になった。

 

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休み時間、本来なら休憩の時間だが男子2人にとってはそうはいかない。

 

「ふぅ〜…やっと休憩か…(とは言ってもこの状況じゃあな…)」

 

「え〜と…アロナクスくんだっけ?」

 

一夏がトビアの席まで来て話しかける。

 

「トビアでいいよ、一夏。」

 

「そうか!ありがとな!」

 

「それで?どうかしたの?」

 

「ん?あぁ!そうそう、この学園にいるってことは当然トビアもIS動かせるんだよな?」

 

「まぁね、人並みには動かせるつもりだよ…………」

 

「?どうした?」

 

「いや…何も…」

 

トビアは周りを見てみる。

現在男子2人が集まっているということは女子たちの注目の的である。

 

女子たちのほうも集まって何やら話し合っている。

 

「一夏、ちょっといいか?」

 

「ん?箒?どうした?」

 

「いいから来い!」

 

箒は一夏の手を掴み強引に連れて行こうとする。

 

「ちょ!?俺は今トビアと話してるんだけど!?」

 

「なんだと!?アロナクス!一夏を借りるぞ!」

 

「ど、どうぞ……(あの子怖えええ…)」

 

正直今の教室に1人になるのは嫌だったが箒の剣幕に負けて送り出してしまった。

 

そしてその後、授業開始のチャイムが鳴るまでトビアは女子たちに囲まれ質問攻めにされた。

 

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「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」

 

現在は授業中。真耶が授業を進めていて、その横で千冬が見ている。

内容は入学前に配られた冊子に載っていたこととほぼ同じだ。

それを一通り読んでいれば誰でもついていける。ISの予備知識なしのトビアでもだ。

 

……………が、一夏は何故か難しい顔をしている。

 

「と、ここまでで分からないところはありませんか?」

 

真耶は難しい顔をしている一夏に問いかける。

 

「わからない所があったらなんでも聞いてくださいね?なんせ私は先生ですから!」

 

「じゃあ…はい!」

 

「はい、織斑君!」

 

「ほとんど全部、わかりません...」

 

「え、えーっと、ほとんど全部...ですか?」

 

「はい!?……………ッ!」

 

一夏に本日3回目のゲンコツ

 

「織斑、入学前に配られた参考書は読んだのか?」

 

「あの厚い本なら電話帳だと思って捨てちゃっt……ッ!!!」

 

本日4回目………

 

「再発行してやるから3日で覚えろ」

 

「あれを3日!?せめて1週間は…」

 

「トビアは3日で覚えたぞ?」

 

「………まぁほぼ徹夜だったけどね、一夏も出来ると思うよ」

 

「そういうことだ、いいな?やれ」

 

「…………はい」

 

こうして授業の時間も進んでいった。

 

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再び休み時間、トビアは一夏の席まで言って話しかける。

 

「一夏、大変だったな」

 

「まったくだよ…」

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「へ?」

 

「ん?」

 

一夏、トビアと返信をし、振り返る。するとそこには金髪の髪をクルクルと巻いた女子が

 

「まあ、なんですのそのお返事は?私に話しかけられるだけでも光栄なのですから。それ相応の態度と言うものがあるのではないかしら?」

 

(なんなんだこの子?)

 

「悪いな、俺は君のこと全く知らないし」

 

と一夏は返す。

 

「オルコットさんだっけ?確か…なんとか候補生…」

 

「そちらの方は覚えてたようですわね、そうですわ!私がイギリスの代表候補生!セシリア・オルコットですわ!」

 

「ふ〜ん、質問いいか?」

 

「下々の者の質問に答えるのも貴族の務め、いいですわよ」

 

「………代表候補生ってなんだ?」

 

一夏のその質問に周りで聞き耳を立てていた女子たちがズッコケる。トビアも同じようにズッコケた。

 

「一夏、代表候補生ってのはその国の代表の候補生ってことだよ。てか読んで字のごとくじゃないか」

 

「ふ〜ん、すごいんだな。お前って」

 

「そう!私は凄いのですわ!エリートですのよ!本来ならそんな私と同じ空間にいれるだけでも幸運なのですのよ!そこのところしっかり理解していただけているのかしら?」

 

「そうか、ラッキーだな。な、トビア」

 

「え!?俺に振るなよ!……まぁラッキーなんじゃないかな」

 

苦笑いでトビアが答える、そして一夏のほうを見ると一夏も苦笑いしていた。

 

「あなたたち馬鹿にしてますの!?」

 

セシリアはそれを見て何やら怒っているようだ

 

「全く…男でISが使えると聞いて期待していた私が馬鹿でしたわ。」

 

(そんなことで期待されてもなぁ…)

 

トビアは頭を掻きながら聞いている。

 

「私のようなエリートとあなた方では比べるまでも無くその差は明白ですし、何より入試で唯一教官を倒すほどのエリート中のエリートである私があなたたち程度の人間に期待するなど、反省しなくてはなりませんね」

 

すると一夏が

 

「教官なら俺も倒したぞ?」

 

「えっ!?一夏ホントなのか!?」

 

「あぁ、勝手に突っ込んで来たからそれを交わしたんだ、そしたらその教官自滅しちゃってさ」

 

「………私だけと聞きましたが」

 

「女子だけってオチじゃないのか?そんなことよりトビアはどうだったんだ?」

 

「そんなことって「俺は惜しいところまで行ったんだけど最後にコケちゃってさ」ちょっと!私の話を!」

 

セシリアが怒鳴ると同時に休み時間終了のチャイムが鳴る

 

「む!また次来ますわ!逃げないでくださいまし!」

 

((逃げるってどこにだよ…))

 

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「この時間では再来週行われるクラス対抗戦に出るクラス代表者を決める。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」

 

クラス代表、それは簡単に言うと学級委員のようなものだ。しかも1度決まると1年間変更が効かないらしい。

 

「はい!織斑くんがいいと思います」

 

「私も!」

 

「えっ!?俺かよ!」

 

一夏が驚いていた。

 

「私はアロナクスくんがいいと思います!」

 

「せっかく男子がいるんだからね〜」

 

「やっぱりか…」

 

トビアもなんとなく予想していたようだ。トビア自身は代表程度ならやってもいいと思っていた。

 

「その2人以外いないか?いないなら2人の多数決で決めるぞ?」

 

千冬が仕切る。

 

だが

 

「そのような選出、認められるはずありませんわ!男がクラス代表などと、恥じさらしも良いところですわ!!いいですか!?クラス代表は実力ある者が就くべき役職でありそれに相応しいのはこの私、イギリス代表候補生であるセシリア・オルコットですわ!!」

 

セシリアから反発が来た。

 

「そもそも日本という後進的な文化の国で過ごさなきゃいけないというのも「イギリスだって大したお国自慢ないじゃないか!世界一マズイ飯で何年覇者だよ」あなた!私の祖国を馬鹿にしますの!?」

 

一夏とセシリアは言い合いをしている。それをトビアは傍観している。

 

「決闘ですわ!」

 

「あぁ!いいぜ!ハンデはどのくらい付ける?」

 

「あら?さっそくお願いかしら?」

 

「いや、俺がどのくらいハンデ付けるって意味なんだけど…?」

 

するとクラス中が笑いに包まれた。

 

「織斑君それ本気で言ってる?」

 

などと言った声も聞こえていた。

 

セシリアも

 

「男が女より強いだなんて、日本の男子はジョークだけはお上手ですのね」

 

などと言っていた。

 

だが、一夏も言い返した

 

「俺だってISを使える人間の一人なんだぜ?男女間の関係などないんじゃないのか?」

 

笑いに包まれてた教室が静まる。

 

「………はぁ…織斑、オルコット、その決闘は1週間後にアリーナでしろ。アロナクス、お前も出ろ。」

 

「えぇっ!?俺は辞退しますから」

 

「いいか?もう一度言うぞ… 出 ろ !」

 

「……は…はははは…オルコットさん、よろしく頼むよ」

 

「…相手が素人ではいくらいても問題ではありませんわ、あなたはハンデいります?」

 

「いや、俺もいらないよ。」

 

「むぅ……」

 

「…………まとまったな、なら先程も言った通り代表決定戦は1週間後にアリーナで!」

 

千冬がそうまとめてその時間は終わった。




現在トビアのISはX1改・改(スカルハート)です。
そこからファーストシフト?でパッチワークになり、セカンドシフトでフルクロスにしようかな〜と思ってます。

ネタバレすみません、もしかしたら変わるかもです。
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