「何で僕がこんな目にいいいいいいいい!?」
文月学園にて吉井明久はそんなことを叫びながら逃げていた。
何からか?もちろん―――――――
『吉井を殺せえええええええええええええええええ!!!』
「ちょっと吉井!ほかの女子としゃべってたって本当なのかしら!!」
「吉井君!あなたは私たち以外の女の子としゃべったらダメだって何回も言ってるのにわからないんですか!!わからないのなら・・・O☆SHI☆O☆KIです!!!」
「お姉さまに追いかけられるとは許しがたいです!この豚野郎!!」
―――――などと嫉妬に狂ってわけのわからないことを言っている文月学園の汚点ことFFF団、(絶壁)暴力女子と島田美波、必殺料理人(そのままの意味)こと姫路瑞樹、バーサーカー(百合)こと清水美晴に追い回されていた。
「はあ・・・はあ・・・。・・・ふぅ、いったんここに隠れてやり過ごそうかな」
と、明久は無い知恵を振り絞って空き教室に入った後、窓の外にある排水管を上って上の教室に入って、息を整えるために休憩することにした。
「僕はただ霧島さんに雄二に伝えてほしいことがあるって言われて伝言を聞いてただけなのに・・・」
そうやって言って愚痴っていると突然ドアが開いた。
『ようやく見つけたぞ!吉井!!貴様は我々FFF団の血の盟約に背き、学園のアイドルである霧島さんとしゃべっていたな!!!』
「あれは霧島さんに雄二に伝えてほしいことがあるって言われたから聞いてただけだよ!」
明久がそんなことを言ってもFFF団(狂戦士)は聞く耳を持たず、
『男とは!愛を捨て哀に生きるもの!この盟約に背き女子としゃべっていた貴様には死刑を命ずる!!!』
「吉井、覚悟はできてるかしら?」
「吉井君、私たちのO☆HA☆NA☆SHI、聞いてくれますよね?」
「断る!僕は何もしていないのに殺されるつもりはない!!」
明久は必死に逃げようとするが、今まで振るわれ続けていた暴力と逃げていた疲れによりあっけなく捕まってしまった。
『絞首、釜ゆで、溺死、電気、火あぶり、生き埋め、薬殺、石打ち、鋸、はりつけ、この中から好きなのを選べ』
「嫌だ!どれを選んでも死んじゃうじゃないか!!」
『死の苦痛と死を貴様に与えるためにやるのだ、選ぶ気がないのなら俺たちが選んでやろう、全部だ』
「ぐっ・・・ぁ・・・」
まず、首を絞められた明久は呼吸ができずに意識を失った。
・・・・・・チャプン♪
「・・・・・・うぅ・・・」
そして明久はぎりぎりまで水が張られた釜に入れられて違和感を感じ意識が戻った。
しかし手足を縛られていて脱出ができない。
10分もすれば20℃くらいだった水が50℃くらいになっていた。
「熱い!痛いいいいいいいい!!!」
そして気を失った明久はそのまま熱湯の中に顔を付けたまま動かなくなった。
この時点で明久は死んでいたがそんなことを知るはずもないゴミどもは明久(の死体)にさらに電気を流し、火あぶりにして明久が微動だにせず、呼吸を止まっているのに気付いてようやく明久が死んでいることに気付いた。
そのあとは鉄人が異変を聞きつけてFFF団や毒、壁がいるところに怒鳴り込み、明久が死んでいることに気付いた鉄人が学園長と明久の家族に連絡して、鉄人は辞職した。
FFF団メンバーは逮捕され、毒と壁は逮捕される前に永久脱毛処理を行われた。
「うぅ・・・ん?ここ・・・はどこ?」
と、死んだはずの明久は左が白、右が黒で綺麗に分かれた奇妙な場所で目を開いた。
そしてその明久が立ち上がって真っ先に気付いたことがある。
「あれ?体に痛みも怪我も・・・ない?」
さらにあたりを見渡しているとDO☆GE☆ZAをしている女性と男の子?を見つけた。
『あなたは・・・吉井明久君ですね?』
「あ、はい。そうですけど・・・あなたは?」
明久がそう問うと女性は驚いたような顔をして、それでも冷静に名乗った。
『ごめんなさい、自己紹介がまだでしたね。私はアマテラスです』
「ア、アマテラス?・・・って、えええええええええええええええええええええええ!?」
『ひぅ!?』
「ご、ごめん、驚かせるつもりじゃなかったんだけど・・・」
『い、いえ・・・気にしないでください。いきなり大きい声で叫ばれてびっくりしただけなので』
「そういえばいまだに土下座してるそっちの男の子は一体・・・?」
と、ここまで来てようやく明久はもう一人の男の子?がだれかを尋ねた。
『あ、そういえばこの子の紹介がまだでしたね。ほら、自己紹介しなさい?』
『わ、私の名前はツクヨミなのじゃ・・・この度は本当にすまんかったのじゃ!』
そういうとツクヨミは再び土下座した。
ツクヨミのその様子を見て驚く明久だったがどういうことかの説明を求めた。
『・・・というわけです』
「なるほど・・・」
明久は進級当初よりは頭が良くなったとはいえ、自分の許容範囲を超えるとショートしかけるのはまだなおっていなかった。
その明久の様子を見て、アマテラスは噛み砕いた説明をした。
『こちらの不手際ですがあなたは死んでしまいました』
「そっか・・・僕、死んじゃったんだ・・・」
『その原因を作ってしまったのは私じゃ、怒っては・・・おらんのか?』
「怒るもなにも、僕は君のことをあの地獄から救ってくれた救世主だと思ってるんだよ?怒ったり恨んだりなんてしないよ」
『そ、そうか・・・(救世主か・・・この男の子に言われるとなぜか嬉しいのじゃ)』
アマテラスは明久とツクヨミの会話を聞きながら少しうれしそうな・・・それでいて拗ねているような表情になっていた。
『明久さん、ツクヨミは女の子ですよ?』
「ふぇ?」
『・・・』
ツクヨミが泣きそうになっているのを見て明久はすぐに謝った。
そんなことがあって後でアマテラスが―――――
『明久さん、あなたにはもう一度生を謳歌する権利があります、どういたしますか?』
―――――と、明久に言って
「その権利・・・ありがたく貰うよ」
明久はそう返した。
転生先は東方projectという世界らしい。
明久はその世界のことを全く知らないが心を躍らせていた。
『転生特典というものがありますがあなたの場合、7個は渡せるのですがどういたしますか?』
アマテラスにそう聞かれた明久は
「----------------------------って感じの能力でお願いできる?」
と能力を伝えた。
『できますが2つも残ってますよ?』
「じゃあ、君たちと念話みたいなことができる能力が欲しいかな?」
『で、ではそれも含めてあと1つはどうしますか?』
「う~ん・・・その世界って戦闘とかあったりする?」
『はい、あります』
明久はう~んとうなって閃いたように
「そうだ!敵とかを倒したり訓練を積むたびに経験値がたまってレベルとかステータスが上がるようにできる?」
『はい、可能です』
明久はできると聞いてひとしきり喜んだあとでそれで!!と高いテンションで言った。
「ここまでしてくれてありがとね?」
『いえ、こちらのミスが原因なんですからこれくらいは』
「じゃあまたね~」
『はい、転生先でも私たちとは会えるので。それではまた』
そんな会話をして明久は転生していった。
『あっ』
『何があったのじゃ?』
『転生させる時間をちょっと間違えちゃった』
『まあ、よいのではないか?一応不老不死(寿命的な意味で)はないのじゃから』
『そ、そうね。でも転生先に明久さんがついたらちゃんと伝えなくちゃね』
普通の敬語で喋っているのがアマテラス、秀吉みたいな話し方のがツクヨミ
当作品には、酷評、低評価、多少悪質なコメントも受け付けます
もちろん、誤字報告なんかも受け付けます
ちなみに最後の会話が終わった後二人は
『ツクヨミ、あなた・・・明久さんに惚れましたね?』
『な!?///そういう姉上も明久に惚れたのじゃろう!』
『ばれちゃったか~。そうね、私も明久さんのことは好きよ』
なんて会話がありました