頑張ろう。
捕獲隊が発足したのはつい数年前のことである。しかし、捕獲隊は正式な部隊ではない。現官房長官のブースターにより秘かに発足した。指令はただ一つ。とあるポケモンたちを捕獲すること。ただそれだけだった。
捕獲隊が発足する数日前までメンバーは政府の公務員として活動していた。ある日、官房長官直々に話があるということで五匹のポケモンは緊張しながらも長官の部屋の扉をノックした。中に入るとブースターが後ろを向いて椅子に座っていた。
「よく来てくれた。話がある」
後ろを向いたまま、ブースターが話し出した。五匹のポケモンは手を後ろに組んだまま、話を聞く姿勢をとる。
「あるポケモンを探していただきたい」
そういうと、一枚の写真を取り出した。写っているのはラルトス、ザングース、リオル、コリンク、そして生まれて間もないであろうケロマツだった。この写真に写るポケモンはすでに進化し、それぞれの道を歩んでいるらしい。しかも最近は全員が再び集まり行動しているという。つい最近、その一匹と思われるポケモンが目撃されたという。それまでは極秘に秘書に頼んでいたが本格的に活動するためこのメンバーに依頼したという。ブースターは全員にコードネームと黒いローブ、専用の無線機を支給した。
「頼んだぞ」
「御意」
「御意」
「御意」
「御意」
「御意」
その後、全員が外に出るよう言われたが一匹のポケモンだけ、中に入るよう言われた。そのポケモンはメスだった。秘書にお前が捕獲隊のリーダーだ、と告げられた。
「…本当に頼んだ。お前たちが頼りなのだ」
「御意」
部屋を出る直前、秘書であるエルレイドに告げられた。
「頑張れよ、キュウコン。いや、KI」
「わかってるわよ。残念だったわね。あなたじゃなくて」
キュウコンがそう言うと、エルレイドはふっ、と笑った。彼はあの5匹のうち一匹と同居していたという接点がある。探したいのはやまやまだろう。
「まあいいさ。会っても言うことはない」
そういうとエルレイドはキュウコンの肩をたたいた。
「がんばれよ」
キュウコンは微笑むと部屋を出て行った。
捜査は楽ではなった。極秘の捜査隊であるため政府のことを出すことはできない。ある時は新聞記者、ある時はパパラッチ、ある時は臨床犯罪学者などなど…。全く足取りがつかめないのは当然のことだった。初めは協力をしていた5匹だったが時がたつにつれ協力というよりも自分がさきに見つけるという欲におぼれていくようだった。
捕獲隊
「リーダー」KI→キュウコン EL→??? NY→???・??? MU→???
これからも頑張ります。