暗殺教室 鶴久紅の事件ファイル   作:残月

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修学旅行の時間①

修学旅行当日

 

 

 

 

 

 

俺達は駅のホームで新幹線を待っていたが修学旅行でありがちな注意事項の話を聞いていた

 

 

「鶴久、なんだソレ?」

 

 

近くで話を聞いていた千葉が俺が持っていた大きめの紙袋を指差す。

俺は自分の荷物以外にも紙袋を持参していたから不思議に思われた様だ。

 

 

「ああ、コレ。保険かな」

 

 

苦笑いで言う俺に千葉は首を傾げる。

そりゃそうだ。

俺だって確信得てコレを持ってきてる訳じゃないし。

なんて思っていたら話は終わっていて、皆が移動を始める。

ホームで乗り込みの時に待っていたのはE組弄りだ。

 

 

A~D組はグリーン車で、E組は普通車

 

 

どっかで見たような生徒が渚に絡んでいた、D組の男2人が顔を出して嫌味を言ってくる。

 

 

「学費の用途は成績優秀者に優先される」

「おやおや、君達からは貧乏の香りがするね」

 

 

相変わらずの嫌味だ

 

 

よく見りゃ、この間速水達に絡んだ連中も離れて此方を見ている。根に持たれたか?等と思っていたら高いヒールの音が聞こえる。

 

 

「ごめんあそばせ。ご機嫌よう生徒達」

 

 

姉さんがど派手な格好で来ていた。セレブとか金持ちの旅行服って絵にしたらこんな感じって服装で。D組の二人も先生も驚いてポカーンとしてたそりゃそうだ。

 

 

「イリーナ、なんだその恰好は?」

 

 

烏間先生が額に青筋を浮かべ聞く。

あ、超怒ってるわコレ。

 

 

 

「女を駆使する暗殺者として当然の心得よ。狙ってる暗殺対象ターゲットにバカンスに誘われるって結構あるの。その時、ダサい格好だと幻滅させてしまう。そうなったら折角のチャンスを逃し………」

 

 

姉さんが長々と説明してるけど俺の耳には入ってこない。やっちまったなぁ姉さん。

 

 

「着替えろ、目立ち過ぎだ。どう見ても引率の教師の恰好じゃない」

 

 

烏間先生は怒りを抑え言う。ごもっともです。姉がスイマセン。

 

 

「堅いこと言ってんじゃないわよ烏間!ガキどもに大人の旅の……」

「脱げ、着替えろ」

 

 

烏間先生は姉さんの意見を静かに一刀両断。なんとか抑えてるけど殺気が溢れてる。圧倒されて着替えに行く姉さんに俺は歩み寄っ。

 

 

「姉さん、はい着替え」

「えっ?」

 

 

俺は持っていた紙袋を姉さんに渡す。実は俺が持っていた紙袋には姉さん用の服が入っている。

 

 

「バーさんが『あの子のこったから空気を読まない格好で行くだろうから着替え持っててやんな』って言われてさ」

「予想してたのか海女さん」

 

 

バーさんの真似をしてタバコを吸う仕草をした俺を見て千葉が呟く。

 

 

「ありがとう……紅」

「手の掛かる姉を持つと苦労するわ」

 

 

紙袋をギュッと抱きしめ礼を言う姉さん。俺も手が掛かると言いつつも笑っていた。

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