暗殺教室 鶴久紅の事件ファイル   作:残月

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修学旅行の時間③

 

 

 

さて、次の日になり殺せんせーは各班に混じって京都の町を回る事になっている。俺達の班は映画村でアクター達の見学だ。

だが、その前に磯貝達の班による橋の上からの狙撃計画がある。

 

どうなったかなと思っていたら携帯が鳴った。電話の主は矢田だった。

 

 

「もしもし?」   

『ゴメン。駄目だった』

 

 

電話に出たと同時に何故か謝られた。

 

 

「どーしたよ?」

『殺せんせーの狙撃が有り得ない方法で防御されたから……』

 

 

なんか声が暗いな。

 

 

「まあ元々成功確率は低いんだし気にするなよ」

『いや……大概のことには慣れたつもりだったんだけど……』

 

 

今更、殺せんせーに何を驚かされたんだか。

 

 

『ライフルの弾を八ツ橋で止められちゃったの……』

「あー……………」

 

 

こっちの予想の斜め上を行くなぁ……あの企画外先生は。

 

 

「気を落とすな。次は俺等の班だから期待しとけ………とは言えないか」

『だよね……頑張ってね』

 

 

矢田からの電話を切ると岡島が絡んできた。

 

 

「鶴久ー誰からだ-?」

「矢田から。磯貝達の班は失敗したらしい」

「マジかよ」

 

 

岡島の質問に答えた俺に三村が驚く。

 

 

「ま、次で決めようよ」

「矢田からの話じゃ八ツ橋でライフルの弾を止めたんだとよ」

 

 

中村が気を取り直そうと言うが先程の暗殺失敗を話したら静かになった。

 

 

「まさかの八ツ橋……」

「あのナマモノ先生はこっちの予想の斜め上を行くな常に」

 

 

不和の言葉に千葉が合意する。

 

 

 

「ま、気を取り直して行こうや」

 

 

俺の言葉に肯き、映画村へと足を踏み入れる俺達。

殺せんせーと合流しと、殺陣を見学するでも俺には殺せんせー暗殺以上に気掛かりが有った。

 

 

速水の事だ

 

 

未だに話も出来ない。俺の気持ちが沈んでいたらアクションは佳境へ。よく見るとアクターの中に見覚えの有るナマモノが。

 

って何してるんだよ殺せんせー!?

 

アクターの中に混じって殺陣してるし。

そんで弾が飛んでこない辺りスナイパーも無理と判断したか。まあ、殺陣であんだけ動いたりしたら狙いが定まらないか。

 

 

※正解

 

 

殺陣が終わると殺せんせーは次の班に合流する為に飛んでいった。

 

 

「相変わらずむちゃくちゃだ」

「まったくだ……」

 

 

俺の言葉に千葉が同意する。

 

 

「失敗しちゃったしアタシ等は修学旅行を楽しみますか!」

「お、さんせー」

 

 

中村が失敗をめげずに明るい声を出し、岡島が賛成した。

 

 

「土産買いに行くかな」

「そだね」

 

 

脱力した様子の三村と不和。あんな失敗の仕方無理もないか。

 

 

「優奈やバーさんの土産買いに行くか」

「俺も最近世話になってるし選ぶか」

 

 

俺と千葉は土産屋に足を運ぶ。速水の視線を背後から受けながら。

そして暫く土産屋でのんびりと土産を選んでたら電話が鳴った

 

 

「はいはいっと?」

『おう、鶴久か』

 

 

電話は村松からだった。

 

 

「珍しいなそっちから電話してくるなんて」

『いや……そっちも暗殺失敗だったんだろ?』

 

 

村松の声は妙に暗い。って事は村松の班も失敗したか。

 

 

「なんだまさかとは思うけど八ツ橋で弾を止められたか?」

『いや、脂取り紙だ』

 

 

なんかこっちの予想の右斜め遥か上空を飛んでった

 

 

「規格外にも程があるなぁ……」

『そうだな。つーわけで俺達も暇になったわ』

 

 

 

村松からは諦めた様な声が発せられる。ま、そりゃそーか。

 

 

「んじゃ、旅館で合流しようぜ。時間もそろそろだしな」

 

 

電話を打ち切ると中村達は土産をレジに持っていっていた。

俺もさっさっと買い物済ませますかね。

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