暗殺教室 鶴久紅の事件ファイル   作:残月

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友達の時間

 

 

今日の授業を終えた俺は教室に残っていた。編入してきたばかりだしクラスの皆と話すためだ。

 

 

 

「んじゃ、今まで殺せんせーに有効な暗殺は無かったと」

「うん……今一歩かな」 

 

 

渚から今までの殺せんせー暗殺計画の話を聞いていた。

 

 

「ちゅーか、渚。自爆までしたのかよ」

 

 

寺坂から強要されたからってなんてリスキーな。

 

 

「オマケに飛び降りまで……」

「中々、スリリングだったよ」

 

 

聞いた話によるとカルマは殺せんせーを暗殺するために崖から飛び降りて銃で狙ったらしい。

殺せんせーはそれを触手で受け止めた上にカルマを救ったらしい。

 

 

「殺せる気がしねぇなぁ……」

 

 

教室の窓から空を見て俺は呟いた。

 

 

「んだよ鶴久。辛気くせーな」

 

 

そんな俺に村松は肩を組みながら絡んできた。

 

 

「あれ、お前等知り合いなのか?」

 

 

杉野は俺と村松が知り合いなのが不思議なのか聞いてきた。

 

 

「俺んちが居酒屋で村松んちがラーメン屋だからな」

「俺の不味いラーメンと鶴久ん所の飯と一緒にするなよ」

 

 

村松はボスッと軽く俺にボディーを入れる。

 

 

「居酒屋とラーメン屋か。意外な所で繋がるんだな」 

 

 

菅谷が納得した様に肯いていた。

談笑していた俺達だが一人が教室から出て行くのが見えた。

 

 

「千葉?もう帰るのか?」

「いや、射撃の訓練だ」 

 

 

千葉はライフルを肩に担いでいた。

 

 

「あ、だったら射撃見させてくれ。下手だから上手い奴の訓練見たい」

 

 

そう言って俺は千葉に着いて行く事にした。

 

 

「んじゃ皆、また明日な」

 

 

俺は教室に残っていたクラスメイトに手を上げて挨拶すると千葉と共に教室を後にする。

外に出て射撃練習場で千葉の射撃を眺めてる俺。

黙々と射撃を続ける千葉。うーむ、俺と違って百発百中で的に当ててる。

暫く千葉の射撃を見ていたが千葉が振り返り俺を見ていた。

 

 

「あれ、俺邪魔だった?」

「いや、そうじゃないんだが」

 

 

千葉は射撃を止めて俺と向かい合っていた。

 

 

「楽しいのか、俺と居て?」

「ん?」

 

 

質問の意図が読めずに首を傾げる俺

 

 

「いや、さっき何も話さなかったし俺の射撃見てるだけだったから」

「何もずっと話すだけなのが友達じゃないだろーよっと」

 

 

そう言いながら俺はナイフを的に向かって投げる。投擲したナイフは的に当たった。

 

 

 

「ま、千葉はあんまり話すのが得意じゃ無いみたいだから背中で語って貰ったわ」

「わっ!?」

 

 

バンっと千葉の背中を平手で叩く俺。

 

 

「せ、背中?」

「the仕事人だな」

「なんだそりゃ」

 

 

ニシシッと笑う俺に千葉は苦笑いだがちゃんと笑ってくれた。

 

 

 

「あ、居た!こーうー!」

「ん?」

 

 

そんな俺に少し離れた所から声が掛かる?声がした方に視線を移せば姉さんが居た

 

 

「大和屋に行きたいから着いてきなさい!」

「って俺も一緒に帰るのかよ」

 

 

俺のツッコミに姉さんは俺に歩み寄ると俺の手を引く。

 

 

「紅が料理担当でしょ。ちょうど良いわ千葉も来なさい」

「え、ちょっ!?ビッチ先生?」

 

 

姉さんは俺と千葉の手を引きズンズンと歩いて行く。

 

 

「お、おい鶴久……」

「こうなったら姉さん止まらないわ。諦めろ、ついでだし俺んちで夕飯も食ってけよ」

 

 

 

千葉が助けを求めていたが旅は道連。俺は姉さんと千葉を連れて大和屋に行く事にした。

 

 

 

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