2人で1人の探偵と友情に熱いリーゼントも異世界からくるそうですよ?   作:ネヘモス

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水・獅・咆・哮

弦太朗がサジタリウス・ゾディアーツと対峙しているその頃、箱庭の世界の果てにて。

 

「十六夜、お前ホントに人間か?」

 

「あーあ、今日はよく濡れるな」

 

翔太郎は信じられないものを目にした。何があったかというと、

・十六夜と翔太郎、世界の果ての滝に辿り着く。

・そこで遭遇した自称水神の蛇にギフトゲームを挑まれる。

・それを十六夜がフルボッコにする。←イマココ

 

『お前のような者は久しぶりだ。これを受け取れ』

 

すると、水神が何かの苗を取り出した。その時、水神の懐から何やら見覚えのある物体が自分の元に降ってきた。

 

「これは、ガイアメモリ?」

 

少なくとも、自分の世界では見覚えのないメモリだ。その異様なまでに湾曲したメモリには「クロウ」と記されていた。

 

「クロー…、『爪の記憶』を内包したメモリか」

 

色はファングと同じ白、そして、爪を彷彿とさせる形状、間違いなくクローメモリと称していいだろう。

ちなみに、その後髪色を緋色にしてカンカンになっていた黒うさぎに散々怒られた後、翔太郎、十六夜、黒うさぎは弦太朗を探すことにした。そして、十六夜が何かに反応した。

 

「!?…へぇ、あいつ、面白れーな」

 

「どうなってるんですか!?ここには水神以外に神格を持つ者などいないはずなのに!?」

 

「おい、黒うさぎ!どういうことだ、説明しろ!」

 

「射手座の神格を持つ者が1人、そして、水瓶座と獅子座の両方の神格を持つ者が1人!?そんなの有り得ません!!十六夜さん、翔太郎さん力の発生してる場所に行きましょう!」

 

俺たちはそう言ってどこにでもあるような森を駆け抜けて行った。

 

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『LIMIT BREAK』

 

フォーゼは即座にアクエリアスのリミットブレイクを発動する。右手に水の噴射口が出現し、そこから莫大な量の水が噴射した。フォーゼはそれをサジタリウス・ゾディアーツ・ノヴァに振りおろした。

 

「ライダー超高水圧ブレード!!」

 

文字通り超高水圧のブレードはサジタリウス・ゾディアーツ・ノヴァに直撃した。しかし、それが大したダメージを与えることは叶わず、霧散した。

向こうは今度は連続した火球を放ってきた。フォーゼはなんとか避けようとするが、それはフォーゼを追い回し、仕舞いには直撃した。

 

「があああああ!?」

 

フォーゼは倒れそうな身体を必死に支えようとする。しかし、そろそろ限界が来てると感じ始めたフォーゼは最後の賭けに出た。

懐から取り出したのはライオンの顔を模したスイッチ。それをベルトの左端に差し込んだ。

 

『LEO ON』

 

「おおおおおお!!」

 

フォーゼの身体中が金色に染まる。それはエレキステイツのものよりも澄んだ輝きを放ち、フォーゼは新たなる姿を得た。

エレキステイツのそれとよく似た外見でありながら、体の中央にはライオンの顔が刻まれ、右腕に水瓶座の紋章が付いた噴射口、左腕に獅子座の紋章が付いた剣が装備されていた。

 

「これが、俺の新しい力…!」

 

『グワアアアア!!』

 

サジタリウス・ゾディアーツ・ノヴァはそんなことお構いなしで先程の火球を放つ。それも、さっきの様な生ぬるい量ではなく、100は軽くありそうな弾幕だった。それらはフォーゼに直撃する…はずだった。

 

「ふん…!ハァ!!」

 

フォーゼは左腕の剣の刃の部分を伸ばして、それを使って火球を全て叩き落としたのである。向こうが驚いた隙を狙って両端のスイッチを引き抜いて差し込んだ。

 

『AQUARIUS LEO LIMIT BREAK』

 

フォーゼの右腕の噴射口から水で作られた獅子が飛び出し、サジタリウス・ゾディアーツ・ノヴァを拘束した。そして、金色に輝く獅子座の剣で横一文字に切り裂いた。

 

「ライダー超水獅フィニッシュ!!」

 

金色の斬撃がサジタリウス・ゾディアーツ・ノヴァを切り裂き、それは霧散した。サジタリウスのいた場所には1つのスイッチが落ちていた。

 

「弦太朗さん!大丈夫ですか!?」

 

すると、聞きなれた声が辺りに響く。振り返るとそこには翔太郎、十六夜、黒うさぎの姿があった。黒うさぎは弦太朗のそばに落ちていた黒い契約書類(ギアスロール)を見ると血相を変えて弦太朗に詰め寄った。

 

「弦太朗さん、あなた、もしかして『魔王』とのギフトゲームに勝ったんですか!?」

 

「マジ!?おい、如月。戻ったら俺と少しやり合わねえか?」

 

「コイツすげーな、大丈夫だろうとは思ってたけどいきなり『魔王』倒すって…」

 

黒うさぎは今とても感動していた。確かに自分たちのコミュニティは「魔王」により滅ぼされた。だけど、彼らならきっと、その魔王を倒してくれるだろうと思っていた。

 

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「で、何故!私がいない間にフォレス=ガロとのギフトゲームする流れになっているんですか!?それも、明日に!」

 

「「むしゃくしゃしてやった。後悔も反省もしていない」」

 

何故か、飛鳥、耀、フィリップの3人はギフトゲームを受けるようになっていた。

 

「僕がいきさつを話そう」

 

そしてフィリップは話した。黒うさぎがいない間にに何があったのかを。




次回予告

「これはこれは、『ノーネーム』のリーダーのジン=ラッセルくんではありませんか?」

「ギフトゲームをしよう。1人ここに居ないけどそいつの参加も認めてくれよ?」

「ギフト鑑定?」

「へえ、てことは、俺のはレアケースなわけだ」

「これ…、なんて読むんだ?」

次回「Gの真価/現人神、顕現」
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