2人で1人の探偵と友情に熱いリーゼントも異世界からくるそうですよ? 作:ネヘモス
字数が最多になりました。ところで、黒うさぎの表記は「黒うさぎ」なのか「黒ウサギ」なのかどっちなんでしょう?
「お三方、先に箱庭の中に行ってらしてください。私はあの問題児様方を連れ戻してまいりますので!!」
そう言うなり、黒うさぎの髪は緋色に染まり、文字通りの脱兎の如き勢いで駆けていった。
「それでは、箱庭の中に案内します」
先程、ジン=ラッセルと紹介された人物はフィリップ達一行を箱庭の内部に案内した。ここでフィリップがあることに気がついた。
「ここには太陽光を遮断する為の被膜があったと思うのだが、それは僕の勘違いかい?」
外から見た時にはあったはずの空を覆う被膜。ところが、いざ箱庭に入ると、それは無くなってるように見えた。
「ああ、この被膜は内側からは透けるようにできています。何しろ、太陽光を嫌う種族もいますし」
「何それ、まるで吸血鬼でもいるかのような言い方ね」
「え?いますけど…?」
飛鳥の質問も、その返答に対する飛鳥と耀の反応は当然だろう。尤も、フィリップは予め地球の本棚で情報を得ていたので驚きもしなかったが。
4人と1匹は食事も兼ねて『六本傷』という喫茶店で食事を摂りながら話しをすることにした。
「さて、ジンくんと言ったかな?ちょっとした確認があるのだがいいかね?」
「はい」
「僕たちは君たちのコミュニティが潰されていることを知っている。それを踏まえた上で聞こう。君に『アルカディア』という名前を取り戻す覚悟はあるかい?」
「!?どうして、その名を…!?」
それは、とフィリップが言いかけた時、
「これはこれは、『ノーネーム』のリーダーのジン=ラッセル君ではありませんか?」
ガタイのいい男がフィリップ達の前に立ちふさがった。
「僕たちに何の用かな?『フォレス=ガロ』リーダーのガルド=ガスパー?言っておくが、僕たちをコミュニティに誘おうというなら断るよ。僕は、君のように『恐怖政治』で人を動かす人間は大嫌いだ。何なら、君の悪事を全てここでバラしてもいいんだが?」
ガルドが初めて萎縮した。どうやら図星のようだ。そこにフィリップが追い討ちをかける。
「ガルド=ガスパー、僕たちとギフトゲームをしよう。1人ここにはいないけど、そいつの参加も認めてくれよ?」
「たかが人間が舐めやがって!いいだろう、そのギフトゲーム受けて立つ!!」
「そのたかが人間が更なるハンデをくれてやる。ここにはいない誰かさんは直接的にはギフトゲームに介入しない」
「その言葉、忘れるんじゃねえぞ!!」
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「…と、言うわけで、翔太郎、明日から早速ギフトゲームだ」
フィリップ、ギフトゲームがやりたくてウズウズしてるんだな。俺らが既に(と言うか十六夜と弦太朗)ギフトゲームをしていたから。
「て事は、ファングメモリも手元にあるのか。まあ、エクストリームを使わないに越したことはないが」
「はあ、今日はお咎め無しにします。次は無いので覚悟してください。今日は皆さんのギフト鑑定もしないといけないので」
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そんなこんなで、ジンを除く一行は東側階層支配者のいる『サウザンド・アイズ』の支店にたどり着いた。すると、もう店じまいなのか店員らしき女性が看板を下げていた。
「ちょっと待って下さい!」
「今日はもう営業時間外です。お引き取りください」
黒うさぎの説得や虚しく早々に店を閉めようとする店員。そこにフィリップが一言。
「客の要望に答えられないとは、サウザンド・アイズというコミュニティはそんなに弱いコミュニティなのかい?」
翔太郎は思った。お前、そんなに煽りスキル高かったのかと。すると、
「黒うさぎィィィィィィ!!」
銀髪着物の幼女が店から突っ込んできた。突っ込んできたライン場にいた十六夜はひらりとそれを躱す。そして、銀髪幼女と黒うさぎは衝突し、すぐそこの水路に落ちた。
「っ!?白夜叉様!!なんでこんな下層に来ていらすのですか!?」
「黒うさぎが来るような気がしての!ここか?ここがええんか~?」
「離れてください!!」
「おい?あんなサービスあんのか?俺にもくれ、別バージョンで」
「ありません」
十六夜は平常運転だった。すると、黒うさぎが白夜叉を引きはがし、投げ飛ばした。飛ばされた先には十六夜がいたが、本人はひらりと躱した。そして、その先にいた翔太郎にぶつかった。
「あっ!翔太郎さん、大丈夫ですか!?」
「ジョーカーの適合者でホントに良かったと思った…」
ジョーカーメモリは相当身体を鍛えてないと適合しない。故に、幼女1人が衝突したからと言って大したダメージは発生しないのである。
「おっと、すまんの。というか、さっきの小僧!人が投げられたのを避けるとはどういうことじゃ!!」
「翔太郎が受け止めるだろうと思って」
「まあ、実際受け止めたから良しとしよう。で、ここではなんだ、店の中で詳しい話は聞こう」
「いいのですか、白夜叉様?こんな野蛮なコミュニティを入れて?」
「私の知ってるコミュニティじゃ。問題はない」
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サウザンド・アイズの支店の中にて。黒うさぎと翔太郎ら7名は白夜叉の前で座っていた。
「して、今日はどのような要件かの?黒うさぎ?」
「その前にいいか?」
十六夜が話の腰を折った。
「なんじゃ、小僧?先程のサービスら黒うさぎ限定じゃぞ」
「そんなことはどうでもいい。お前、ここの階層支配者なんだってな?」
「そうじゃが、それがどうした?」
翔太郎は察した。コイツはまた、面倒な事を起こそうとしてると。
「俺とギフトゲームをしやがれ!」
デスヨネー、そうなると思ったよ!翔太郎は腰にダブルドライバーを巻く。それを見て察したのか弦太朗もフォーゼドライバーを腰に巻いていた。
「そうかそうか、ならば、お主らが望むのは、挑戦か?決闘か?」
瞬間、その空間が凍りついた。そして、白夜叉が扇子を展開した時、その空間は白夜の景色に変わっていた。
「さて、このゲーム板でそこの金髪と女子2名は私の挑戦を受けるかの?」
「…はあ、参った。降参だ降参。今回は黙って試されてやるよ」
「そして、お主ら3人じゃが、本気で来るなら決闘でもいいぞ?」
白夜叉が生き生きした目で翔太郎達を見る。
「「「丁重にお断りさせてもらう」」」
見事にハモった3人のライダーだった。
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十六夜ら3人のギフトゲームの結果は耀がグリフォンを乗りこなし、更にその能力を使えるようになった事で勝利。この時フィリップはあることに気がついた。
「春日部、キミのペンダントをよく見せてくれ」
耀は木彫りでできたそれをフィリップに見せる。すると、
「これは、セフィロトの樹と系統樹を上手く合わせたものだ。非常に興味深い」
「なんと!?もし、そうならこれは『
「却下」
バッサリ切り捨てた耀だった。
「あの、白夜叉様。そろそろギフト鑑定の方をお願いしたいのですが…」
「分かっておる。貴重なギフトを拝めた上に面白い奴がいるしの」
「ギフト鑑定?」
疑問を口にしたのは翔太郎だった。黒うさぎがその質問に答えたの。
「見ていれば分かります」
それぞれにギフトカードが配られた。(原作組は原作と同じ、ライダー組は設定参照)
「そこに記されてるのがお主らの所持しているギフトじゃ」
すると、この様な声が上がる。
「へえ、てことは、俺のはレアケースなわけだ」
「これ…なんて読むんだ?」
「何?『
すると、弦太朗の元に黒い
『ギフトゲーム:「白き夜叉の挑戦」
プレイヤー
如月弦太朗
左翔太郎
園崎来人
ホスト側ゲームマスター
白夜叉
プレイヤー勝利条件
1.ホスト側ゲームマスターを打倒せよ
2.ホスト側ゲームマスターの攻撃に30分間耐え続けよ
特殊条件
・コズミックスイッチの使用条件を緩和する
“サウザンド・アイズ” 印』
思いも寄らないところで魔王に目をつけられた仮面ライダー達なのであった。
次回予告
『ファング!クロー!ウルフ!』
『GEMINI ON』
次回「元魔王と銀狼と双子宮の力」