カズキだよ・・・朝起きたらアリスとカナンが添い寝してたよ。と言うかシーナいるのは驚いた
「ふわぁぁぁ」
とりあえずアクビがでた、そんなことはいい。問題は………
「……カズキぃ」
「あふぅ、暖かい」
寝言なのだろうが、俺に抱きついたまま離れない。
「ここ、何処だろ」
外を見ると雪山ではなく林がはえていた、だが村長は着くのに4日かかると言ってたからなぁ
四日後………
カズキ達は無事にポッケ村に着いた
「…シ……シーナ、シーナなのか!?」
「げっ、シリス」
この村の青年が話しかけてきた。カナンの知り合いかな?
「シーナ、この人は知り合いか?」
「違う」
………即答かよ
「違うよー、シーナとは付き合っていた。んだ」
過去形・・・どちらかがフッたのだろう
「えーっとシリスさん。今日は夜遅いので明日にしていただけませんか?」
「わかった、また明日」
カズキ達の部屋にて・・
「なあ、カナン。あの人と付き合っていたのか?」
「・・・ああ、そうだ」
「シーナはこの村が出身地なんだな」
「そうだ、そしてあの男と付き合っていた」
付き合っていたらしい、そしてシーナはポッケ村に住んでいた
「なら、なんで過去付き合っていた人が話しかけてきたの」
「わからない、あいつが私をまた好きになったのか?」
「貴女が好きになったではないのですか?」
「アリス!何を言う。そんなことはない」
全力否定するなよ
「今日は夜遅いし寝よう」
「そうだな、そうしよう」
「眠れないな、外を散歩しよう」
「おや、カズキ君じゃないか」
「・・・シリス君か」
「ねぇ、僕はシーナの事が好きなんだ。だから君はシーナとここで別れてくれないか?」
彼はまだシーナが好きなんだ、だが別れられない。
「それはできないよ」
「なぜだい?」
「大切な、仲間だから」
「・・・そう、じゃ!またね!」
奴に注意しよう。彼奴はハンターナイフを懐に持っていた
帰り途中、シーナに遭遇した
「どうしたんだ、シーナ?」
「!・・・なんだカズキか、ならいい」
なんだとはなんだ、そんなことより
「なあシーナ、速くこの村から出よう」
カズキは考えた。わざわざここに来なくともユクモ村で作ればいいじゃないか、と
「・・・」
「シーナ!この村は危険だ!シリスがナイフを持っていた。多分だれか殺される」
ふと思う、アリスとカナン大丈夫かな?鍵・・・やばい!開けっぱなしだ
「シーナ!カナン達がシリスに殺されるかもしれない!早く」
「………わかった。早くいこう」
sideシリス
「ごめんね、君たちを殺すつもりはないんだ、でもあの三股野郎が少しでも苦しめば………それでいいんだ」
シリスの前には縄で縛られたアリスとカナンが涙目でもがいている
「もがいたって、誰も来ない。村の人は全員寝たよ。シーナと君達の彼氏は外出中。だから心置きなく君達を殺せる。じゃあね」
シリスはナイフをカナンに向け、降り下ろした。血しぶきが舞った………
次回も残酷な描写かな?