それだけ
氷海はとても寒く、冷たい希少な鉱石が取れる。
カナンのアラームは、カツーン、カツーン、といったピッケル音だ。
「朝っぱらから五月蝿いわね〜?カズキー」
「うん、起こしちゃった?」
「音が五月蝿すぎるの」
ちぇっ、せっかく良い鉱石が沢山採れたのに
「そろそろ、ユクモも動き出すと思うんだけどな………」
「そうね………このままずっと、は嫌だわ」
sideシーナ
寒いぃ、こんなに寒いとは。氷海は何時にも増してさむいな。
何かのモンスターの仕業か?
「アリス、やけに氷海は寒くないか?」
「ええ、私もそう思っていました。モンスターの仕業………ですかね?」
あまり理由はわからない
「ん?上にいるのはカズキじゃないか!?」
sideカズキ
「カナン!シーナだ!」
「ほんと!?なら……」
流石に三回目はさせません。
「カナン、ここは俺が。」
「なんでよ?」
雪崩が発生するんです。
「じゃあ俺がやるよ…」
「勝手にしなさい。」
スーッと息を吸い込む
「シーナぁぁぁ!」
カナンと同じく雪崩が発生しました。
「あ………」←カナン
「何故雪崩が起きた…」
sideシーナ
あれ?いきなり雪崩が来たぞ………?
「ア………アリ、アリス!」
「どうしまし………」
二人は気がついた(仲間のせいで)雪崩が発生した事に。
「アリス!」
「私も同意件ですわ…」
「「逃げろ!」」
sideカナン
ああ、これで私とカズキは殺人容疑で終身刑ね…
最後にカズキに気持ちを伝えたかった。
そうだわ!今伝えてしまいましょう、そうした方がいいわ。
「ねえ、カズキ。私達殺人容疑で終身刑ね……」
「うん、僕は殺人未遂だけどね………」
「最後に言いたいことがあるの…」
「うん。ちゃんと聞くよ………」
「カズキ、貴方に会えて嬉しかった。最後に言わせて、ずっと貴方の事がっ!」
「カナン、実はですね。非常に言いにくいのですが。」
「なによ、最後の言葉を言ってたのに」
「実は死んだのはジンオウガ亜種で二回目のハンターは自力で生き延びました」
「じゃあ私は無罪?」
「無罪どころかジンオウガ亜種狩猟なんですが」
このあとカナンはジンオウガ亜種狩猟報酬をちゃっかり貰っていたり
sideシーナ
「雪崩が収まったようだな」
「そうですね、ひやひやしました」
『カズキ、覚えときなさい………!』
↑※アリスとシーナの心境
アリスとシーナは、ユクモ村に連絡、カズキ達は無事、気球に乗った。
気球内で………
「カズキさん、私達『貴方!』の雪崩に巻き込まれかけたのですが?」
「本当に私も少しヒャッとしたぞ」
「氷海だけに………?」
瞬間、シーナの目が、と言うより皆の空気が固まった。
「そこで、ヒャッとしたので温泉に入りたいな〜って思いまして」
「はい」
「カズキさんにお風呂で暖めてほしいなぁって………」
「あ、そういう………えっ!」
「そ、それはだめよ!」
珍しい、カナンが反論した。
「ん?何がおかしいんだ?カズキに冷やされたんだ。暖めてもらわなきゃ困るだろ」
………はぁっ?シーナも?
「ならいいわよ、でも私も入るんだからぁ!」
もう、カナンの面影すらないよ。駄々こねてるし
「………まて、僕に拒否権は」
「「「あるわけないでしょ!」」」
………やっぱりね
終わりでわかるように、次回は男1女3の混浴温泉会です。次回、イチャイチャ注意