これからもよろしくお願いいたします。
「……というカナンお嬢様の昔話さ」
俺は、カナンに過去を教えてもらってない。
きっとカナンは……
「おっと、他の門番が来たな……すまん。」
仲良く話していることが見付かったらこの門番もいろいろとまずいだろう。
「ああ、門番A。カズキはちゃんと檻の中か?」
「勿論だ門番Bよ、もう交代の時間か?」
「否……なんでこんなヒョロッとした男がカナン様といられるのか・・」
「おい、ヒョロッとした男って俺のことだよなぁぁ!!」
「ん?当然だが。」
門番B、ここから出たら覚えとけよ……
「明日の裁判の為に、今はしっかり寝ておくんだな。」
確かにそうだ。明日の為に今は意識を手放そう。
「……なあ、羽毛布団掛けてやろうぜ。こいつも完全な罪人ではないのに牢屋に入れられて。可哀想だろ。」
「門番A……勝手にしろ。大丈夫、チクったりはしないから。」
ありがとうな門番A、B。
翌日!
「では裁判を始める、先ずは被告人、出てきたまえ!」
被告人は……カナンの兄だった。
「こいつは付き合ってもないのに僕の大切なカナンを、妹に手を出した!所詮はハンター!我々貴族に手を出していい存在ではない!」
おお、キャラが濃いな。
まあ用は、死刑にしたいんだろ。て言うかさ、手を出しているのはカナンです。
俺が訴えたら絶対勝てるもんな?
横の弁護士、アリス
「意義あり!」
「今は被告人の時間ですが……まあ初めての裁判でしょう、大目に見ましょう」
「どちらかというとカナン様が手を出してます」
だよなぁ!?よく言ったぞアリス!!!
「……カナン譲、本当ですか?」
「スキンシップ程度よ」
さらっと流しやがった!
すると被告人(カナン兄)が……
「スキンシップで風呂に入るわけないだろ!こいつはカナンが入るまえに隠れていてお風呂で粗でもない行為をしようとしていたんだ!!」
鼻息荒いですよ、カナンの兄さんよ。
「落ち着きなさい、被告人。まあ待つのです。」
……なあアリス、気になったことがあるんだが
……奇遇ね、私もよ。
なんで好きな人にいちゃついて罪になるのかしら
二人はそういった類いの紙をカナンに向ける…
カナンは笑っているだけだった、事態を楽しんでいるらしい。
「「……もう、任せよう。」」
「やかましいぞ弁護人!少し黙りたまえ!」
「ち……違います。この声は下から聞こえます」
「「「城下町で大型モンスター襲来!かつ霧が深くて見えません!」」」
side???
今こそ我が主、??様に朗報を渡すために!
……行くぞ人間、私の姿が捉えられるかな?
注意、この世界はモンスターが喋ります。