プロローグ:天災が生まれた日
ある時、日本の学会で後の世に「天災」と呼ばれることになる少女が発表したものがあった。
インフィニット・ストラトス、通称「IS」
無限の成層圏と名づけられたそのマルチフォーム・スーツはその当時のあらゆる理論を覆される程の性能を誇っていた。
彼女は語った、曰くこれは宇宙空間での活動を想定し作られてる。宇宙に進出するために開発したと。
自らの夢を語る当時の彼女は未来に希望を持ち、夢を叶える為に情熱に燃えた瞳は輝き、誰もが美しいというほどであった・・・
だが当時の日本の学会は少女の夢を子供の戯言だと一蹴し、追い出してしまった。
彼女は途方に暮れ、帰路に着いた。
後日に彼女はその事を親友に話すと親友は今までに見たことがないほど怒り出した。
「馬鹿なあれ程のものが認められないはずがない。諦めるな、何か・・・何か方法があるはずだ」
それから二人は認められる方法をずっと考えた。
そして日が暮れ始めた頃、親友は何か方法をひらめき彼女に語った。
だが、その方法はとんでもなく恐ろしいものであり、彼女は戸惑ったが親友がそれしかないと言うのに負けてしまいやることに決めた。
その方法はISが「現行兵器全てを凌駕する」ことを世界に認めさせるというものであり、
学会にISが発表されてから一月は経ちにそれは実行された。
「白騎士事件」
日本を攻撃可能な各国のミサイル2341発。それらが一斉にハッキングされ、制御不能に陥った。だが、突如現れた白銀のISを纏った一人の女性によって無力化された。その後も、各国が送り出した戦闘機207機、巡洋艦11隻、空母5隻、監視衛星8基を破壊することによって、ISは「究極の機動兵器」として一夜にして世界中の人々が知るところになった。
だが実際は違う。
本当であれば発射される予定のミサイルは500発であり、例え各国が軍を派遣しても無力化する程度で終わるはずだった。
だが親友がハッキング用のプログラムを改竄し、ミサイルを発射される数を増やしてしまった上、ついには各国が派遣した軍との戦闘で死傷者も出してしまった。
彼女は親友を追及した、何故そんなことをしたのかと
すると親友は
すまない。急にこの圧倒的な力でどこまでやれるか試したくなったんだ、でもいいだろこれで世界はISを認めてくれるだろうと言うだけでだった。
そして確かに世界は彼女作ったISを認めてくれた・・・彼女の夢とは違う方向で
事件から数日後
世界に向けて行われたIS発表の記者会見が行われた場にはもう未来に希望を抱いていた少女の姿はなく、代わりにすべてを諦め、絶望に染まってしまった少女の姿があった。
何故こうなってしまったかと言うと白騎士事件が起きてすぐに各国のメディアが学会の出来事を知り彼女の事を事件首謀者では?と書き立て
白騎士事件の際に殉職した軍人の遺族からは人殺しと罵りられた。
親友は守ってはくれなかった。
そして彼女はこの状況に耐え切れなくなり、心に異常をきたし変わってしまった。
これまでの純粋に夢を追い求め、明るかった性格から興味のないことには冷酷なまでに無関心な性格になってしまった。
あの美しかった少女の姿はすでになく、
これがこの世に「天災」が生まれた瞬間だった・・・
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